家族旅行での出来事 同窓会タイム 4-1
その頃、史恵と綾乃は制服に着替え、改めて香澄たちのいる場所へと歩き出した。
「ねえ、綾乃。案外似合ってるじゃないの。
遠目から見れば十分、現役の女子高生に見えるわよ。」
「ねえ、それって褒めてることになる?」
「もちろんよ。それを着てうちの旅館で接客してくれれば、
満足してくださるお客様もいないことはないと思うわ。」
「いないことはないっていう言い方が引っかかるけど……。
そういう史恵はどうなの?その格好でお客様の前に出ることもあるの?」
「そうね。何回かはあるわ。
ほら、たいていはアルコールが入っているし、興奮状態だから、
これでもそれなりに刺激になるみたいよ。
まあ、余興みたいなものよ。
本物の女子高生を相手にしたければ、娘たちを指名してくれればいいわけで……。
でも、あえてわたしの制服姿を望む方もいらっしゃるのよ。
男のお客様って、案外いくつになっても青春回帰みたいなところがあるもの。」
「そっか。現役の女子高生がいるんだったわね。
でも、熟女の制服姿っていうところにかえって刺激される人も多いんじゃないの?
それに男性って、案外臆病なところもあるから、
本物の女子高生にはなかなか手が出しにくかったりして……。」
「さすが、綾乃。鋭いわ。
そうなのよ。娘たちが本物の女子高生だってわかると、
しり込みするお客様が案外多いのよ。
だからわたしの制服姿も、結構ニーズがあるの。」
「でも男性って、制服に対する憧れとか欲望みたいなものって結構あるから、
それ以外のリクエストとかも多いんじゃないの?」
「そうなのよ。接客用に用意しているわけじゃないけれど、
ほら、昔の言い方ならスッチーとかナースとか……。
そんな話をしたら、スッチーで登場してくれって言われたことがあったわ。」
「ねえ、旅館として用意しているわけじゃないってことは、
コスプレの趣味があるのは哲郎さんってこと?」
「やだ。うちの人、そんな趣味、ないわ。」
「じゃあ、誰よ。史恵自身ってこと?」
「あら、わたしだってたまには、
旅館の女将以外を演じてみたいって思うこともあるんだから。」
「…………史恵。経営方針、間違わないようにね。」
「大丈夫。うちの売りはあくまでも温泉よ。
そして温泉の効果を生かした接客。」
「そうよね。あくまでも、サービスだものね。」
「おもてなしよ、おもてなし。夜のおもてなしでお金はいただいてないもの。
だから、法律に触れることはないの。」
「う〜ん。その辺は曖昧にしておきましょ。」
二人は廊下の端まで来た。
角を曲がれば香澄たちがいる階段だ。
「ねえ、いきなり登場して驚かす?」
「その前に……ね?いいでしょ?」
そう言うと史恵は綾乃の胸を制服の上からそっと揉み始めた。
「ちょっと……香澄たちは放っておくの?」
「ほら、あそこの窓ガラスに二人の姿、映ってない?」
「あら、ほんとだ。何をしてるかくらいはちゃんとわかるわね。」
「向こうからは見えないはずよ。
っていうか、そんなのを見るような余裕はないはずだし……。」
「香澄ったら、さっきよりも声を出してるわ。」
「あの二人、わたしたちがいなくなったから、好き放題してるんじゃない?」
「ううん。案外、見られるかもしれないって思って、余計に感じているのよ。
香澄、外でするのも好きだったもの。」
「えっ?なに?服は着たままってこと?」
「だって学校っていう設定よ。それに今、着たばかりなのに、
すぐに脱いじゃ意味がないじゃない。」
「そっか。でも、なんか物足りないわ。」
「そう?でも、あんまり本気になって、
匠と香澄を待たせるわけにもいかないでしょ?
それにこれだって久しぶりじゃないの。」
「そうね。学校の廊下で、しかも服の上からっていうのが懐かしいわ。
史恵は隙あらばすぐに脱いじゃうタイプだったから、
制服着たままなんて、なんか新鮮だわ。」
「間接的って言うのも、今じゃそれなりに感じるんだけどね。
やっぱり直接的な刺激が欲しかったのよ、あの頃は。」
「そうね。乳首と乳首を擦り合わせるのが好きだったでしょ、史恵は。」
「そう。体育の着替えの時とか、二人で教室に残って、少しだけ、したよね。」
「授業に遅れて、必ず叱られて……。」
「ねえ。直接触ってもいいでしょ?」
「ええ。わたしも……。」
「あん。ねえ、乳首、摘まんでみて。」
「あらあら。こんなに硬くして……。」
「ねえ、一度、授業中に具合が悪くなったって言って……。」
「あ、覚えてる。わたしが付き添いますって言って、
二人で教室に戻ってきて……。」
「そ、そのまま授業が終わるまで、体操着脱いで……。」
「スリルあったよね。廊下、誰が通るかわからないし。」
「あのドキドキ感がたまらないんだよね。」
「そう言って、あの時も全裸になってたものね、史恵は。」
「そうだったっけ?」
「そうよ。それだけじゃなくって、いつも自分で弄り始めたでしょ?」
「わたしが?股間をってこと?」
「そうよ。だって、乳首と乳首を擦り合わせるんだもの。
手は暇でしょ?史恵はすぐに股間、弄ってたじゃないの。」
綾乃にそう言われて史恵は、片方の手を綾乃の股間へ伸ばした。
「そ。自分のと綾乃の股間をね。」
「あん。史恵はいつもわたしのブルマの隙間からそうやって指を入れてくるから、
わたしのブルマ、すぐに股間のところが伸びちゃって……。」
「綾乃は、その股間のところが伸び切ったブルマ、売ってたんでしょ?」
「さあ、どうだったかしら……。
って言うか……それってわたしだけだった?
何度か一緒に売りにいかなかったっけ?」
「さあ、どうだったかしら……。」