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「罠 (童貞詐欺)」
【熟女/人妻 官能小説】

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L平井加寿美35歳-2

数日後、翔は体調不良で学校を休んだ。完全なるずる休みだ。
加寿美さんが昼食を作りに来てくれる。下ごしらえした鍋を火にかける。
カレーの匂いが部屋中に充満する。
「精を付けなくっちゃね。ニンニク多い目に入れてきたわ。」
二人で向き合って食べ始める。もともと仮病だから食欲は旺盛だ。
「加寿美カレー最高に美味いよ。おかげで病も吹き飛びました。」笑いながら2杯目を食い始める。
「嬉しいわ。それにその食欲もう大丈夫ね。」
「はい。加寿美さんが来てくれただけで元気になりました。惚れているのかな?」
「まあ、35歳のおばさんをからかわないで。君は私の息子みたいなものよ。」
「嬉しいな。また先日の様にハグしてもいいですか。」
「いいわよ。翔、来なさい。」両手を広げる。
「ああ〜お母さん。」と言いながら今回は両手を背中に回して抱きしめる。
加寿美さんも「甘えなさい。寂しかったのでしょう。」と言いながら翔の後頭部を撫ぜる。
この後大異変が起きる。「加寿美さんが好きだ。」と唇を奪ったのだ。
一瞬の間をおいて加寿美さんは逃げようとしたががっちりと背中に回した両手は外れない。
「止めなさい。怒るわよ。」怒鳴りつけられてしぶしぶ離れる。
微妙な空気感を残して加寿美さんは帰っていった。
人妻に対して絶対に許せない行為だが彼を憎めずにいた。
彼が自分を愛してくれているのを知ったからだ。
でもこれからは彼との間に一線を引こう。
あの部屋を訪ねるのも止めよう。
家族3人の夕食が終わり後片付けをしている時加寿美のスマホが鳴った。
夫と息子はナイター中継に夢中だ。
LINEは翔からだった。開いて驚いた。
翔と加寿美のキスシーンの画像が躍り出たからだ。
しっかりと抱き合い濃厚なキスをしているように見える。
一瞬の躊躇が作り出した不倫現場だ。
彼の部屋に行った事、ハグを許した事、それ自体は母親の気持ちだった。
何ら恥じる事はない。しかし人妻の取る行為ではなかった。
自分の軽率さを呪いながら電話した。
「どういうつもり?変な画像送ってきて。私の家庭を壊す気なの?」
「変な画像はないだろう。僕と奥さんの愛し合う美しい姿だよ。」
昨日までとは違うドスのある言葉使いで答える。
「すぐに消しなさい。なんて子なの。」小声だが怒り狂っているのは分かる。
「そんなに怒るなよ。消して欲しいなら僕の部屋に来てお願いしろよ。」
「私はガキの思い通りにならないわ。すぐ消すのよ。」
「よし分かった。それならこの画像、おじさんと悠太に送ってやる。」
「ちょ、ちょっと待って。行けばいいんでしょ。無茶しちゃ駄目よ。」
「来るとき下着は全部脱いでからくるんだ。俺を怒らせた罰だ。」
「何で下着を脱がなきゃいけないの?私は嫌よ。」
「何で下着を脱いでから来るかはちょっと考えたら分かる事だよ。
それが嫌なら来なくてもいいよ。」一方的に電話は切られる。
加寿美は気が気でなかった。いつ夫と息子にあの画像が送られるか分からないのだ。
大急ぎで翔の部屋に向かう。
「加寿美さんもうこの部屋には二度と来ないって言ってたけどまた来ちゃいましたね。」
「いい加減にしないと私本当に怒るわよ。」
「怒った加寿美さんもセクシーでいいな。それより下着は脱いで来ただろうな。」
スマホの発信ボタンに指を置いたまま尋ねる。
「脱いで来たわよ。早まった事してないでしょうね。」
「嘘じゃないだろうな。それじゃ脱いで来たことを俺に証明しろ。」
「本当よ。恥ずかしいけど全部脱いで来たわ。覗いてくれればわかる筈よ。」
「そんな事よりそのワンピースを脱ぐ方が手っ取り早いよ。」
「嫌よ。人妻の私が高校生の部屋に来て自ら全裸になるなんて絶対に嫌。」


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