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女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

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泳ぐ裸身-4

「じゃあ、泳ぐよ」
 瑞華が本番の始まりを告げた。
 みさきとしては、むしろ早く水に入りたかった。水中の方が裸ははっきり見えにくくなると思ったからだ。そうして片手で股間を隠しながら足先を水につけようとした彼女を、瑞華は制止する。

「あ、待ちな。ここから飛び込むのよ」
 そう言って、プールのいちばん右の飛び込み台を指さした。そして、指示を出す。
「まあ、平泳ぎと背泳ぎだけでいいからね」
 運動は得意でないみさきだが、一通りの泳法ぐらいはどうにかできる。だがその二つが、特に恥ずかしい泳ぎ方になることはすぐにわかった。

「じゃあ、位置に就いて」
 飛び込み台の上に立ったみさきに、水泳部長の公江が指示した。
 そうして飛び込みのために身をかがめれば、全裸では後ろから性器もお尻も丸見えになってしまう。連中の視線がそこに注がれるのは、ひしひしと感じざるを得ない。今までこのアングルで見られたことはなかったから、新たな恥ずかしさが少女を襲った。
 それを見越して、公江も瑞華もなかなかその次の指示を出さず、この状態に留め置いた。

 恥ずかしさに耐えかねて、クラウチングの姿勢のままみさきの裸身がぶるぶると震え出した。
「あーっははは!」
 その様子を見て、一同は後ろから嘲笑を浴びせ、さらなる羞恥を煽ってくる。

 いよいよ矢も楯もたまらなくなったみさきは、指示を待たず、半ば投げやりになって水に飛び込んだ。こんな状態の上、もともと運動神経もあまり良くないみさきだから、フォームはお世辞にも良いとは言えない。特に水泳部長の公江が見れば笑えるような代物で、腹をしたたか水面に打ち付けてしまった。

「しょうがないね。じゃあ平泳ぎ!」
 呆れながらプール横に移動した公江が指示すると、みさきは仕方なしに、その通りに泳ぎ始めた。

 水泳帽も用意していないから、長い髪ではとにかく泳ぎにくい。ゴムでまとめてもいないのだからなおさらだ。
「はーい、足はもっと大きく掻く!」
 かなりぎこちないフォームで泳ぐみさきに、プールサイドから公江が声をかけてくる。平泳ぎでは足を掻くたびに、性器もお尻も丸見えになる。連中の視線は、いやでもそこに感じざるを得ない。

 それでも懸命に泳ぐみさきに、後ろから飛び込む音が聞こえた。同じコースの後ろに、瑞華が入ってきたのだ。
 瑞華はみさきの真後ろを泳ぎ、彼女が足を掻くタイミングに合わせては顔を出して、そのたびに露わになる恥ずかしい部分に視線を注いだ。

 みさきには後ろは見えないが、そんなふうにされていることは、泳ぎながらひしひしと感じざるを得ない。思わず手でお尻を隠したくなるぐらいだ。
 ようやく反対側に着いてターンする時、これまで後ろに瑞華がついて来たことをはっきり確認した。瑞華はいったんコースを外すと、みさきが横を泳ぎ過ぎるのに合わせて元のコースに戻り、往路と同じように後ろからみさきの股間を観察しながら泳いだ。

「じゃあ、次は背泳ぎね」
 恥ずかしさに耐えつつ平泳ぎでの往復を終えると、公江がすぐに次の泳ぎを指示する。体力の乏しいみさきは、平泳ぎで一往復しただけでもかなり疲れるのだが、休む間も与えてくれない。

 背泳ぎは、平泳ぎ以上に恥ずかしかった。仰向けで、胸もワレメも正面から晒したまま泳がなければならないのだから当然だ。さっきは後ろを泳いでいた瑞華も、今はプールサイドに上がって、じっくりと彼女の痴態を観察している。一同の視線を泳ぎながらまともに受けなければならない上、朝菜がスマホを向けて一部始終を動画に撮っているのまで目に入るから、いよいよ屈辱も増す。

 やっとのことで往復を終えた時には、泳ぎの疲れに神経の消耗まで加わって、みさきはすっかりぐったりとなっていた。彼女の体力の限界を気遣ったわけではないだろうが、これでもう十分だと思ったのか、瑞華は告げた。
「あ、もういいから、上がりな」
 水に入っていれば裸身はまだ見えにくい。ようやく屈辱の全裸水泳は終わったとはいえ、水から出るのは、みさきにはやはり恥ずかしかった。
 それでも、おずおずとプールサイドにあがるみさき。

 濡れた白い裸身が、昼下がりの夏の日差しを反射してキラキラと輝く。
 本当なら、それは芸術的ともいえる、たとえようもなく美しい少女の裸像に違いなかった。
 見るべき人が見れば、その美は神々しさすら感じ取ったことだろう。舞台をプールでなく泉や小川に移せば、神話の女神かニンフにでも見えそうなぐらいだった。そういう絵画の画題としても相応しいものだ。
 だが瑞華たちでは、それに気づくべくもない。

 水泳のために何も用意してきていないみさきは、タオルすら貸してもらえない。それで裸身を隠すこともできないし、濡れた髪やからだを拭くこともできず、手で拭うぐらいしかできなかった。
そのまま、再び全裸で、部室まで歩かされた。彼女のからだから滴り落ちる水がコンクリートの通路を濡らし、辱めの象徴でもあるかのように軌跡をつくる。
 幸い、中に入るまで瑞華たち以外の誰にも見られることはなかった。

 みさきは心身ともに疲弊しつくし、息も絶え絶えだった。ぐったりと床に座ると、汗拭き用のタオルぐらいは鞄に入れてあったから、それを取り出してともかくも濡れたからだを拭いた。
 そんな彼女を見下ろすように、瑞華が言い渡す。
「まあ、今日はこの辺で終わりにしておくけど、あんたの罪の償いは、これぐらいじゃとても足りないからね」
 こんな日々が、いつまで続くのだろう……絶望的な気分に見舞われながら、ともかくも服を着た。

「最後に、今日の総集編」
 瑞華は朝菜から手渡されたスマホを手にすると、全裸水泳の模様を撮った動画を、みさきの目の前で再生してみせた。
「ひっ、いやぁっ!」
 追い打ちをかけるような辱めを最後に受けて、みさきはこの恥辱の場を後にした。 


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