第二十九章 赤い血-1
第二十九章 赤い血
『お前は淫乱な女だ・・・』
男が笑っている。
後ろから、マチルダの豊満な身体を抱きかかえながら愛撫している。
「いやっ、いやぁ・・・」
マチルダは抵抗しながら、悲鳴を上げている。
だが男の力は強くビクともしない。
ドレスの裾がはだけ、花園が露わになる。
「んっ・・・くぅっ・・・ああ、あふぅっ」
男の手が伸びると悲鳴が溜息に変わった。
「いやっ・・・・い、い・・いやぁ」
男の指が中に入ってくる。
ゴツゴツした感触が電流と作っていく。
「あっ・・・くぅっ・・・んっ・・んっ」
マチルダの声がリズムをおびていく。
『どうした・・・感じてるじゃねぇか?』
男の生臭い息が耳元で踊る。
「あうっ・・・んふっ・・・ふぅー・・ん」
白くなっていく。
思考が消えていく。