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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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卒業-4


両手首が結えつけられる箇所に、麻友の表情だけを捉えるようにカメラが一台設置された。
更に床に立てられたスタンドカメラが二台、麻友の顔を斜め左右から捉えるべく設置されていた。
〈元〉とは言ってもアイドルなのだから、やはり顔はしっかりと撮っておくべきである。

そして天井から吊られたカメラと股間の真下に置かれたカメラが麻友の尻を狙い、これから始まる凌辱の光景を逃すまいと待機している。

もちろん、麻友のファンである高橋・佐々木・伊藤以外の三人も、カメラマンとして、その職務を全うしようと気合を入れているのは言うまでもない。


『さあ、今回の食材はあの田名部麻友ちゃんですよぉ?もちろんそっくりさんじゃなくて本物の……』

「いッ!?イヤあぁぁッ!!!それ私の免許証ッッッ……!!??」

『ねえ?今の反応は演技じゃないですねぇ?だって女優・田名部麻友の棒演技は皆さんご存知でしょうから』


アイドルから女優に転身した時にネットで沸いた理不尽な暴言を引用して、伊藤はヘラヘラと笑った。


女優・田名部麻友としての演技力は、それほど低いものではなかった。
だが、出演したドラマの視聴率が低かった事が災いしてか、下衆な週刊誌などでは盛んに麻友の演技力の未熟さを扱うようになっていた。

「もう私は終わったんだ……」

アイドルを辞めて女優になって直ぐ、麻友は自分自身の限界が訪れたと思った……。


小学生の頃、麻友はアイドルに憧れた。
キラキラと輝く笑顔を振りまきながら、歌とダンスでファンの人達に元気と勇気を与えるアイドルという存在に、自分もなりたいと真剣に思った。
その真っ直ぐな思いのままに突き進んだ少女は、見事にオーディションに合格した。

初めてのステージ。

少女は自分では知らなかった〈魅力〉を、ファンの人達に教えてもらった。
それは元気いっぱいに歌い踊る姿に、観る者の心に響く直向きさが込められているという事だった。
それは少女が意図したものではなく、自然に溢れ出ていた天性のもの。
その才能を開花させた事が、田名部麻友という少女をトップアイドルへと成長させたのだ……。

そして月日は流れ、少女は立派な大人の女性となった。
もはや〈アイドル〉の肩書きが似つかわしくなくなってきた今、全てを後輩に託した方が……そう決意した麻友は一人で《卒業》を決め、そして事務所のお偉方の薦めのままに女優の道へと進んだ……。




『なんで女優は女優でもセクシー女優にならなかったのかなあ?まゆまゆの後輩でそっち≠ノ行ったヤツも居たでしょう?』

『この自慢のお尻を引っ提げてさあ、アナル専門のアナル女優になってたら天下獲ってたのに』

『あ〜、ノースキャンダルの清純派アイドルにゃ分からねえか?アナルってのはな、クソ穴のコトだよ。クソ穴にチンポぶち込まれたり浣腸されてクソぶち撒けたりする変態女優のコトさ』

「ッッッッッ!!??」


完全なる拘束を施された自分に向けられた今の台詞は、例え話などではなく実効性を纏う《宣告》でしかない。
いや、それは今は傍観者でしかない美桜にとっても同じ事であった。


「……い…やよッ…!へ、変なこと言わないで…ッ」


目尻に溜まっていた涙が、早くも溢れて頬をつたった。
さっきの台詞には、真っ当な人間の思考というものが全く無かった。
どこまでも汚らしく、どこまでも狂った世界……そんな異常者達の為にカメラは回り、自分がその生け贄・被写体とされるなど理不尽にも程があろう。


『アイドル卒業ならまだ分かるけど、まゆまゆの写真集のお尻で抜いてた<tァンはどうしたらイイのぉ?』

『おチンチン握ったままのファンの人達にさ、まゆまゆのウンコの穴もオマンコも、全部見せてあげようよぉ?皆〜んな其れを見たい……』

「冗談じゃないわよぉッ!!だ、誰がッ…そんなコトッ……!!!」

『ファンの奴等が「まゆまゆはヤリきった」「チンポも満足したし、もうイイや」って思えて初めて卒業とか引退だろうが?勝手に決めて消えてんじゃねえや』


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