投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

お化け屋敷
【熟女/人妻 官能小説】

お化け屋敷の最初へ お化け屋敷 14 お化け屋敷 16 お化け屋敷の最後へ

母への制裁-1

 私はお化け屋敷を出ると、最初に母を待ったお化け屋敷から、少し離れた神社の外壁によじ登って座り、再び母がお化け屋敷から出て来るのを待つ事にしました。

(お、お母さん、きっと怖くてちょっと変になっちゃっただけさ。お化け屋敷から出てきたら、何時ものお母さんに戻っているさ)

 私はそう自分に言い聞かせると、ボーっと母が出て来るのを待ち続けました。5分、10分、15分と過ぎましたが、母はお化け屋敷から出て来る気配はありません。私はそれでも母を待ち、ただボーと足元の蟻の観察をしたりして、時が過ぎて行く中で母を待ち続けました。どれ位経ったのか、次第に神社に人の声も聞こえて来て、お祭りの準備をしているようでしたが、それでも母がお化け屋敷から出て来る事はありませんでした。日も傾きかけ、日中の暑さも収まり、風が心地良かったですが、私の心はそれとは真逆な感情でした。

(お母さん、僕の事忘れてるんだろうなぁ・・・)

 私は母を待っているのに、母は私の存在も忘れて、おじさんとエッチな行為をし続けて居るのかと思うと、段々母に対して腹が立ち、仕返ししたいような気持が、沸々と湧き上がってきました。私は何気なく神社の方を見ると、お化け屋敷担当の落武者、白装束、眼鏡の三人のおじさん達が、雑談しながら戻って来たのが見えました。三人のおじさん達も私に気付いたようで、

「エッ!?坊や、まだ居たの?」

「もうとっくに帰ったとばかり・・・」

「もう18時になるのに・・・坊やのお母さん、ま、まだ気を失っているのかなぁ?アハハハ」

 眼鏡、白装束、落武者のおじさん達は、私がおじさん達と母の情事を知らないと思っているようで、私に気を使いながら話し掛けて居ました。ですがこの時、私の感情は冷めていて、そんなおじさん達に対して、嫌味の一つでも言いたくなっていました。

「お母さんは、おじさん達としてたように、まだお化け屋敷の中で、あのおじさんとエッチな事してるよ。僕の存在も忘れたようにね」

「エッ!?お、お前、見てたの?」

「ウン!バッチリとね」

 私がそうおじさん達に伝えると、おじさん達は跋が悪そうに顔を見合わせました。

「ま、まあ、見られてちゃしょうがないな」

 落武者おじさんが、首を撫でながら苦笑を浮かべた時、中学生ぐらいの三人の女の子達が、お化け屋敷に近付いて来ました。私がおじさん達にお客さんが来た事を伝えると、受付担当の眼鏡のおじさんが、慌てて彼女達に近付き、18時半からだからもう少し待ってねと接客していました。白装束、落武者のおじさん達も、慌ててお化け屋敷に戻ろうとして居たので、

「ねぇ、僕も行っていい?」

「ン!?良いけど、お前の母ちゃん、まだやってるかも知れないぜ?」

「もうどうでもいいや・・・それより僕も驚かすの、混ぜてよ?」

「ン!?そうだなぁ・・・あいつやり過ぎで腰おかしくしてるかも知れないしなぁ・・・良いぜ、来な」

 落武者おじさんが許可してくれた事で、私は白装束と落武者のおじさんと一緒に、お化け屋敷の中に入りました。せめて、お化け屋敷で脅かす役に回って、母に受けた仕打ちの憂さ晴らしでもしようと思っての事でした。

 先に落武者おじさんが中に入り、私は続いて白装束おじさんと中に入りました。白装束は私に話し掛け、

「まあ大方の準備は午前中で済ませたし、お前はそうだなぁ・・・井戸の中で待機して、客が来たら中にある紐引っ張ってくれればいいや。引っ張ると骸骨が下りて来るから」

 私は母と入ったお化け屋敷の出来事を思い出し、白装束おじさんが出た後に、骸骨が落ちてきた事を思い出しました。それならば私にも出来るし、母とあのおじさんの様子も分かると思い私は承諾しました。落武者おじさんが最初の部屋で待機し、私と白装束のおじさんが井戸と襖の部屋に来ましたが、母の喘ぎ声は聞こえてきませんでした。

(アレ!?やけに静かだなぁ?)

 私は不思議に思い、そっと破れた襖から中を覗くと、母とおじさんはエッチのしすぎて疲れたのか、まるで恋人同士のように眠って居るのかと思ったら、互いに身体を触りっこしているようで、時々笑い声に混じり、母の艶やかな声も聞こえました。嫉妬心に駆られた私は、白装束のおじさんに話し掛け、

「ねぇ、昼間みたいにスピーカーで、中に居るお母さんとおじさんの声って流せないかなぁ?」

「そんな事してどうすんだ?」

「僕の事ほったらかしのお母さんを、ちょっと懲らしめてやりたくてさ」

「成程・・・ハハハ、そりゃあ面白ぇな。あいつだけ散々いい思いしやがったし、赤っ恥かかせるのも悪くないかもな」

 私の提案に白装束のおじさんも笑み交じりに同意し、思わず二人で顔を見合わせてニヤリとしました。落武者おじさんの部屋に行き、さっきの提案を話すと、落武者おじさんも同意してくれました。最後に眼鏡のおじさんに話すと、眼鏡のおじさんは、鉢巻きおじさんをアニキ分に思っているそうで、私の提案にも渋って居ましたが、二人のおじさんに丸め込まれ、最終的には同意しました。私と白装束のおじさんは、井戸と襖の部屋に戻り、母と鉢巻きおじさんに気付かれないように、襖の側にマイクを設置しました。


お化け屋敷の最初へ お化け屋敷 14 お化け屋敷 16 お化け屋敷の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前