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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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操り人形-7



『あ〜、そうかあ。あそこでなっちゃん≠ェ待っててくれてる気がしたんだあ』

『ホントに大・大・大親友なんだねえ〜?ボクも思わずもらい泣きしそう』


最低な男共は、彩花のデリケートな想いまで踏み躙って笑う。
哀しみの涙がよく似合う悲劇の美少女を、夏美以上に虐めてやるのだ。
ブリーフの前みごろは先端の造形を露わにするほどに突き上げられ、その山頂には悪臭を放つ染みが出来ていた。
それは全員が等しく見せている、まさに醜態である。


『イヒヒ!なっちゃんが体当たりで挑んだ[フレッシュオマンコ・夏美]を観せてあげようか?もちろん編集無しのモザイク無しのフルタイム動画だよお?』


佐藤はノートパソコンを持ってくると、夏美のDVDを挿れて起動させた。
『レイプした』という言葉だけでは伝わらない真実の光景を、親友の眼に直視させてやろうというのだ。


『ほら彩花ちゃん、画面になっちゃんが映ったよお?』


[卒業]をテーマにした某アイドルグループの曲が流れてきた。
音痴の大合唱が繰り返す「さよなら」は、無慈悲な「さよなら」に打ち拉がれている今の彩花を嘲り笑っているに等しい。

フラフラと泳いでいる目は力無くノートパソコンの画面を捉え、そして再び視線は下を向いてしまった。


(……なっちゃん…ッッッ)


……静止画のタイトル画面。
グワっと口を開けた夏美の泣き顔がドアップで映っていた。


「助けて!」


耳には聞こえていなくても、確かに彩花には届いていた。
何度も何度も……俯いても夏美の《あの顔》は消えず、痛切な悲鳴が響き続ける……。


『顔を上げてよ彩花ちゃん。イヒッ!?オールプレイで観ちゃおうねえ〜』

「ッッッッ!!!」


本当に楽しそうな声が正面から聞こえてきた。
まるで警戒心すらなく近づいてくる男の姿が視界の隅に現れ、しかも易々と夏美と同じ運命を辿らせられるという余裕だけを放っている……。


『ぐあ"…ッ!!??』


突如として佐藤の身体は崩れ落ちた。
ヨロヨロと後退しながらヘナヘナと情けなく膝を付いたその左太腿には、彩花が履いている紺色のソックスの生地の凹凸が残るほどの赤い痣が刻まれていた……。


「……このッ……こッ…この変態オヤジぃッ!!!」


風花はもちろんのこと、男共も驚きを隠せなかった。
数秒前の記憶を辿れば、スゥッと彩花の右膝が持ち上がった刹那、長い右脚は弧を描いて佐藤の左太腿に鋭く打ち込まれていた。

そして今の罵倒である。

かずさの雰囲気を纏う美少女は、その身体が研鑽されてきた一級品であると今の《一撃》で表してくれた。
もしも両手吊りをしていなかったら、佐藤は更なる追撃を受けていただろう。
数年前、かずさに叩きのめされた変質者のように……。


「なっちゃんを返せ!い、今すぐに返せえッ!!」


彩花の悔恨には、もう一つ理由があった。
あの日、もし自分が一緒に居たなら夏美を守れたかもしれない……というものだった。

父親が空手道場の師範代という事もあり、物心ついた頃から空手を身につけていた。
かずさのようにフルコンタクトの試合に出た事はなかったが、突きや蹴りの鋭さや力強さは、父親の贔屓目を差し引いても素晴らしいものがあった。


「背中丸めてんじゃないわよバカッ!!さあ来なさいよ……次は脚をへし折ってやるからッ!!」


彩花は便所虫のように丸まる男を睨み据えた。
たった一発の蹴りで蹲る貧弱なオヤジの分際で、よくもあんな態度≠とれたものだ。
よくも夏美にあんなコト≠してくれたものだ。

脚を折るだけじゃ済まさない。
腕を折り顔面を砕き、汚物の塊が生えた股間を粉砕してやらねば収まらない。
いや、夏美を《あの日のまま》で取り返さなければ、この気が狂いそうなほどの怒りは収まりようがない……。


『痛ったあ〜……ボクって最近ヤラレキャラになってない?全くもう……』

「ッッッ!」


蹲る男に気をとられていた彩花は、両手を吊っている枷が手首に食い込んでくるのに気づいた。
弱いから徒党を組む卑怯者の男共……ジャラジャラと騒ぎながら鎖の輪を回す男のせいでチェーンブロックは彩花の身体をジワジワと吊り上げていき、程なくして彩花は爪先だけで立つ事を強いられてしまった……。


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