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re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

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幸せとタブー。-9

「先生、お待たせ♪」
部活を終えた修が校門を出て少離れたいつもの場所で待つ芽衣の元にやって来た。
「お疲れ様♪」
どんな顔を修に見せればいいか悩んだが、急によそよしい態度を取ったら修を傷つける事になる。高梨くんは何も悪くない…、そう思う芽衣はいつもと変わらぬ笑みを浮かべ修を迎えた。

何気ない会話をしながら芽衣は、修に自分の気持ちをどう伝えようか考えていた。しかしどう切り出していいか分からず、いつものように芽衣はアパートに迎え入れてしまった。
(今日だけ…、今日で終わりにしようかな…。いえ、ダメ…。もう関係は断たないと…)
今日だけ、その甘えてしまうときっとずるずる行きそうな気がする。もう修を誘惑するのは止める、そう心に誓った。

(でもどうしよう…。迫られたら私、拒めないかも…)
自制は出来るが、向こうから迫られたら拒める自信はなかった。もうテレビを見ながら何気なくオッパイを揉んできて、すんなり受け入れる仲だ。いきなりズボンを脱いでフェラをお願いされてもおかしくない。そうなったら自分はキッパリと断れる自信はなかった。
どうしよう、そう悩んでいると不意に修が話しかけて来た。
「先生、どうかした?」
ドキッとする芽衣。
「えっ…!?う、ううん?何でもないよ…?」
自分でも違和感ある笑みを浮かべてしまったのが分かる。修にもきっと伝わってしまっただろう。芽衣は思わず俯いてしまった。

「先生、もしかして俺が負担になってますか…?」
思いもよらぬ言葉に芽衣は驚く。
「そんな事、全然ないよ!?な、何で…?」
修はいつになく真面目な顔で答えた。
「もしかしたら俺との噂が学校に伝わって、先生苦しんでるんじゃないかって…。もし先生が俺のせいで苦しんでるなら…俺…」
苦しそうな様子を見せる修に芽衣はもっと苦しくなる。
(わ、私、なに高梨くんを苦しめてるの!?高梨くんにそんな事言わせるなんて私、最低じゃない…)
自分の都合で招いた状況を修に責任を感じさせてしまい、自分に憤慨する芽衣。
「高梨くんは何も悪くないの!悪いのは私なの…」
芽衣の目から涙が溢れる。
「せ、先生…?」
「ご、ごめん…。ごめんね…?」
芽衣は涙を拭い、昂った自分の気持ちを必死で落ち着かせようとする。
抱きしめられたい、高梨に抱きしめられたい気持ちの芽衣だが、いつもならきっと抱きしめてくれるであろう修が抱きしめて来ないのは修の優しさだと感じた芽衣であった。
(しっかりしなきゃ…)
芽衣は呼吸を整え、ゆっくりと顔を上げた。


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