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母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

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代償3-2

「どうして・・気付いたの?」

余裕に満ちた小憎たらしい譲司の顔を直視しながら

少し上気した表情と低めの声色で私は問いかけました。

「いや別に・・。ただうちの息子がデキた時にも早くに胸から大きくなったんだよ」

ニヤニヤしながら私のバストを一瞥して語る譲司の回答に

私は自分の胸を隠すように押さえながら検査薬の結果を思い出しました。

・・・陽性

考えない様にしていたものの薄々予感はしていたのです。

危険日の前後だけは避けてたとはいえ

あれだけ頻繁に膣内に出していたのですから。

きっと譲司の分身たちには人並み以上に持久力があったのでしょうね。

私の子宮内を泳ぎ回りながら、私の体が卵子を送り出すのを待ち伏せしていたのでしょう。

そして何日も粘り続けた結果、排卵されたての私の卵子に滑り込む事ができたのです。

譲司との関係のあと浴室で一生懸命局部を洗い流していた私の努力は徒労に終わったのでした。

「・・・」

私を見ながら何か勝ち誇った表情でニヤニヤしている譲司を眺めていると

得も言われない敗北感が押し寄せてきます。

もうこの人と私は他人ではなくなってしまいました。

今私のお腹の中には譲司と私の遺伝子を半分ずつ受け継いだ子が根付いているのです。

つまり私が譲司にコンドームを使用させた頃には既に二人で作った受精卵が

私の中で着床への旅をしている最中だったんですね。

そして彼の遺伝子は私が孕んだ子供におっぱいを与えるために

元々大きい私のバストを更に膨らませるよう私の体に指令を出したのでしょう。

息子を妊娠した時には身体の変化は緩やかだったのに

もしかしたら譲司は遺伝子レベルで虐めっ子なのかも知れません。

「産めよな?」

・・どくん・・・

私に抱き着き、体を揉みしだきながら耳元で命令するように譲司が囁きます。

どくん・・どくん・・・

「無理に・・決まってるじゃない」

夫と息子を裏切ることになる不貞の結実を要求された私は拒絶の言葉を口にするも

譲司の手の平が優しく下腹を撫でた時には耐えられないほど切なく愛おしい感情が

胸の奥から溢れ出してくるのに抗う事ができませんでした。

大切な息子を虐めた子の兄弟を孕まされた・・

きっと譲司の遺伝子は強いから彼にそっくりな子供が生まれるに違いない・・

そして私の身体はその子を育む為の母乳を造る準備を始めた・・

それらの事実が私の頭の中をグルグルと廻り

やがて私は気持ち悪くなってきました。

(・・・違う!この気持ち悪さは!)

私は譲司を押し退け近くにあったくずかごの前にうずくまり

胸の奥から何かが喉元を逆流しようとする感触に逆らうことができませんでした。

「う、うぇぇ・・うぶ・・ごほ・・」

もう間違いありません。

悪阻・・

私の身体には着実に譲司の子供を育む為の変化が訪れていたのです。

悔しさと苦しさで咳込んだまま動かずにいると

後から譲司が私の背中を優しくさすりました。

すると不思議なことに悪阻の症状が和らいでいったのです。

もしかしたらお腹の子がパパとママの接触を喜び

ママの身体への悪戯をやめたのかも知れません。

今この空間にいる「三人」は生物学的な意味での家族・・

譲司と私は二体の雌雄としての繁殖に成功してしまったのです。




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