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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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素直な気持ち-3

若菜と別れ、仕事に戻る杏奈だが、頭の中は杉山の事でいっぱいであった。部下とて一緒に働いていた新人の頃から、密かに気になる存在であった。初めはミスして落ち込んだり、悩んだりしている姿を放っておけなく気にかけていたのは母性本能的な後輩を思う気持ちだと思っていたが、次第にそれだけではなかった事に気付いていた。しかし歳の差があるし、もし告白したりしてまずい雰囲気になったら仕事がしずらくなると思い、気持ちを打ち明けるのは止めていた。そして杉山がマギーと付き合ったのを知った時は、これで良かったんだと、これを機に杉山を忘れよう、そう思った。が、杉山同様、杏奈の心から杉山の存在が消える事はなかった。

マギーと別れたと聞いた瞬間、もしかしたら杏奈はもう杉山を手放したくない、自分の物にしたいと言う潜在意識が働いたのかも知れない。ずっと思い続けた杉山への気持ちが、もしかしたらあの夜、肉食杏奈を生み出したのかも知れない。杉山と関係を持った事に後ろめたさを感じる反面、少しの幸せを感じている杏奈であった。

(このまま避けてたら、杉山君の気持ちが離れちゃうかも知れない…。せっかく引き寄せたのに。私にとっては人生の恋愛のラストチャンスじゃない。素直になる…、素直になれば…、杉山君が好き…。)
杏奈はようやく自分の気持ちに素直になった。実際、中に出されても不安ではなかった。むしろ妊娠したら自分と一緒になってくれるかなとさえ思った。自分はやっぱり杉山が好きなんだ…、そう実感した杏奈は、すぐに杉山にLINEを送る。

『お疲れ様。今夜会えないかな??』
するとすぐさま返事が来る。
『会えます!』
『ホント?何時に終わる?』
『19時には終わります!』
『じゃあその頃に。杉山君のアパートに行ってもいーい?』
『ハイ!勿論です!』
『じゃあ部屋で待ってて?ご飯食べないでね?作るから。』
『マジっスか!?杏奈さんの手料理!?』
『たいしたもん作れないけどね!』
『いやいや嬉しいっす!待ってます!』
『うん、じゃ♪』
LINEを終えた杏奈はスマホを抱きしめて微笑していた。料理を作りに行くと言う事は、避けてもないし嫌でもないんだよ、むしろ…、と言うメッセージが込められていた。喜ぶ杉山に杏奈は安心した。

(今夜は帰らない♪ンフッ。)
ようやく胸の支えが取れたような気がした杏奈であった。


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