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「罠 (童貞詐欺)」
【熟女/人妻 官能小説】

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L平井加寿美35歳-1

父に呼ばれて書斎に入る。
「東大受験までもう2年ほどしかない。
大丈夫だとは思うが念のため勉強に集中できる環境を作ってやるのが親の務めだと思う。
そう明日香に諭されて俺もそう思った。だからお前に一人暮らしをさせようと思う。
東灘に1DKのマンションを借りておいたから早急に引っ越せ。」
明日香が身の危険を感じて知恵を絞ったのは明らかだ。
「うん。父さんありがとう。明日にでも引っ越すよ。」
そう答えながらいつかその部屋に明日香を引っ張り込んでやると決意する。
住んでみると学校は近いし静かでいい環境だ。
築3年の部屋も明るくて清潔だ。両隣の部屋には母の用意した粗品をもって挨拶した。
隣りの奥さんを見て震えるほど興奮し征服欲がむずむずと湧きあがる。
ジーンズにTシャツというありふれた部屋着だが翔にはそのナイスバディが透けて見えた。
年齢は20代でも通るほど若々しいが息子が中二だというから30代半ばかも知れない。
「隣に越してきた松崎と申します。灘高の一年生で一人暮らしです。」
奥からご主人の声が聞こえる。「加寿美。入っていただきなさい。」
40歳がらみのご主人と奥さんを前に隣に息子が座りお茶菓子をいただく。
「16歳で一人暮らしか。なんか訳がありそうだね。それにしても灘高はよく入れたね。
偏差値が高いのだろうね。羨ましいよ。
このマンションの事で困ったことがあったらこの加寿美に相談するといいよ。
僕たちはこのマンションの出来た時からの住人だから全員と顔見知りなんだ。」
「はい。ありがとうございます。家庭環境の事は今は話したくありません。
初めての一人暮らしで不安はあったのですが加寿美さんという相談相手を得て少し安心しました。」
それから隣家との交流が始まり、と言っても息子の悠太が頻繁に遊びに来る程度だが。
暇なときは悠太の勉強も見てやった。すべてお母さんからの好印象を期待してのものだ。
「悠太には綺麗なお母さんがいていいな。僕は継母とうまくいかなくでここで一人暮らしさ。」
悠太の口を通して加寿美さんへの好意と自分の寂しさを訴え続けた。
そんなある日、悠太が来て「お母さんが翔君を晩飯に招待したいそうだよ。後で呼びに来るね。」
「お邪魔します。久しぶりの家庭の味を堪能させて頂きます。迷惑じゃなかったですか?」
「大丈夫よ。悠太が寄せ鍋食べたいって言うもんだから鍋なら人数多い方が美味しいものね。
主人は出張で帰ってこないし君を誘ったのよ。」
「ごめんね。私毎日ワインで晩酌するの。だから気にしないでね。」ワインとグラスを用意する。
息子の悠太がいたずらっぽく言う。「僕もワイン飲んだことあるよ。翔さんは飲めないだろう。」
「生意気なこと言うな。僕の方が大人に近いんだぞ。」悠太がグラスを取りに走る。
「もう。悠太駄目じゃないの。飲酒は今夜だけだからね。」と言いながらも二人にワインを注ぐ。
加寿美さんも飲み友達が出来たノリで楽しそうだ。
「君たち意外と飲むわね。」と言いながらいつもより酒量は増える。
まず悠太がダウンしてソファで寝てしまう。
「翔君、悠太から聞いたんだけどお母さんとうまくいってないようね。」
ここで翔は青木美沙を堕とした手口を再現させる。
「母は30歳で嫁いできて僕と父の愛情に焼きもちを焼くんです。
父の愛情が自分以外に行く事が許せなくって僕を虐めるのです。
ついに僕の食事も作らなくなって口もきいてくれなくなったんです。
でも帰る場所は実家しかないから毎日遅く暗い気持ちで帰宅していました。
そんな僕に気付いた父が母に内緒でここを借りてくれたんです。」
「本当のお母さんは離婚されたのですか?」
「いえ母は僕が7歳の時死にました。だから母の温かみは覚えています。
今でも寂しい時は思い出しますね。」
「可哀そうに。私でお役に立つことがあったら言ってね。」赤い顔で慰める。
「ああ〜お母さん。」といって加寿美さんの胸に顔をうずめる。
一瞬ビクッと身体を硬直させたが同情とアルコールの力で抱き返す。
「あっ。ごめんなさい。加寿美さんの愛情に甘えてしまいました。」
同情と言わずに愛情と言ったのが次への布石だ。
大急ぎで抱擁を解き謝り続ける。自分から抱擁を解いたのも作戦だ。
「今日はごちそうさまでした。抱きついたりしてすみませんでした。」
「私は全然気にしていないからまた遊びに来てもいいのよ。」


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