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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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世界樹の乙女-7

「オーグレス、とても逞しい体をしてるけど、女性だということを僕に隠さなくてもいい。素敵な女性だよ。それに、このダンジョンで、僕の戦闘訓練につきあえるのは君だけだよ」
「そ、そうか。うん、御主人様、私、交尾するのは、は、は、初めてだから」
「緊張してるんだね。可愛いな」
「え、私、か、可愛いなんて誰にも言われたことないよ。う〜っ」

照れて顔を真っ赤にしているオーグレスは、つり目だが、目尻だけ少しだけ下がっていて、鼻筋も通っている美しい顔立ちといえる。普段が強気で腕っぷしの強い分、ベッドで恥じらっている様子との差が大きく、マキシミリアンは、オーグレスを、とても可愛いと思う。

「ん、ちゅ……ふっ、んん……」

緊張をほぐそうと、マキシミリアンは何度もキスをした。オーグレスも真似してキスを返してくれるがぎこちない。

オーグレスの首筋や引き締まった腹部などを撫で、また唇と舌先を這わせ、マキシミリアンは丁寧に愛撫していく。
脇の下までマキシミリアンは舐めた。オーグレスはくすぐったいと言いながら、身をくねらせて、ふたりで笑った。

「うん、オーグレスは笑っているほうがいい。すごく可愛い」

それを聞いてオーグレスの頬がまた、かああっと火照る。
少しずつ緊張が解けてきたのか、オーグレスの体から力が抜けてくる。
むっちりとした乳房を愛撫しながら、再びキスをかわし、空いている手で首筋をなぞり、きゅっと上がったお尻を少し強めに揉んだ。
ぞくそくぞくっと、オーグレスの体が震えた。体が興奮や快感で熱くなってきているのか、ふれた肌がしっとりとわすかに汗ばんでいる。

「あっ、そこ、そんなにされたら……んぁっ、あ、ああっ、変な感じになって……ふあぁっ……」

硬く尖った乳首を指でつまみ、くにくにと弄るとオーグレスの唇から甘い声がこぼれ、耳まで真っ赤にして羞恥に震えている。

「これが、オーグレスの……」

戸惑っているオーグレスを無視して、マキシミリアンはオーグレスの両脚を開くと、鼻先をつっこむようにして、オーグレスの股間の秘裂を舐めあげた。

「んぅっ、あっ、そんなところ、汚いから、んはっ、だめ、あ、だめぇ……」
「汚くないよ、それにされると、気持ちいいんだよね、どんどんあふれてきてるよ」

オーグレスのわれめから、舐めても舐めても愛蜜がどんどんあふれてくる。
マキシミリアンはぴちゃぴちゃと音を立て、愛蜜を舐め取り、吸い上げる。

「んあぁ……あぁっ……ぞくそくして、中まできゅっとなって……体が熱くて……んっ」

(もうこれで挿入できるかな?)

マキシミリアンはそう判断して、顔を離した。オーグレスが、息を乱しながら紅潮した顔をマキシミリアンに向ける。

「わっ、おでこにもうひとつ目が!」
「え、ああ、これ。すごく怒ったりすると開くんだけど、今みたいにすごく興奮したりしても開くみたい」
「うん、それも赤い瞳だね。それはよく見えるの?」
「あまり見ちゃだめ、恥ずかしいから」

オーグレスは、マキシミリアンの視線からおでこを手でさえぎる。

(怒った時も、おでこの眼が開くのか。覚えておこう)

仰向けで、マキシミリアンに両脚を開かれた姿勢のオーグレスは、勃起した先端をわれめに当てられると、3つの目をぎゅっと閉じて、一瞬、体を強ばらせた。
だが――。

「御主人様のそれ……私の中に入れて」

オーグレスは不安に震えながらも、マキシミリアンに微笑した。
マキシミリアンはうなずくと、そのままゆっくりと腰を押しつけていく。膣洞を広げながら、先端が膣内へ入っていく。
途中、わずかに引っかかりをマキシミリアンは感じた。

(ん、これは処女膜か。オーグレスには人間と同じように処女膜があるのか。だとすれば、ゆっくりより一気にしたほうがオーグレスの痛みは短いだろう)

腰に力を入れると、狭い膣洞を広げながら、ひと息に深くつながった。

「あくっ、ううぅっ!」

眉根を寄せ、唇を引き締めてオーグレスは苦痛のうめきをもらす。つながっている部分からは、破瓜の血が混ざった愛蜜がにじんでいる。

「はうぅぅ……あ、くっ……!」

オーグレスは痛みからか、体が小刻みに震えていた。

「痛いよな。ごめん、処女膜があるとは入れるまで知らなかった」
「はぁ、はぁ、痛いけど、御主人様とつながった。うれしい」

マキシミリアンは、魔力を股間のものに集中した。オーグレスの処女喪失の痛みを和らげるために。

「う、あ……あふっ……おなかの中がじんじんして……あ……ん」

マキシミリアンはゆっくりと腰を引き、そして再び奥へ突き入れる。
初めての肉棒を受け入れたばかりの膣洞は、まだほぐれておらず、痛いぐらいに締めつけてくる。たっぷりとした愛蜜で濡れているが、これではすぐに出てしまいそうだった。

「はぁ、はぁ……おなかの中で、熱いものが、動いて……んっ……これが、御主人様のものなんだね」
「ああ、オーグレスの中も、すごく熱くなってるよ」
「んあっ、御主人様も、気持ちいい?」
「うん……気持ちいいよ」
「んっ、あぅっ……よかった……あぁっ」

マキシミリアンはオーグレスの上にかぶさり、腰を使いながらキスを交わした。挿入されたものと、キスをしている唇や舌先から魔力をオーグレスに流し込む。
オーグレスはマキシミリアンを抱きしめて、甘いあえぎをこぼし始めた。

マキシミリアンが射精した時のことを、オーグレスはおぼえていない。ただ、ひたすら気持ち良くて、快感が嵐のように過ぎ去った。オーグレスが気がついた時にはすでにマキシミリアンは添い寝するように、隣で寝そべっていた。

オーグレスはマキシミリアンを愛しく感じて、そっと抱きついたまま、熱く痺れるような、それでいて胸が切なくなる快感の甘美な余韻に酔いしれていた。


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