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「背徳と退廃・花嫁Mの手記」
【SM 官能小説】

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「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-17

「やけに素直じゃないか……確かに、美しい女ほど肌を露わにしたがるもんだ。男の淫らな視線を集める見世物になることが美しい女の特権であり、歓びなんだ。ハリウッド女優がレッドカーペットを尻を振って闊歩する姿なんか、まるで露出狂そのものじゃないか。目が眩むような美しさこそ、女の武器だからな」
 教授の視線がわたくしのお尻の谷間に釘付けになっているのを感じていました。
「わたしもですか?」
もっと教授に夢中になって欲しくて、少しだけお尻を左右にクネらせていたんです。
「ん?……美優、君か……君は、どうかな?」
「わたしは、女の武器を持ってませんか?」
「はは、君の身体は刃物のような鋭い武器そのものだ。自分でも分かっているんだろ」
「分かってません」

 わたくしは教授に何と言って欲しかったのでしょうか……。
 きっと辱めるような言葉なんです。美優なんて誰にも見向きもされない、淫乱なだけが取り柄の醜い露出狂だ……そんな風に蔑まれたかったような気がします。

「Shake your hips like a kinky whore!」
 おぞましい九尾鞭を手にした教授が、突然英語でわたくしに命令されたんです。
「ああっ。変態のマゾ娼婦みたいに、ですか?」
「そうだ。見世物の変態娼婦らしく、もっと媚びを売ってみせろ」

 バシーッ、バシッ、バシッ……。
 マゾ娼婦のようにクネクネと嫌らしく振っているわたくしのお尻に、教授は容赦のない九尾鞭を浴びせられたんです。
 鞭打たれる恐ろしさと惨めさに戦慄せずにおれません。
「はああっ。惨めですっ」
 それでもわたくしはお尻の乱舞を止めないで、鞭打ちされる惨めさにじっと耐えていました。

尻肉を裂かれるような痛みが走ります。更に鞭音の凄まじさがたまらない奴隷気分にさせるんです。まるで家畜のように扱われる牝奴隷にされた気分です。
バシッ、バチッ、バチーッ……。
「あああっ。か、感じてしまいますっ」
バシッ、バシッ、バシーッ……。
「鞭打ちで感じてみろ。美優なら鞭だけで、イケるはずだ」
「あひいっ。もっと……」
「もっと、何だ?」
「ああっ。もっと狂わせてっ」

 わたくしはもっと狂わせてと哭き叫ぶくらい、すでに狂っていたんです。
 尻肉を鞭打たれる度にその衝撃が背骨と骨盤に伝わり、快美な愉悦の衝撃波となって全身に響いていたんです。わたくしはその鞭の衝撃波に酔っていたんです。
 脳が灼かれる……そんな恐ろしい感覚に戸惑いを覚えていました。でも戸惑っている余裕なんて与えられません。数知れぬ鞭の雨に脳が灼かれ、狂わされていたのです。
一鞭ごとに子宮のあたりに灼熱のマグマがどんどん溜まっていたんです。

 窓ガラスに押し付けていた顔が床に着くくらいまで、わたくしは裸身を二つに折り曲げていました。高々と突き上げたお尻と谷間の秘肉を教授に見て頂くような恥ずかしいポーズを、命令もされていないのに、自分から見せつけていたんです。
鞭を振るっておられる教授の裸体を、両脚の間から股覗きしていました。
「いい格好だ。自分からそんな恥ずかしい格好になって、わたしにオマンコの穴も見られたいのか?」
「ああっ、そ、そうですっ」
 オマンコの穴と言われた膣穴からすでに透明な雫を滴らせていました。
「両手をしっかりと床に着けて、脚をもっと大きく広げろ。ガニ股だ……美優の尻に今から褒美の鞭を百発やる」
バシンッ、バシッ、バシーンッ……。

ああっ。鞭だけで……イケるものでしょうか?
 恥肉を晒す屈曲した体勢で鞭打ちを浴びるだけで二日前のような失神するほどの絶頂を味わうことが出来たなら……わたくしは間違いなく真性のマゾだと自分でも納得できるような気がしていたんです。


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