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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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素直な気持ち-2

「酔った勢いとは言え、マギーの元カレと寝ちゃったって…。どの面下げて今度マギーに会ったらいいのか分からない…」
頭を抱える杏奈。そんな自分をどう思ってるのかが気になる。
「要するに、マギーに悪い、どうしようって事?」
「う、うん…」
何となく若菜の表情がおかしい。何かを見透かしているような笑みを浮かべている。そして若菜はニコッと笑う。
「杏奈さんの悩みは違うでしょ?マギーの元カレとヤッちゃった、どうしようじゃなくて、マギーの元カレと付き合ってもいいのか悪いのか、どうしよう…、でしょ?♪」
「えっ…!?」
ドキッとして動きが止まる杏奈。心臓がドキドキした。若菜は後ろにふんぞり返りながら言った。
「だって杏奈さん、マギーと付き合う前から杉山君の事好きだったでしょ?」
「えっ…?」
冷や汗が出る杏奈。
「杉山君を見る目、ただの部下を見るような目じゃなかったし。何だかんだ言っていつも気にしてたし、ミスしても怒らず励ましたり、それって上司としての愛情じゃ収まりきれないぐらいの愛情に私は見えたけどね♪」
「…」
「むしろいつ付き合うのかなーって思ってたわ?でも杉山君、マギーと付き合っちゃって、杏奈さんそれでいいのかなって思ったわ?それに杉山君とマギーが一緒にいる時の杏奈さん、寂しそうだったけど、母親的な愛で杉山君を見てたよね?少しジェラシー含んだ。きっと歳の差を考えたら杉山に好きだと言えなかったんじゃないの?杏奈さんらしくない。杉山君だって杏奈さんの事好きなの、私気付いてたわよ?」
「えっ…?」
「だってマギーといても杏奈さんの事チラチラ見てたし。私から見ても分かりやすかったんだから、マギーから見てもそれは気付いてたはずよ?きっとマギーは杉山君が1番好きなのは杏奈さんだと知ってて付き合ってたんだと思う。頑張ればいつか自分だけを愛してくれると信じて一生懸命杉山君を愛したんだと思う。でもいくら頑張っても杉山君の心から杏奈さんがいなくなる事はなかった。でも結婚すればきっと…、そう思って結婚を急いだんだと思う。そんな時に部屋に女を連れ込んでる現場を見て、マギーの中で張り詰めていたものが一気に崩れてしまったんじゃないかな。もういくら頑張っても自分は1番になれない、杉山君の心の中から杏奈さんが消える事はないんだって諦めたんでしょ。マギーは諦めたのよ、杏奈さんとの勝負を。もうこれ以上は頑張れない…、終わったのよ、マギーの中で。私はどちらも応援したいし、どちらかの肩は持ちたくない。でも今、杏奈さんが杉山君と付き合う事はアンフェアーな事じゃない。変なこと気にしないで、自分の気持ちに素直になって杉山君の愛を受け入れるべきだと思うよ?」
「だめねー、見え見えだったたんだ…。私、40にもなる女が20代の男に恋するだなんてみっともないってずっと思ってた…。」
「何もみっともない事なんてないわ?女はいつまでも恋をするもの。70歳だろうが10歳だろうが、好きになる権利はある。杏奈さんをそこまで思い続けてる杉山君の気持ちに応えなよ。宮下杏奈はいつでも堂々としてる。恋愛も堂々としたらいいのよっ!」
若菜は杏奈の肩をポンポンと叩いた。
「若菜ちゃん…」
若菜は親指を立ててウィンクして見せるのであった。


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