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女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

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キミにいいもの見せてあげる-1

 週が明けると、夏休みも近づいてくる。

 月曜日は、とりあえず何事も起こらなかった。ただ、みさきはまたいつ呼び出されるのかと怯えながら過ごすばかりだった。連日でないのは、瑞華たちがそこまで暇ではないのか、それとも別の思惑があってのことなのかはわからないが、事があれで済んだわけではないのは確かだから、不安から解放されるわけもなかった。

 そして翌火曜日の昼休み、朝菜から告げられた。
「今日の放課後水泳部室。わかった?」
 相変わらず呼び出しを伝えるのは直接、口頭だった。

 みさきもスマホは持っているが、もし瑞華たちにそれを知られ、連絡先を教えさせられたらもっと恐ろしいことになるのは容易に予想できた。
 新東中では学校にスマホを持ってくることは禁止されていないし、休み時間の使用も認められている。授業中に使ったら即没収され、最初は3日間、次からは1週間返してもらえないという校則があるだけだ。それで御用になる生徒が稀なのは、忠実に校則を守っているためなのか、うまく教師の目を盗んでいるのかは定かではない。
 だがみさきは真面目なのか、スマホで頻繁に連絡を取り合うような友達が校内にいないせいか、基本的に学校にスマホを持参することはない。それで、瑞華たちにはスマホどころかガラケーも保有していない―親が持たせてくれない―ことにしておき、それでともかくも通っている。

 呼び出しを断るわけにもいかないみさきは、言われたとおりに部室に足を運んだ。

 彼女は入るなり、待ち受けていた瑞華たちに取り押さえられて制服を脱がされ、ブラジャーとパンティだけの姿にされてしまう。
 それを見た朝菜が呆れるように尋ねる。
「あんた、下着、白しか持ってないの?」

 新東中には下着の色を指定するなどというブラックな校則はない。だから他の色や柄の下着を着けている女子生徒も少なくないのだが、みさきはまだ下着でおしゃれをしようなんて考えたこともない。母親のいないみさきは中学生になってから下着はもっぱら自分で買っていたが、シンプルな白以外のものを求めようなど思いもしなかった。
 みさきは黙って頷いた。

「そんなんで男を誘惑しようなんて、呆れるったらありゃしない。だから、今日はね」
 瑞華は蔑みの言葉を浴びせかけると、ドアノブに手をかける。
「そのまま、ここで待ってなね」
「今日は顧問が出張で練習は無いから、誰も来ないと思うけど」
 こう言い残すと、連中は揃って部屋を後にした。

 みさきは下着姿にされたまま、部室にひとり残された。逃げようと思えば逃げ出せるが、女の子がこんな恰好のまま外に飛び出すことなんて出来るわけがない。制服は瑞華たちに持ち去られてしまったのだ。
 どうすることもできないまま、今度は何をされるのだろうと、彼女は待つしかなかった。

 練習は無いとは聞いたが、他の誰かが入ってきたらと思うと恐ろしく、内から鍵をかけておいた。
 やがて、瑞華たちが戻ってきた。鍵がかかっていることに気付き、ノブをカチャカチャと回すのが聞こえる。
「鍵かけてんの? 開けなって」
 ふとこのまま籠城するという考えが浮かんだ。だが奪われた制服を返してもらえなければいつまでも外に出られない。だいたい合鍵は公江が持っているのだから、どうせ開けられる。それに、下手に逆らったら恥ずかしい写真を拡散されることを思うと、とてもできない話だった。
 やはり鍵を開け、迎え入れるしかなかった。


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