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英才教育
【調教 官能小説】

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引っ越し準備-1

翌日、美雪は早くに店に連絡を入れ、直ぐに店を辞めると報告した。

店長は、辞めずに店に在職したまま、長期の休暇と言う形にして欲しいとお願いされた。
復帰の時には、店に戻って来るから一度、辞めさせて欲しいと、お願いした。
店長は、渋々OKしてくれたが、1週間後の退店と言う約束で押し切られた。


海斗さまに電話で確認を取って1週間予定が伸びた事を、詫びた。

「美雪の退職も急なんだ、普通は最低でも1か月前に報告するものなのだよ」
「そうなのですね、自分の都合ばかり考えていました」
「ゆっくり引っ越しの準備や手続きが出来るだろ」
「ハイ 準備の時間が出来ました(笑)」

美雪は本当に嬉しそうに心の底から笑っていた。

幸せなどと言う言葉に縁はなかったが、今のこのウキウキとする気分と高揚感が、
幸せと呼ぶ言葉の正体なのだろうと、美雪は思った。



「おはよう衛ちゃん」
「よぅ美波」
「朝ごはん食べてきた?」
「そんな洒落たものが家にある訳ないだろ(笑)」
「もぅ〜ダメだよぅ 朝は大事だよ」
「だったら美波、オヤジにそうやって言えよ」
「それは・・・無理ッ」
「オヤジは俺を育てる為に、仕事もセーブしてココまで来ているんだよ」
「十分に世話になって居るんだよッ」
「判っているョ」
「だったら朝メシ何てくだらない事で迷惑かけられないだろッ」
「もぅ〜衛ちゃん、パパの事になると直ぐに怒るぅ」
「美波がッ家の事、知っていてつまんねぇ〜事言うからだろ」
「ごめんなさい、私が言い過ぎた」
「くだらねえ事言うならお前がオヤジの為に朝メシ作りに来いよ」


青山衛(まもる)17歳 都立高校2年生

6歳の時に母親とは、交通事故で死別、父親と二人父子家庭としてココまで育ってきた。
成績は中学時代から悪くはなく、私立のエリート校を先生からは勧められたが、
自宅から近くの公立の中堅校へ進学した。
子供の頃からの口癖は、オヤジには、迷惑はかけられないだった。
父親に似て、細身の長身で女子生徒からは、相当の人気があるが、幼稚園からの幼馴染の
麻生美波が、何かと世話を焼いているので、中々近づけない。
美波も衛同様、頭が良いが衛に着いて、この学校に進学した。

衛のパパである海斗に、叱られたことはないが、衛の父親への忠誠的な言動や態度を観て
美波もパパには、意見や余計な発言は出来ない。
パパの前では背筋が伸びるのである。

美波は今どきの女子高生と言う感じで、スタイルも良く頭の良さが滲み出ていて他の男子からも
人気はアル、街に出掛ければ何度となくスカウトにも声を掛けられているが断っている。


「衛ちゃん帰りに一緒にお買い物して夕飯作るね」
「美波ッ今日は夕方にはオヤジが帰って来て大切な話があると言うんだよ」
「それは何か大きな決定があるという事?」
「あぁぁオヤジと俺にとって青山家の大切な話だろうな」
「それなら仕方ないね」
「オヤジの話が終ったら美波に連絡するから、家で待機していろよ」
「判った待っている」

衛は何かを感じているみたいだが、美波には驚く決定がある気がした。


衛が家に帰ると、オヤジはソファに座り俺が帰って来るのを待っていた。
いつもと違うのは、オヤジの隣にモデル風の若い女が一緒に座って居た。
俺がリビングに入ると、若い女は俺を見て立ち上がり、
頭を深く下げて「お帰りなさい 衛さん」と言った。

俺はそれを見て、凄くスタイルの良い女だなぁと思った。
「オヤジお帰り、はじめまして美人さん」
「遠慮するなッ二人共、座れ」
二人が向かい合いソファに座ると、海斗は言った

「衛ッこの美人さんが俺の嫁さんになる遠藤美雪さんだ、そしてお前の母親だな」
美雪は紹介されて頭を下げた。
「美雪ッこの男が私の息子、衛だ」
「ハイ、海斗さまに似た素敵な男性ですね」
美雪はそう言いながら、衛を見て海斗さんの若い頃も、こんな風に威圧感がオーラに
出ていたんだろうなと思った。

「オヤジの嫁さんかぁ〜凄く若くて美人なんだな(笑)」
「お前の母親でもある」
「雰囲気が美波を思い出すなッ」
「そうだろう(笑)美雪もM女だからな(笑)」
「見た感じだと男を見下す女に見えるが違うんだな」
「見ただけでお前が判断できる女じゃないよ(笑)」
「そうなんだろうなッ」
「色々と美雪に教えてもらうといい」
「よろしく頼むよ美雪」

衛は立ち上がり美雪に向かって手を差し出した。
「よろしくお願いします。衛さん」
美雪は出された手を握り衛の手の甲にキスをした。
衛はその行為に驚いた顔をしたが、「あぁぁよろしく」と言った。

「状況は理解したな?衛ッ」
「ハイ!オヤジ」
「美波は家かぁ〜?」
「あぁぁ家で待機させている」
「美雪を紹介するから呼べよ」
「判った直ぐに連絡する」
「夕食は外へ美波も連れて行くから準備して来いと言え」
「なら・・・美雪に負けないエロ可愛い恰好させないとな(笑)」
「お前の好きにしろ(笑)」


会話は男友達同士の感じだが、息子は父親をリスペクトしている衛を見ていると
海斗に感じたドキドキに近い、女としての嫌ッM女としての興奮を感じた。




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