投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

催眠権売買2
【SF 官能小説】

催眠権売買2の最初へ 催眠権売買2 16 催眠権売買2 18 催眠権売買2の最後へ

最上階に並ぶ空き教室-1

今日は急いで帰っても西野はいない、帰る準備が面倒になってきた。
そんな時、ふと、校長の話を思い出した
「空き教室の数も多いし……そう言ってたなぁ」いままで考えたことなかった。
少しだけ学校の最上階へでも寄ってみるかなぁ
学生がちらほら残っていて部活も続いている時間帯だけど、階段を上がりながら
予約していないのに行っていいんだろうか……と考え
空き教室を催眠権で使えそうなら試してみてもいいかもと思っていた。
最上階の廊下に立って通路を眺めてみたが誰もいない、ただ不気味に空き教室が並んでいるだけだった。
ここはとても静かで自分の足音だけ聞こえる、でもなぜだろう違和感がある。
誰もいないのになぜだか足が避けるのだ、何に?避けてるのだろう
とりあえず手前の教室を覗いてみることにした、奥に机や椅子が重ねて置かれ、全体的にがらんどうとした何もない教室だ。
やっぱり誰もいない
でもなぜか変な匂いがする、まるで精子の匂いのような……
とゆうことは誰かが使った後なのかもしれない、俺や校長以外にもやはり先生方が使っているのだろうか
ドアを閉めるとプレートがあった「使用中」と書かれている。なんだこれプレートは紐でつるされていて
手に取ろうとして触ると力がぬけて持てなくなる、裏を覗いてみたら未使用と書かれてた。
「とゆうことは使用中?なのか、それともプレートを返し忘れか」などと考えながら隣の教室へ行くと、ここも使用中になっていた。
ゆっくりドアを開けても誰もいない、しかし精子の匂いは漂ってきてる。
なんとも不思議な感覚だ。
そこでよく目を凝らして教室内を見たら一角だけに焦点が合わなくなる場所があった、まるで氷の上で滑っているようにその場所が見えないのだ。
なにも聞こえない、何も見えないのに、匂いだけが伝わってくる。
その隣の教室も使用中で同じなんだが、今度は焦点の合わない位置が移動しているではないか、やっぱりおかしい
ここは精子の匂いはしないが逆に熱気と女の子と汗の匂いがする。まるで走り回っているみたいだ。
焦点が合わないのが近づいてきて通り過ぎたとき、顔に冷たい液体がかかったような気がした。
やっぱり何かいる!
でもなぜだか教室には入れない、足が前に進まないのだ。
どうやら教室には誰かいるらしいが見えないし聞こえない、教室にも入れない事がわかった。
「どうなってるんだ、これも催眠か?」
廊下に顔を向けると続けて空き教室が並んでいるが、そのどれもドアの前には使用中のプレートが掲げてあった。
隣も、隣も、隣も、すべて使用中なのだ。
「これ皆、催眠権で使用しているとしたら何人いるんだよ」
廊下を歩き使用中以外は無いのではないかと思っているとき、
1つの教室の壁が揺れていた。
何も聞こえないが盛り上がっている感じは伝わる
とても怖いけど、そのドアを開けてみると、
天井!!天井しか見えない! 前が向けない
「どうなってるんだこれ!」必死に首を戻そうにも動かない。
ここには何人いるんだ?
何も聞こえないはずなのに耳が痛い
ここはさすがにヤバすぎるので離れようとしたとき
「あれ?佐竹先生じゃないですか」と目の前に山本がいた
「山本!どこから湧いてきた」
「湧いてこないですよ、ずっとここにいましたよ」
山本だけ見えるようになったが他に視線がいかない
「誰もいないのに、何してるだ?」
「ああ、今イベント中なんですよ、面白いから先生も参加します?」
「どうゆう事だ……」と焦点が定まらず酔ってきた
「参加費2000円ですよ、学生価格ですが問題ないです」
何を言ってるんだとジャージのポケットに手を入れると1万円が入っていた。
それを山本が取り上げて、「毎度あり〜」8000円返ってきた。
そのとたんに、歓声が聞こえて、目の前に人だかりが見えた。
「何だこりゃ〜」
沢山の生徒の背中がだけが見え、前の方で何かやってるみたいだった。
山本の手引きで教室に入ることができ、
「さぁ〜盛り上がってきました、現在12本抜きです、さすが体育教師、体力が違いますね〜」とマイクを持っている生徒が司会をしている。
体育教師?


催眠権売買2の最初へ 催眠権売買2 16 催眠権売買2 18 催眠権売買2の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前