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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第10話 連結部分の乱交-1

 乗降ドアにもたれかかり、嗣美は前傾姿勢を取り続けている。S字カーブを描く背中から腰の辺りも、前に後ろにボッコンと突き出された乳房と尻も、そのままだ。嗣美の顔に浮かんでいるうっとりとした表情や顎を伝う涎と相まって、今ここを通りすがる事情を知らぬものがいたとしても、彼女が淫行の途中である事に気が付くかもしれない。
 そんな状態で、嗣美は放置されている。犯される気満々のビジュアルのままの放置だ。
 嗣美は、このままここに居たら、痴漢に感じさせられ、堕ちるところまで堕とし切られ、犯される、という未来を悟っていた。そう分かっていながら、そこから動こうという気にはならなかった。もう、犯されよう、と嗣美は思っていた。今からここで、見ず知らずの男に犯されてしまおう。気持ち良くなれるなら、是非、痴漢に犯されてみたい。そう思いながら嗣美は、ドアにもたれてかかっていた。
 痴漢で感じた記憶が、また、次々に甦る。恥ずかしくて悔しかった記憶だが、痴漢に犯されて感じまくり、何回もの絶頂を味わえば、それも慰められる気がする。想像すると、興奮が高まった。股間の疼きは更に威力を増して来る。涎がまた一つ、床に向けて放逐された。
 陽子が姿を消してから、男を一伴って戻って来るのに、15秒もかからなかった。当然だ。すぐ近くでスタンバイしていたのだから。
 辰己だった。陽子に連れて来られた辰己が、ドアにもたれかかっている嗣美の背後に立った。
 嗣美は、背後に男の気配を感じたが、振り返らなかった。背中を向けたまま、顔も知らないまま凌辱されなければ、痴漢に犯されたという実感は湧かない。嗣美は、男とセックスをしたいのではなく、痴漢に犯されたいのだから。
 男は、尻に触れて来た。手の甲を軽くあてがって来たのだ。列車の揺れ、流れる景色。過去の痴漢体験がフラッシュバックする。痴漢に感じさせられた時の事を、嗣美は追体験していた。
 過日と同じく、見知らぬ男の手が、嗣美の尻を味わって行く。痴漢にされたように、嗣美の尻の立体形状と弾力が愉しまれる。更に、嗣美が無抵抗なのを良い事に、男の手が股間を侵略する。記憶の中なのか、今の現実なのか分からないが、嗣美は股間を刺激され、強烈な快感に曝された。
 記憶の中の嗣美は、ただ快感に浸っていただけだったが、今の嗣美は、一挙に絶頂へ向かって突き上げられた。記憶の中を遥かに凌駕する、強烈な快感だった。羞恥と屈辱の念も、快感に比例して爆発的に高まった。
 嗣美は喘いだ。腰を振った。背筋をのけ反らせた。首をカクンカクンさせた。全身で快感を露呈した。服の上から、尻を触られただけでの絶頂だった。誰でも、ひと目見れば快感に陥っていると分かるような、あられもない破廉恥な醜態を曝しての、絶頂だった。快感は、どこまでもどこまでも高まって行った。
 そして、快感が爆発した。絶頂に至ったのだ。羞恥と屈辱の念も爆発した。その後には、もう、どうにでもされてしまいたい、好きな様に弄《もてあそ》ばれたい、という破滅願望にも似た感情が残った。これが、痴漢に堕ちるところまで堕とされるということなのかと、嗣美は思った。
 羞恥と屈辱の感情の向こうにあるのが、破滅願望だったのだという気付きと共に、嗣美は列車のドアに預けていた体重を、背後にいる男へとシフトさせた。男にもたれかかる事で、犯された願望を、破滅してしまいたい願望を、表現して見せたのだ。
 辰己は、乳房を責め始めた。両掌を乳房の外側に当て、グイッと中央に寄せた。ムンムンと体臭を感じさせる伸縮性のある布地が、谷間に深々と噛み込まれている。ピタリと乳房に張り付いて、ひしゃげた球の形状で突出している、立体構造物をなしている。柔らかで、なだらかだ。
 力を込めると、グニャリ、グニャリ、と更なる形状変化を見せる。左右を逆方向に上下させたりすると、実に不可思議な形に変化する。そして何より、乳房を変形させると、嗣美が喘ぐ。
「あぁあぁぁ・・あぁはぁああぁぁ・・・あっあぁはぁああ・・・」
 乳房の変形に同調した嗣美の喘ぎが、辰巳の興奮を、俄然向上させる。もっと圧迫し、もっと上下に動かし、もっといびつに変形させる。
 グニャリ、グニャリ・・。嗣美が喘ぐ。グニャリ、グニャリ・・。嗣美が喘ぐ。グニャリ、グニャリ、グニャリ、グニャリ・・・。
「ああぁぁあ・・・あんぁああぁぁ・・・あぁあはぁぁああ・・・あはぁはぁはぁああ・・・」
 気が付けば、辰巳の手は嗣美の涎でベッチャベチャになっていた。10滴やそこらで、こうはならない。揉まれている間、ずっと嗣美の涎は、ダダ漏れの垂れ流し状態だったのだ。後から後から滴が作り出され、流れ下り、落下していたのだ。
 乳房を揉みながら辰巳は、彼の太腿を嗣美の股にねじ込んだ。タイトスカートの伸縮性は、尻を覆い尽くした状態のままでも、辰巳の太腿を嗣美の股間にまで届かせた。
 嗣美は、反射的に腰を振り始めた。自ら腰を振って快感を貪る様を見ようとする、辰巳の意志も察知していた。お望みの醜態を披露してあげようと思った。目いっぱい恥ずかしい姿を見せつける意欲に、嗣美は満たされていた。
 深い前傾姿勢で、尻をボッコン、と突き出した体制のままで、膝を曲げ伸ばししながら腰もスィングさせ、嗣美は力強く股間を太腿に擦り付けた。
 膝を曲げながら、腰を前に突き出す。辰己の脚の付け根から膝へ向けて、嗣美の股間がスライドして行く。激しい摩擦が、嗣美を刺激する。膝を伸ばしながら、腰を後ろに突き出す。膝から付け根へと股間がスライドする。激しい摩擦が、嗣美を刺激。
 付け根から膝へ向けて、膝から付け根へ向けて、辰巳の太腿の上を、嗣美の股間が行ったり来たりする。太腿の圧力で、尻の形状も変化し続けて、辰巳に、満足感に溢れた光景を提供している。


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