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re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

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幸せとタブー。-10

「私ね、小さな頃から先生になるのが夢だったの。だからこの教育実習が楽しみだったし、実際教壇に立って授業が出来て物凄く嬉しかった。緊張もしたけど、授業中、高梨くんの顔を見ると落ち着いてなんとか授業する事が出来たの。私、高梨くんとここまで仲良くなれた事に後悔はないの。むしろ感謝してる。でも、他人から見れば教育実習生が未成年の中学生と関係を持つ事って教育上、良い事じゃない。大人の私が中学生に性の手解きをするべきじゃないの。それが世論だし正しいと思うの。ごめんね?私がしっかりしてなかったから高梨くんを巻き込んでしまって…。私は先生になる為に、もう二度と高梨くんを惑わせてはいけないって思ったの。それにこんな事がバレたら私はきっと先生にはなれない…。だから自分の都合で本当に申し訳ないんだけど、もうこれまでの関係を終わりにしなきゃって思ってる…。自分の夢の為に、自分から誘ったくせに自分から関係を終わりにしたい…、私はそう言う勝手な人間なんだってつくづく思った…。」
芽衣は俯き気味にそう言った。修の事を傷つけないか、怒らせないか、芽衣は物凄く心配だった。が、修は全然冷静だった事に芽衣は驚いた。

「先生ってホント、優しいね。」
「えっ…?」
目を丸くして顔を上げる芽衣。
「先生は俺の事を誘ってなんかないじゃん。俺が先生にお願いした事を受け入れてくれただけじゃないですか。」
「ち、違うの。私が思わせぶりな態度をとったから高梨くんは…」
修は頭を横に振る。
「先生、本当はエッチな事、あまり慣れてなかったですよね?」
「えっ…」
「先生は一生懸命に歳上の経験豊富な女を演じようとしてくれましたよね?俺が色々お願いするから、その都度いっぱいいっぱいになりながらも俺をリードしてくれてたの、分かってますから。そんな先生についつい甘えちゃって色んなお願いをしてしまいました。ゴメンなさい。でもそんな先生が嬉しくて、最近は先生と一緒にいるだけで俺は楽しく思えて来ました。何もしてくれなくても、今なら俺は先生の事が好きです。先生は自分だけ悪者にして俺を傷つけないよう気を使ってくれたんですよね?さっきの言葉。俺、知ってますから。先生は自分を犠牲にしてまで他人の為に親身になってくれる人だって。」
「高梨くん…」
「だから先生はいい先生になれると思います。てかなって欲しい。その為にもう俺らの関係を終わりにしなきゃならなくても、俺は受け入れます。そして先生のことだから、俺の心配もしてくれてるんでしょうから、そんな先生の気持ちに俺は答えたいです。」
「高梨くん…」
自分を理解してくれていた修に芽衣は涙が止まらなかった。もし何のしがらみもなければ年齢の差も全てを超えて修を愛してしまっただろう。この時初めて気がついた。芽衣は中西先輩の面影を追ったのではなく、正真正銘、修を愛していた事を。芽衣の胸は激しく締め付けられるのであった。


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