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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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聖獣師と獣戦士と村娘-4

「じゃあな、マリカ、レナードのことは頼んたからな!」
「アルテリスも、修行がんばって下さいね……父上のことお願いします」

父上とアルテリスは、伯爵領のルゥラの街へ帰って行った。

「ストラウク様、マリカ、では行ってきます……レチェも私と行くの!」

レチェは、スト様の着物に爪を立てよじのぼって遊んでいる。聖獣なんてすごいものではなくて、どう見ても、ただの仔猫にしかマリカには思えない。
レチェを抱いて、ヘレーネがマリカに小声で囁いてから、耳にふっと息をふきかけて離れていった。

「次に会うときには赤ちゃんができてるといいですね。ふふっ、では、マリカ、ごきげんよう」

マリカは、ゾクッととしたくすぐったさに、思わず手で耳をおさえて、黙ってヘレーネとレチェを送り出した。

「やはり、レナードを元に戻すには、ランベール王にかけられた呪詛を解くしかないようだな。しかし、それはアルテリスやテスティーノに任せるしかない」

マリカはレナードに憑いている護りの精霊を感じ取り視るだけでなく、意思疎通するための感応力を高める修行をすることになった。

「マリカ、今まで以上に不埒な振る舞いをすることになるが、嫌になったら、村に帰ってもかまわない」
「スト様、マリカはお慕いしておりますから、大丈夫です」

マリカの胸がトクンと高鳴る。まるで火がついたみたいに胸が熱くなった。
スト様が唇をそっと重ねてきて、マリカは目を閉じた。
ふたりで交わることが、この土地の祓いになると言われてもマリカにはよくわからない。
山の神は女神で、スト様は山の女神の力を使わせてもらうために、巫女のマリカのことを、とても気持ち良くすることが必要だと教えてくれた。
どうしてマリカが気持ち良いと山の神様の力が使わせてもらえるのかは、説明してみても難しいけれど、山の神様の力がわかるようになれば、マリカにもどうしてなのかは、あっさりわかるようになるらしい。
口の中にスト様の柔らかな舌が入ってきて、マリカの舌に絡みつかせるみたいに動く。それが急に止まる。マリカがスト様の舌に自分から恥ずかしいけど、舌を絡みつかせると、スト様も舌を動かしてくれる。今までは、スト様に身も心もゆだねて、気持ちいいと思っていればよかったけれど、自分からもスト様に気持ち良くなってもらえるように、恥ずかしいことをしていかなくてはならないみたいだった。
こうしてほしいってマリカが待っていると、スト様は動きを止めてしまう。

「マリカ、どこをどうしてほしいのか、自分の口から言いなさい」
「お、おっぱいを……あの、さわってほしい……です」
「さわっているよ。手のひらをのせた。私の手のぬくもりを感じるか?」
「あったかい感じ」
「このまま朝まで、手をのせたままでいることもできる」
「スト様、おっぱいを……ん、ああっ、恥ずかしい……言わないとダメですか?」
「なら、ずっとこのままだな」

揉んで下さい、乳首を吸って舐めて下さいとマリカは口に出して言うのに、少しずつ気持ちが慣れてきているのが、はしたない気がして、気持ち良くなりたい淫らなことをいっぱい考えていることに自分でも、ちょっと驚いてしまった。
スト様が、一気に押し込むどころか、先っぽをわずかに当てがったまま、軽く入口に擦りつける動きだけを繰り返された時には、とてもじれったかった。
でも、それだけでクチュクチュと湿った音が聞こえてきて、マリカの股間のあたりがひくひくしているのもわかった。おっぱいの先っぽで乳首も痛いぐらいになていた。

「スト様、お願い、マリカの中に、スト様のを、入れてっ!」

マリカの両脚をスト様がグイッと押し開いて、力強く押し込んできた。思わず両脚が痙攣して、息が上がって、マリカは顔を振りながら、よがり泣いてしまう。スト様は激しく突き上げてくる。突き上げられるたびに、マリカは乳房のふくらみも敏感になっている先端も揺らされ、わずかに肌が風にさらされているような感じも心地良かった。
もうあまり乱れないようにこらえようとか、恥ずかしいと考える余裕もない。

「マリカ、すごく中が締めつけてきているよ」

そう言われた瞬間、マリカが考えたわけじゃないのに、思わずを弓なりに体を反らしてのぼりつめた。

「んああぁっ、止まらないっ、ああっ」

絶頂の快感の波が体を駆け抜けていく。そのたびにマリカは、唇を開いたまま、何度も背中をのけぞらせていた。
スト様はまだ甘く痺れて震えているマリカの中にあるものを、大きく動かした。

「んあっ、まだイッてるの、あぁん!」

絶頂が終わらないうちに、新たに突き上げられて、さらに快感が強まり、自分の体が自分の意思とは離れている感じで、ただ強烈な甘い痺れにまたのぼりつめてしまう。

「あ……私、どのくらい眠ってました?」
「そんなに長い時間じゃない」

マリカが気づいた時には、中からぬるぬるとしたスト様のものが溢れていて、スト様が中に出したのがいつか、マリカはわからなかった。

「自分の体が空っぽになったみたいに、何もわからなくなっている時も、マリカの中は搾り取るみたいに反応していた。心に体が従っているのではなく、体に心がほどかれたのはどんな感じかな?」
「頭の中、真っ白になってました」
「その感覚を交わってないときに自分の思いどおりに引き出せるようになれば、感応力は上がる」
「えっ、そんなことしたら、体が感じて動けなくなってしまいませんか?」
「感覚だけだよ、一緒に体もつられていたら、そうなるだろうな。でも、心をうまく、快感でほどくことができてよかった。今までの交わりでは、体は心で動かしているだけだった。マリカ、心まで全部ゆだねてくれてありがとう」

頭を撫でるとスト様が、唇を軽くチュッと重ねてくれた。もう身も心も乱れきるほど絶頂させられ、マリカはとても愛されている感じがした。


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