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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第9話 OLの凌辱願望-4

 痴漢に感じてしまった事で湧き上がった、悔しい気持ち、彼氏に申し訳ない気持ち、家族に顔向けできないような気持ち、それらの気持ちの向こう側に、痴漢と行くところまで行って、堕ちるところまで堕ちて、徹底的に弄ばれ、思う存分に凌辱されてしまったら、どれ程の興奮と快感がそこにはあるのだろう、という想いがあったのだろうか。あったような気もする。
 それは、今、女性添乗員に植え付けられた気持ちかもしれない。自分の心の奥底に、閉じ込められていた気持ちかも知れない。嗣美にも分からなかった。
 だが、はっきりと分かる事が一つある。今、嗣美は、痴漢に犯されたいと思っているということだった。今植え付けられたにしろ、元々自分の中にあったにしろ、痴漢に犯されてみたい願望が、今、自分の中にある事は間違いない、と嗣美は思ったのだ。
 過去に痴漢で感じてしまい、屈辱と嫌悪を覚えたという経験が、嗣美の性奴隷化に道を開きつつあるのだ。そこに付け込む事でも奴隷化を成し遂げられるという、涌井の読みが当たったのだ。読みでは無く、涌井には既に、そういう実績があるのだった。女を陥落させるための豊富な知識と実績を、涌井は会得しているのだ。
「ここのムズムズを、慰めて差し上げますね。」
 女性添乗員はそう言うと、タイトスカートの中に手をねじ込んで来た。スカートの尻側の裾を持ち上げ、布地の伸縮性をふんだんに利用して、指先を嗣美の股間に届かせたのだ。スカートを大きく擦り上げる事もなく、尻がスカートにぴったりと張り付かれた状態のまま、陽子の指が嗣美の疼いている部分を捕えたのだ。
「あっ!いやっ!ダメッ!」
 嗣美は焦った。そこを刺激されたら、自分が崩壊してしまう事を、嗣美はよく分かっていた。かつて痴漢に身を委ねてしまった時のように、今これ以上の快感を味わわさせられたら、自分で自分をコントロール出来無くなってしまう。
 嗣美は抵抗を試みた。快感に抗おうとした。駆け上る快感を、どうにか押し留めようとしたのだ。だが嗣美は、脆くも崩れた。全く抵抗は出来なかった。圧倒的な快感の怒涛に、軽々と突き破られてしまった。
「ああっ、ダメぇっ、イッちゃう、ああぁぁああぁぁああぁぁああっ!」
 股間を侵略されて、1分と堪えられずに、嗣美は絶頂に至らしめられた。絶頂しても、陽子は嗣美を責め立て続けた。
 指先をクリトリス辺りに、指の真ん中あたりをヴァギナに押し付けている。掌は尻の割れ目に押し付けられ、そこの柔軟性と丸みのある双丘の立体形状を愉しんでいる。そのまま手首と肘は固定して、肩の力を最大限に発動して、前後に小刻みで強烈な振動を見舞っている。嗣美の尻の肉が波打つほどの、速さと力強さのバイブレーションだった。
 尻の形状が、いびつに、そして猥褻に変化し、柔軟性と弾力が鮮烈に印象付けられた。
 クリトリスへの刺激も、ヴァギナへの刺激も、尻への刺激も、嗣美には堪えようもない程絶大な快感をたたみ掛けて来た。更に、乳房からも快感は駆け上り、駆け抜けて行った。
 目いっぱいのけ反って、ボッコン、と前方に突き出されていた乳房が、陽子の手に喰いつかれたのだ。親指が乳房の外側から、その他の4本の指が谷間側から、嗣美の乳房をバインドする。グイッ、と圧迫する。伸縮性のあるT−シャツの布地が、陽子の指の圧力による嗣美の乳房の形状変化を、正確無比に模写する。縦長になり、高低差を際立《きわだ》たせられ、指が接している部分は、べコッ、と凹んでいる。爪が隠れるくらいに深い凹まされようだ。
 嗣美の乳房をバインドしている陽子の、親指とその他の4本の指の距離が、キュッ、キュッ、という具合に何度も狭められる。乳房は複雑に形状を変化させ、それを包む布地は伸縮性を誇示する。
 やや厚みのあるふっくらとした感じのT−シャツの布地は、嗣美の乳房の温度と臭いを保持する機能も有していそうで、その布地越しに乳房を、キュッ、キュッ、と揉み込むと、乳房の周囲の空気がムンムンとして来る気がする、と陽子は思った。
 嗣美の股間を襲う陽子の手の前後運動と、嗣美の乳房をバインドする陽子の指の開閉運動が、嗣美の絶頂祭りの開催を告げた。立て続けに、5回の絶頂に至らしめられた。3分を要しなかった。彼氏とのセックスでも、経験のない事だ。一晩かけて、3回の絶頂がせいぜいだったのだ。
「お客様、いかがですか。ここのムズムズは解消しましたか?」
 快感の余韻に浸る嗣美に、陽子が問いかける。尻を撫で続けながら。
 嗣美は、答えを返せる状態では無かった。口を半開きにしたまま、焦点の合わない目で斜め上を見上げている。涎の滴が、糸を引いて床へと放逐される。
「・・まだ、これくらいでは、解消されないようですね。」
「え・・?」
 その言葉に、ようやく嗣美は反応を見せた。一瞬の疑問の表情の後、陽子の言葉を受け入れた。「・・はい。」
 まだ、股間に疼きは感じていたのだ。5回連続で絶頂させられたことで、その事を陽子に隠そうという意思も失せた。
「やはり、痴漢と行くところまで行って、堕ちるところまで堕ち切ってしまうという経験が、お客様には必要なのでしょう。」
「ええ?・・・はい。」
 嗣美は、一瞬疑問を感じた直後に、陽子の言葉を受け入れた。
 陽子に植え付けられたのか、嗣美の中に始めらあったのか、分からないが、痴漢に犯されてみたいという願望は、もう嗣美の中で、隠す事も無視する事も出来ない存在になっていた。媚薬と絶頂が、そんな状態に嗣美を追い込んだのだが、その事は嗣美には分からない。
「お客様に痴漢をして、行くところまで行って頂ける方を、連れて参りますね。」
 陽子はそう言って、踵を返して立ち去って行った。
「ええ?」
 戸惑いを孕んだ声を放ちながら、嗣美は陽子を見送った。


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