合宿所の総支配人「仁科知子」-1
翌朝・・・
深夜まで凌辱されていた片岡と川上。裸のまま眠りについていたが高野に起こされる。
「二人とも起きろ!合宿所へ向かうぞ。着替えて身だしなみを整えたら出発だ」
二人は制服を着て準備が整った所でようやく悪夢の地下室から出ることが出来た。閑静な住宅街の何の変哲もない一軒家。内部で悍ましいSM行為をする為の施設だとは誰も思ってもいないだろう。
高野の車に乗って伊豆へと向かう。社内の二人は終始うつむき加減で無言だった。2時間ほどで現地に到着。
潤沢な資金がある学校法人だけあって立派な施設だ。広大な敷地は山林に囲まれていて観光客や地元民に出くわすことも無い。7階建てのホテルのような建物はホテル以上の充実した設備を備えている。そして体育館、室内・屋外プール、プライベートビーチにグラウンド、テニスコートと至れり尽くせりの合宿所だ。
女学園の合宿所という事で男性のスタッフはいない。高野がフロントへ行くと、支配人の女性が出てきた。・・・イイ女だ!
「こんにちは、総支配人の仁科知子です。今日は夏合宿の下見という事でようこそいらっしゃいました!」
「テニス部顧問の高野です。今日は夏合宿の下見で伺いました。初めて利用するので事前に色々と見ておいた方がいいかなと思いまして」
「そうだったんですね。毎年利用されているのに下見と聞いたのでなんでかなぁと思ってたんですよ」
「自分が今年新卒で菖蒲学園に入ったものですから、何にも知らないと恥ずかしいので」
「まぁまぁ!勉強熱心ですね!」
「今日は色々と勉強させてください」
「勉強だなんて大げさな。みんな合宿なんて遊び半分なんですから。煩い親元を離れて好き勝手出来るんですから。今日は宿泊する人もいないのでわたしが責任もってご案内させて頂きますよ」
総支配人の仁科知子。34歳の菖蒲学園出身者。大学卒業後大手ホテルへ就職後に手腕を買われて5年前に退職し伊豆の合宿所の支配人に抜擢される。それまでは半数ほどいた男性スタッフをゼロにして女性だけでの運営にして、菖蒲学園関連の宿泊客の増加に成功。万年赤字の合宿所を黒字化させる。容姿はややポッチャリ体型で身長は160センチほど。スーツ姿でジャケットを着ているが明らかに胸元が大きく膨らんでいる。高野は見た瞬間にGカップ以上の爆乳を確信。目が大きく顔は中の中と普通レベルだ。黒髪のショートカットが38歳という年齢を感じさせない。
「こちらの子たちは部員さん?」
「はい、合宿の幹事の片岡と川上です」
「仁科です。よろしくね」
「宜しくお願いします!」
「じゃあ早速館内をまわりましょうか?」
「そうですね。お願いします」
まずはメインの7階建ての建物内からだ。食堂やロビー、娯楽施設も一流ホテル並みの設備を備えている。今年からはランドリーコーナーを充実させて20台の全自動洗濯機を備えたという事だ。これまでは台数が少なくて部員個人の洗濯は出来なかったがこれで個人の洗濯も余裕を持って出来るという事だ。
高野は心の中でほくそ笑む。実は合宿での生徒たちの洗濯物を味わう事も楽しみの一つだったからだ。個人の洗濯が可能であれば洗濯係を決めて個人個人の洗濯物はそれぞれ個人名の入ったネットに入れさせて係がまとめて洗濯させるルールにすれば、汗にまみれた下着が個人を特定して味わえる。合宿までにルールを整えよう。
そして風呂。男女それぞれ温泉大浴場が備えられて露天風呂もある。女学園の合宿所という事もあり、男性用の風呂は明らかに小さいが宿泊する人数から考えれば十分すぎる広さだ。庭園に面した露天風呂も照明がしっかりと備え付けられていて盗撮は充分に可能だ。
上階の各タイプの部屋も綺麗で眺めも素晴らしい。大浴場があるので部屋にはトイレと洗面台のみだ。外へ出て体育館。学校と同じくらいの大きさで設備も申し分ない。室内と室外のプールは温泉使用で年中利用できる。合宿所ではスクール水着の必要は無いそうだ。
極めつけはプライベートビーチだ。ほとんどの部が午前か午後しか活動しないので自由時間はビーチやプールで遊ぶ子が多いそうだ。自由時間も外出は認められていないので必然的にそうなるのだろう。
一通り回って説明を受け終わる。蒸し暑い事もあってジャケット姿の仁科は汗を浮かべている。
「仁科さん、凄い汗ですよ」
「ここ何日か蒸し暑くて・・・」
「別にジャケットは着なくても・・・」
「でもね、ゲストのご案内ですから」
「ゲストって・・・同じ菖蒲のグループ内じゃないですか」
「ううん、わたしたちはね菖蒲の方々にたくさん来て頂いて生活が出来るんですから。ここをなぁなぁにしちゃうと昔に逆戻りしちゃうから」
「昔って、酷かったんですか?」
「そうよ、男性のスタッフがいた頃は酷い事をしている人間がいたのよ」
「酷い事?」
「ここに泊まるのって女子高生と女子大生がメインじゃない。お風呂とか部活の最中を盗撮したり覗いていたりね。一番酷いのはレイプされて脅されて何年も言いなりになってる子までいたのよ」
「本当ですか!」
「本当よ。学園が被害者にお金を積んでもみ消し。犯人は追及されずで・・・そういう事を知って私は支配人を引き受けて男性スタッフを排除したの」
「仁科さんてスッゴイやり手なんですね」
「卑劣な性犯罪者は許せないだけ。あとは引き受けた以上は赤字じゃあ恥ずかしいしね」
「やっぱり・・・ジャケット脱いでいい?」
「全然構いませんよ!僕たちは今日はゲストじゃないですから」
「じゃあ失礼するわね」
仁科はジャケットを脱ぐ。白いブラウスがまぶしい。そしてパンパンに膨らんだ胸元はボタンの隙間からブラジャーが見え隠れしている。