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ラブメイクパートナー
【調教 官能小説】

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好恵(その1)-1

真理とのプレイを終えて,哲は一人で事務所に戻った。6時に予約が入っている宮崎好恵との面接を行うためである。今日の内にプレイまで行くかどうかは分からない。これまでの例だと初めての顧客で,当日にプレイまで進むのは女性単独の場合は7割くらいである。男女での9割くらいである。念のため,大学生の渡部と松田に待機はさせている。

 昼間,真理との激しいプレイの中でも,哲は多少精を温存していた。夜の面接がなければ,後2回は射精していたであろう。もし,好恵という女性とプレイまで進まなければ,詩織とセックスしようと決めていた。今日は生理の周期上安全日のはずである。事務所でしてもいい。部屋に帰ってからでもいいかもしれないし,刺激的に野外でという方法もある。

まだ,精を十分に解放し切れていない哲は,そんなことを考えながら予約の客を待っていた。

 6時ちょうどに入口のチャイムが鳴った。詩織が対応する。小柄な女性が一人で入ってきて,詩織に促されてペーテーションで区切られた面接室へと入っていった。哲も後から部屋に入り,ドアを閉めた。詩織がコーヒーを運んでくる。
「コーヒーでもどうぞ」
哲の言葉に,女性はコーヒーに口をつけすぐに戻した。

 第一印象は,綺麗で若く見える女性ということだ。制服を着ていれば高校生でも通用しそうなくらいである。派手な化粧っ気もまったくない。服装も,ブラウスにカーディガン,下はパンツスーツという地味な格好である。OLなのだろうか,大学生にも見えないが,いずれにしても派手さはなく真面目な女性のようだ。

「場所はすぐに分かりましたか。」
「はい,ナビがありますので。」
「お車ですか。」
「いえ,電車です。」
おそらく,ナビというのはスマホのマップ機能のことだろう。

「今日は天気もよくて。」
梅雨の合間,晴れ間が広がる一日だった。何気ない会話から,相手の様子を探った。

予約票に目を通しながら,知っている情報をあえて聞いてみる。
「宮崎・・・好恵さんですね。」
相手の様子から,仮名ではなく本名ではないかと感じたところで,予約時には入力されていない年齢も聞いてみる。
「失礼かとは思いますが,年齢は。」
「23です。」
隠す様子もなく,ごまかしている感じでもない。
大学を出ているのならば,卒業して2年目か3年目くらいなのだろうか。

少しずつ,本題に話題を向けていく。
「利用されるのは初めてですよね。」
「はい,そうです。」
「この会社を,何でお知りになりました。」
「SNSで見つけました。」
広告を出している訳ではないLMPの顧客は,SNSを通じた口コミで広がっている。好恵もそうなのであろう。

「では,ご存じとは思いますが,ここは,女性の様々な願望を叶えていただくための場所なのですが。」
一瞬間を置き,相手の様子を伺いながら質問を重ねていく。
「どんな,ご希望があるのでしょうか。」

好恵は,少しの間下を向いて感がえている様子を見せた。初めて見せる,厳しい表情だった。
それでも,意を決したのか,しっかりとした口調で話し始める。

「私,お恥ずかしいのですが,まだ男性経験がありません。」
「なかなか,そういう相手に巡り会えませんでした。」
「女性は,初めての相手はお付き合いしている男性と恋に落ちて関係する。そんな風に考えるのだと思いますが,私は違うんです。」
なるほど,といううなずきを返して続きをまった。
「たくさんの男達に,無理矢理レイプされて処女を失いたい。小さい頃から,そんな風に思ってしまっていました。」
「今でも,その思いが拭いきれず,男性に告白されたりしても,そういう関係にはなろうと思えないんです。」
「こんなの,変ですよね。」
最後に,彼女はそう付け加えた。

 


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