未亡人との歪な関係G-3
佳織は、酔っ払って冴子は全裸で寝てしまったのだと悠斗には説明していた。
嘘をつく必要はなかったのかもしれないが、殊更、誰かと、いつ関係を結んだことを言う必要はないだろう。
佳織も、いつ冴子と寝たのかを悠斗に聞きはしない。
そんな風に、それは悠斗と佳織とにいつの間にか出来たルールだ。
「ぅん……寝起きで……よくわかんな…いけど、嫌じゃない…よ。二人とも好きだもん。門井くん……佳織さんの前で、あたしとしてくれるの…?」
「いつも言ってますけど。飯塚さんとのセックス、断る人いるんですか?」
「確かに。
男なら、こんないい女断れないよね。ふふ、昨日は冴子さん、あたしに気を遣って、悠斗くんとさせてくれたから……みんなで気持ちよくなりましょう?」
佳織は再び、冴子に口付けをする。冴子は佳織の背中に手を回して、その唇を吸った。
悠斗はその光景に我慢ができなくなり、自らの服を脱ぎ切ると冴子の胸に両手で触れる。
「ん、う、んんっ」
突然の甘い刺激に、キスをしながら冴子は声を漏らす。
「佳織しゃ、ん、気持ちいい…。もっと、ちゅーして」
「ふふ、甘えん坊さん」
「だって、佳織さんのくちびるも、舌も、きもちいいよ?やわらかくて」
昨晩何があったのかわからなかったがーーこの一晩で冴子を陥落させたと言っていいほどの佳織の包容力に、悠斗は感服せざるを得なかった。
普段の冴子の仕事ぶりは非常に真面目で、自分を含め、後輩や他の同僚にも隔てなく接してくれることがこの約一年で、悠斗にはよくわかった。
一方で、セックスの時は甘く、自分のことを溶かしてくれる。
こんなにも真面目で、オンオフがはっきりとしていて、竹を割ったような性格の冴子が信頼を置いて、甘えているのだ。
頼られることはあっても、なかなか自ら甘えることのない冴子がーー
佳織を取られたような嫉妬心を抱く以前に、冴子が全てを預けてしまうような佳織のありように感服せざるを得ない。
「ふふ、嬉しい。でも、あたし……わからないから、気持ちいいところ教えて頂戴」
「ーー俺が、教えるよ」
咄嗟について出た言葉だった。
「んん、あぁうっ」
悠斗は冴子の脚をM字に開かせていきなり唇を寄せる。
佳織の体をぎゅっと冴子は力強く抱きしめた。
「ま、待って、いきなり、それ嫌…!」
悠斗は冴子の尖りきった肉芽に舌を這わせて、舌の腹でぎゅっと押してやる。
「や、やぁん、それすぐいくっ、門井く…んっ」
「佳織さんの前だから恥ずかしいの?」
「やだっ、門井くんっ、そんな、すぐいっちゃ……うっ、ぁああっ、わかっ、てるくせにっ…バカっ…!」
悠斗はそんな冴子の言葉を気にせず、冴子のそこに舌を強く押し当て続ける。
佳織は冴子をさらなる高みへ導くため、冴子の右の乳頭に唇を押し当て、じゅるじゅると音を立てながら吸ってやる。
「両方、一緒、や、っん、舐め…ないでぇっ」