「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-4
* * *
「ああっ。もうダメですうっ」
またお義父さまが股縄でわたくしの敏感すぎる女芯を刺激してこられたんです。
手記を書きつづけるなんて、とても出来そうにありません。
「どうした?……あん?……その目は、もう淫らなオネダリかい?」
実は三日前からお義父さまは学界の講演会で九州に出張されていて、お留守だったんです。その間ずっと放置されていたわたくしの身体は乾ききった干し草のように燃え上がりたくて、ずっとズキズキ疼きっぱなしでした。
「お義父さま、お願いしますっ……美優は、もう我慢出来ませんっ。股縄を解いて……して下さいっ」
わたくしはパソコンの前を離れ、ガウンを脱ぎ捨てて全裸を晒し、お義父さまの足元に両手をついて懇願しました。わたくしに我慢の限界が訪れるのを、お義父さまは内心ほくそ笑みながら待っておられたんです。
「おやおや、もう限界か」
「はいっ、降参します。お願いですっ」
わたくしは出来る限り淫らな表情をして、お義父さまを見上げました。
「何をして欲しいのか、美優の口から具体的に聞きたいもんだな」
「ああ、三日も我慢していたんです……今夜もアレをして下さいっ」
「やっぱりアレか」
「は、はい……美優を狂わせて下さいっ」
「ふふっ。淫乱で欲張りなマゾ牝の嫁だな。仕方ない、股縄を解いてやるか」
お義父さまとはアレで通じるんです。
全身がムズムズして子宮のあたりがカッカと火照りかえる非合法な媚薬のことです。お義父さまとの淫戯には欠かせない強力な媚薬です。わたくしのわずかな理性も麻痺してしまうのです。わずかに残る羞恥をすっかり消し去ってくれるんです。子宮と秘唇に沸き上がる疼きが凄まじくて、淫欲と絶頂の波間に溺れてしまうんです。
一粒の飲み薬とゼリー状の塗り薬。その両方をわたくしはオネダリしました。飲み薬の効き目はすぐに表れます。目が蕩けてきて、子宮にズキンとくるほどの激震が走ります。
「あああ、お義父さまっ……」
わたくしは、あさましく蕩けきったメスの貌を晒していたと思います。大きな白桃のような乳房をお義父さまの足に擦りつけていました。
「今夜はどうされたいか、言ってみろ」
「ああっ……ち、地下室で、して頂けないでしょうか」
淫靡な空気の漂う地下室です……全身を縄でギチギチに縛られ、天井から吊り下げられた状態でいたぶって頂ける緊縛淫戯の専用ルームのことなんです。元は広々としたワインセラーだった地下室の半分を改造して、わたくしのために作って下さったのです。
天井から宙吊りにされた状態で媚薬に狂った緊縛裸体を嬲りものにされる……。
わたくしはそんな想像を巡らせるだけで、はしたないマゾ牝の欲情の虜になってしまいます。
いまだに慣れることの出来ない過酷なプレイです。痛みを通り越した全身の痺れと絶息の恐怖があるんです。意識が消えることもあります。でも、それがわたくしにはたまらないんです。滅多にして頂けないプレイです。
「二十日ぶりだな。この淫らな身体を、そんなに吊られたいか」
「どうか、お願いしますっ」
「吊られるだけでいいのか」
「あああっ。いっぱい美優のマゾ牝の身体をいじめてっ……いっぱい、美優のオマンコを使って下さいっ」
自分の口からオマンコなんて恥ずかしい言葉をこれまで滅多に使うことはなかったのですが、きっと渇き切った身体が言わせたんです。
「ふはは。なんて嫌らしい嫁だ。美優は自分からオマンコなんて言うようになったか」
お義父さまも驚いておられました。
「あああっ。ココがズキズキしてるんですっ」
股縄を解いて頂いたわたくしはお義父さまの前で猥らなM字に脚を開いて、ジンジンと疼きを孕んだ秘唇に指を這わせたんです。いつもの求虐ポーズです。クリトリスがあさましいほど勃起しているのが分かりました。
わたくしは膣穴の奥にも媚薬ゼリーをたっぷりと塗って欲しいとオネダリしたんです。
「もっと哭け。もっといい声を聞かせて、わたしをその気にさせろ」
媚薬ゼリーにまみれたお義父さまの指が、わたくしの秘唇の肉ビラを上下にしつこく擦りあげてから、ヒクヒクしているあさましい膣穴にズブッと入ってきました。
「あんっ、ん、んっ……ああっ。も、もうイ、イキそうですっ」
わたくしはどうしょうもない、はしたないマゾ牝です。媚薬ゼリーまみれの指を一本挿れられただけで目の前をチカチカさせて、軽い絶頂に見舞われるんです。
「勝手にイクんじゃないっ」
お義父さまはすぐに指を抜いて、叱りつけてこられました。
「ああっ、あっ……美優のオマンコ、止まらないんですっ」
子宮口近くの肉襞の収縮と凄まじい痙攣が起きていて、それがもう止まらなくなっていたんです。媚薬のせいでしょうか。敏感すぎる女膣のせいでしょうか。
どうしょうもない、淫乱な身体です。
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お義父さまとの背徳と退廃の世界を、これから順を追ってお話致します。わたくしの倒錯した欲情のおぞましさ、あさましさをどうか嘲笑って下さい。