「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-28
「コイツはまだ正真正銘の大学生ですよ」
「そうかいな。ますますええな。現役の学生をドマゾ調教かいな。たまらんな。ワシにもちょっとお裾分けして欲しいわ」
大阪弁のオジサマは少女の咽喉からテカテカに光っている真っ黒い肉棒を引き抜いて、わざとらしくわたくしに見せつけるのです。そして活き魚のようにビクビクと弾ませてみせるのです。
(ああっ。凄いっ……)
目が眩みそうになるほど逞しくてぶっとい肉棒でした。教授の持ちモノと負けず劣らずの立派なモノです。教授のは赤黒く、大阪弁のオジサマのは黒々としています。どちらもカチンカチンの鋼鉄のような肉棒です。
咽喉奥に含んだ時の凄まじい衝撃を思い出して、身体がザワザワとしました。
引き抜かれた少女は不満の声をあげ、肉棒の先を追いかけて、口唇を大きく開いてもう一度咥え込んでいました。
「……それじゃ、また」
教授はこんな廊下での奇妙な会話を終えられて、わたくしの剥き出しのヒップに触れながら廊下を進んでいかれたんです。
どの部屋もドアが開いたままなんです。中から女性のあさましい呻き声や鞭の音が聞こえていました。
ようやく二人の部屋に辿り着きましたが……。
二人の部屋とは言っても、教授も入口のドアを開けっ放しにしておかれたのです。いつでも、誰でも、自由に部屋に出入りがOKというサインのようです。それがこのラブホのとてもおぞましいところでした。
どの部屋にもおぞましい拘束の装置と責め道具一式が備わっているらしいのです。禍々しい部屋の雰囲気にわたくしは背中をゾクゾクさせながら、すっかり退廃的な気分に染まっていたんです。
「あああっ、教授っ。美優はもう我慢出来ません……変になりそうですっ」
わたくしは部屋に入った途端、もうキャバヒールで立っていることなんて出来なかったのです。路上での露出遊戯、カウンターの前での指戯、廊下で見た大阪弁のオジサマと少女のイラマプレイ……。
わたくしの身体には、猥らなマゾの欲情が限界点に達するほど漲っていたのです。それが溢れかえって、全身を津波のように揺さぶりたてるのです。
わたくしはたまらずに四つん這いになっていました。
「どうした、美優。そんな物欲しそうな目をして」
床に這いつくばったわたくしは猥らに剥き出しのお尻をクネらせて、淫蕩な欲情に染まった目で教授を見上げていたに違いないのです。はしたない牝犬の格好です。
「お、お願いですっ……」
わたくしはこの一言を口にするだけで精一杯でした。溢れかえる淫らな欲情が咽喉を詰まらせて、なかなか声も出せない状態でした。
「ははっ。美優が思ってることなんて、手に取るようにわかるよ。早速、その美しい顔をメチャクチャに潰して欲しいんだな?」
四つん這いになって見上げているわたくしの鼻を、教授は靴下を穿いたままの足の裏で押し潰して下さいました。蒸れた臭い匂いがたまらないんです。
何度でも言います。わたくしは醜いマゾ性癖を持った自分には相応しくない西欧の貴族のような美しい貌が嫌なのです。何もかもが整いすぎているんです。
「美優を……ああっ。今日は醜い牝豚に、して頂けないでしょうか」
わたくしは教授の足の裏に頬擦りをしながら、思いきりはしたないオネダリをしていたんです。こんなセリフを平気で口にするマゾ牝になっていたんです。
「ふふっ。人間を捨てたい気分らしいな。ゴミ箱のエサを漁るような、最低の卑しい牝豚になりたいんだな?」
「お、お願いしますっ」
待ちきれずにボディコンを自分から脱ぎ捨てていました。バストの先端の淡いピンクの勃起した乳首がビクビクッと打ち震えていました。
「じゃあ、あそこのスタンドミラーの前に行け」
わたくしは大きなヒップを目一杯揺すりながら壁際のスタンドミラーの前まで這って行って、お尻を揺らしながら教授を待ちました。