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ラブメイクパートナー
【調教 官能小説】

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真理 その1-1

都内のとある駅から5分ほどのところにあるビルの3階、エレベーターを降りた正面にある部屋が鍛冶屋哲が代表を務める会社の事務所だ。哲は呼び出しのチャイムを鳴らし、モニタのカメラに顔を向けた。鍵が開けられ部屋に入ると、梅沢志織が「お疲れ」と声をかけてきた。志織とは、学生のころからのもう10年の関係になる。仕事上での関係であると同時にプライベートでも大切な関係だ。会社の名前は、ラブ・メイク・パートナーズ。通称、LMP。社名も通称も志織が考えたものだ。事務所には、志織の他に3人が顔をそろえていた。柴田浩介、哲とともに共同代表を務めている。末松良太、2年前会社組織にする際に社員にした男だ。もう一人、田中和明、デスクのパソコンに向かって黙々と作業をしている。
 「打ち合わせを始めましょう」
志織の声で始まったのは、毎朝の日課となっている打ち合わせだ。この日の予定を確認する。LMPは一言で言えば風俗ではあるが、女性向けのサービスを行っている。顧客は女性単独の場合と、夫婦やパートナーなどの男女の場合がある。女性で多いのは20代から40代の主婦、50代の場合もある。男女の顧客は夫婦が多いが様々ではある。恋人という関係もあるが、不倫関係もそれなりにある。どの場合にも言えるのは、クライアントが求めているのは、マンネリ化したセックスの解消という目的での利用である。女性だけの場合は、セックスレスやさらに刺激的なセックスを求めること、男女の場合は、いわゆる寝取られ願望や、複数プレイの希望などをLMPで解消するのである。哲達男性の仕事は、これらのクライアントのニーズに応じてセックスの相手をすることである。体力・精力が武器である。幸いなことに、哲にはその能力に恵まれていた。30歳近くなった今でも、毎日複数回の射精をしても、精力が衰えることはなかった。その上、精液の量が多くペニスは人一倍大きかった。欧米人並みだと自分でも思っている。柴田も精力的にはひけをとらなかった、ペニスの太さこそやや劣るもののその長さは哲を上回っている。末松は、SMプレイや調教を得意としているが、逸物の大きさや精力もかなりのものだ。田中は主に撮影や映像の編集を行っている。顧客によっては、女性二人のプレイや女性同士のレズ行為を求める者もいる。その時は志織の出番である。最近は、一日に3件ほど予約が入ることもあるため、アルバイトの大学生を6人登録させている。みな、セックスの強者である。
 会社として運営しているわけだから、原則として代金はもらうことになっている。しかし、ほとんどの場合は無料になる。なぜなら、映像を撮って販売するからである。AVの撮影とは違う。ほとんどの場合、相手も自分たちもアイマスクをするなどして、顔を隠す。そうして素人物として密かに販売するのだ。一つの作品につき、50本ほどしか販売しないが、マニアの間では需要が高く、販売数が少ない分却って金額も高くなる。一本五千円以上になることもあるから、かなりの収入になる。
「10時に鈴木真理さんが来ます。それから、6時に宮崎好恵さんという女性の予約が入ってます。」
志織が確認のため男性たちに告げた。これも決めてあったことだが、哲がメンバーに告げる。
「鈴木さんは、複数を希望しているから、浩介と末松さん中心でお願いします。俺も行くけどバイトも一人入るよね。」
志織に確認した。
「矢田君と重森君が入ってるわ。」
鈴木真理という女性,おそらく仮名だとは思うが今回で3回目の予約になる。過去2回は,哲が一人で相手をした。名前は仮名だと思われるが,32歳の人妻という割には年齢より若く感じた。詩織から渡された予約票に改めて目を通した。一回目の時は,面談をしてからプレイ内容を決めるが,2回目以降はWEBサイトから日時や内容を入力できる制度になっている。それを見ると,避妊方法の欄は,不要にチェックが入っている。続いての項目で,膣内射精はOKのチェックだ。1回目のプレイの時は,コンドームを付けて挿入した。射精は始めは胸に,次は顔にかけた。哲は,コンドームは付けていても射精するときは中に出さないのであれば体や顔にかけることにしている。そして,その精液の量に女性は一同に驚くのだった。2回目は,始めはコンドームを付けていたが,途中から外した。中出しについて聞いてみたが,危険日だということでそれだけは断ってきた。哲としても顧客との約束は守らなければいけないし,何より妊娠させるわけにはいかない。同意の上で口の中に射精した。口の中に精液を受け止めたのは初めてだったらしい。それでも2回目には大量の精液を飲むことができた。
 2回のプレイを終えて,哲は彼女がさらにリピーターになることを確信した。その上で,帰り際にはいろいろなプレイの提案をしてみたのだった。
 予約票には,その他にも彼女が初めて臨むであろうプレイにチェックが入れてあった。複数プレイ,アナルセックスである。アナルセックスの項目には関連として浣腸と排泄もあるのだが,それらにもチェックが付けられていた。激しいプレイになりそうな予感を感じながら,夜に予約が入っている宮崎という女性の予約票に目をやった。初めての顧客である。初めての顧客はプレイ内容の選択はできない。初めての顧客は哲自身が面談をして決めることになっている。きちんと理解してもらい,承諾書を交わしてのプレイでなければ後から問題となったときにまずいことになる。年齢は28歳,男性同伴ではなく単独である。今日の内にプレイかどうかは話してみないと分からない。初めての日にプレイまでいく顧客は7割程度である。はじめから複数プレイを希望することはないかとは思うが,念のため夕方にバイトの大学生を2人シフトに入れている。


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