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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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山口不動産-4

銃撃事件の現場の事務所は、まだその記憶を生々しく思い出させるだけの傷跡が残っている。現場にいなかった白澤はその現場の酷さに驚くと言うよりは、銃撃戦で恐怖を味わった社員に対しての慈悲の年を抱いているような表情に見えた。2人を出迎えたのは松永佳子と言う品の良さそうな女性であった。清楚な美魔女と言ったところか。きっと若手からベテランまでの男性社員みんなから好かれているんだろうな、そう思った。

「ご苦労さまです。総務の松永佳子と申します。まだ全然片付いていませんが、申し訳ございません。」
華英はあの現場を知っているだけに修復には相当時間がかかる事は理解出来た。
「いえいえ、お仕事の邪魔をしてしまいこちらこそ申し訳ございません。」
そう言って頭を下げた。その時、白澤がクスッと笑ったような気がした。
「さ、どうぞ。」
「失礼します。」
「今、お茶をお持ちしますのでお座り下さい。」
「あ、どうぞお構いなく…」
遠慮する華英に爽やかでおしとやかな笑みを浮かべてお茶を準備しに行った。

ソファに座る華英と白澤。すると華英が聞いた。
「さっき白澤さん、笑いませんでした??」
何で笑ったか気になった。
「あ、気付かれました??いや、三島さんは、話ではかなりのお転婆娘だと聞いていたんですが、言葉使いや素行とか、ちゃんとやろうと思えば出来る子なんだなって思って。イメージと全然違うからおかしくなっちゃってね。」
「もー!私だっていつも破茶滅茶やってる訳じゃないんですからねー?」
「ハハハ、ごめんごめん!でもどっちにしても根はいい子だって言うのは分かるから。」
「もー!」
微妙に褒められたようで照れてしまった。

「お待たせしました。」
佳子がお茶を配り席に座る。
「ありがとうございます。」
お茶を一口口にする。まずは世間話をしてから本題に入ろうと思ったが、事務所の修復をしている佳子の時間を無駄に奪うべきではないと考えた華英は早速本題に入る。
「松永さんはこの山口不動産、長く勤務されているとお聞きしました。」
「ええ、高校を卒業してすぐ就職して、ずっとこの山口不動産に勤務しております。先代には大変お世話になって、家にも良くお邪魔させていただきました。社長がまだ小さな頃から良く遊んだりもしていましたから、弟のような、息子のような、そんな感じです。あ、でも息子のようだって言ったら先代の奥様に怒られちゃうかも知れませんね。あ、でも先代とはやましい関係は一切ありませんからね?奥様こそ私の母のような存在なので。家族ぐるみのお付き合いをさせていただいてます。」
それが佳子が、数年前に山口不動産が若返りをはかった中でも在籍した理由か、そう思った。


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