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おとなの昔話〜権兵衛さんと狸〜
【ファンタジー 官能小説】

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権兵衛さんと狸-2

「ああ、良い心持ちだ……」
 実は『良い心持ち』なのは揉んでもらっている肩ばかりではないのです、娘はまだ胸も膨らまないような歳に見えるのですが、指に力を込める度に背中に当たるその胸はほんのりと柔らかくて……囲炉裏の灯りで見た娘の体つきを思い起こすと、細っこい身体の割に胸と尻はふっくらしていたような……。
 権兵衛さんは生まれてからずっと山あいの集落で育ちました、小さい時分にはまだ家もいくつかあって娘っ子もいたのですが、権兵衛さんが十になる頃にはすっかりいなくなってしまいましたから、権兵衛さんはおなごの身体と言うものを知りません、相手が狸だと言うことは知っていますが見た目には人間の娘と変わりません、背中に時々当たる柔らかい感触に胸がドキドキしてしまいます。
「ああ、ありがとう、もういいよ」
 権兵衛さんは娘にそう言いましたが、実はこの時、権兵衛さんは褌の前を突っ張らせてしまっていたのです。
「お腰も辛いのではありませんか?」
「ん? まあ、それはそうなんだけんど……」
「ではうつぶせに……お腰もお揉みいたしますから」
「そうけぇ?」
 うつぶせになってしまえば褌の前を突っ張らせていても気づかれる心配はありません、権兵衛さんが言われるままに横になりますと、娘は権兵衛の腿裏に跨って腰を揉み始めます。
(こりゃたまらん……)
 権兵衛さん、腿の裏に娘の尻が当たるのを感じてますます前を突っ張らせてしまいます、それはもう痛いほどに。
「ああ、もう充分だ、ありがとうな」
「命を助けていただいたお礼がこれだけでは……」
「さっきも言ったべ? そんな大層なことをしたわけでもねぇ」
「でもそれでは私の気が済みませんから……」
 娘はそう言うと権兵衛さんの背中にそっと寄り添うように身体を預けて来ます、肩を揉んでもらっている間に感じていた、ささやかではありますがほんのりと柔らかな膨らみが今度はぴったりと背中に……そして……。
「こちらも固くなってしまっているのではありませんか?」
「おお? や、やめてくんろ」
 娘は権兵衛さんの腰に掌を差し込んでイチモツに手を伸ばして来ました。
「お嫌ですか?」
「そうじゃねぇ、そうじゃねぇけんども……」
「所詮は狸が化けているおなごですが……」
 娘は権兵衛さんを裏返しにかかります、身の丈五尺八寸と偉丈夫な権兵衛さんと四尺足らずの娘ですが、イチモツを握られていては抗うこともままなりません、あっさりとひっくり返されてしまいました。
「失礼します……まぁ! なんてご立派な」
 褌の脇から権兵衛さんのイチモツを引っ張り出した娘は目を丸くします。
「や、やめてくんろ、何を……おおおっ?」
 娘は権兵衛さんのイチモツの大きさに驚きながらも、意を決したようにパクリ。
 権兵衛さん、生まれて初めての快感に思わずのけ反ってしまいます、するとイチモツは娘の喉奥まで……。
「うっ……」
 さすがに喉奥はきつかったとみえまして、娘はいったん唇を離しましたが、一つ大きく息をするともう一度パクリ、今度は口の中でカリに絡ませるように舌を使います、これには権兵衛さんひとたまりもありません。
「おおっ? おおおおおっ、なんて気持ちが良いんだべ……で、出ちまうだ、離せ、離してくんろ、で、出るっ!」
 権兵衛さん、尺八なんぞ初めて、それどころかおなごの身体に触れたこともなかったわけですから堪りません、あっという間に娘の口の中に精をぶちまけてしまいました。
「す、すまねぇだ、口の中に……おらぁ辛抱堪らなくてよぉ……お? お前ぇ、飲み込んじまっただか?」
「……はい……お嫌でしたでしょうか?」
「いや、おらはちっとも構わねぇが、気持ち悪かんべ?」
「恩人の精ですから」
「そったらこと言っても、お前ぇ……」
「ずいぶんと濃い精でございました」
「め、面目ねぇ、こったらさびしい所に一人で住んでるもんで……」
「もしかして、おなごは初めてでいらっしゃいましたか?」
「この歳でこっ恥ずかしいけんども、そうなんだ」
「あなた様の初めてになれて嬉しゅう思います」
「……そ、そうけぇ? おらもお前ぇみてぇなめんこい娘っ子で嬉しいだが」
「本当でございますか?……あら……」
「みっともねぇだな、精を出したっちゅうのにちっとも萎まねぇ……」
「よろしければ口だけでなく……」
「え? お、お前ぇ……」
 娘は仰向けの権兵衛さんの腰の両脇に膝をつくと着物の裾をまくり上げました。
 無毛の丘が目に飛び込んできます、そしてそこにはくっきりと刻まれた一筋の深い割れ目が……。
「き、奇麗なおめこだぁ……」
「まだ毛も生えぬ子供でお恥ずかしゅうございますが……」
「そったらことはねぇ……小さくてつるつるで……ふっくら盛り上がってるのも可愛いもんだぁ……」
 娘は嬉しそうに微笑むと、権兵衛さんのモノに手を添えて割れ目にあてがいます。
「ま、待て、待つんだ、そったらことをしてはなんねぇ、そんな小さなおめこにおらのが入ぇるわけねぇ、裂けちまうだ」
「大丈夫です、だって狸は……」
「あっ、そうか……八畳敷き……いや、違う、それは袋の大きさの方だっぺ?」
「肉棒の方もそれなりに大きいんでございますよ」
「でも、お前ぇも初めてではねぇだか?」
「はい……」
「そしたら余計になんねぇだ、見ず知らずの男におぼこを……」
「狸には処女膜はありませんから」
「そうなのけぇ? いや、それでもなんねぇ、そったらことはしてはなんねぇ……」
「見ず知らずの方ではございません、命の恩人でございますからこれくらいのご恩返しは……」


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