禁じられた恋-3
3.耐えられぬ別れ
美希が大学を卒業した。引き続き税理士の資格を取る勉強を続けるが、一先ず親元の平塚に戻ることになった。
佳和の家族は、家でささやかな送別の夕食会を用意した。
明日には、美希は家を出て実家に戻る。
夜中に、佳和はベッドを抜け出すと、美希の部屋に向かった。
美希の部屋の明かりは未だ点いていた。
「ミキちゃん」
部屋の外からそっと声を掛けた。
開いたドアの向こうに、寝巻き姿の美希が立っていた。
「眠れないわ」
佳和の顔を見て、美希が呟く。
「ミキちゃん」
佳和は、美希を抱きしめた。
「ヨッちゃん」
佳和は、黙って美希をベッドに押し倒した。
唇を吸い、舌を絡める。
手は、美希の寝巻きの胸を開いて、乳房を探る。
「このまま、別れたくない」
「ヨッちゃん」
「君が欲しい」
「いいわよ」
裾を開くと、美希の白い肌がむき出しになった。パンティは着けていなかった。
「ヨッちゃんがきっと来てくれると思ったわ」
乳首を吸いながら、美希の恥毛を弄る。
割れ目に指を伸ばすと、愛液がヌルヌルと指に纏わりついた。
これまで佳和と重ねた禁じられた愛で、美希の身体は十分女に成熟をしていた。
佳和の視線に、美希の白い乳房が浮き上がって見える。
乳房の谷間から、滑らかな起伏をたどると、可愛い臍の先にこんもりと膨らんだ下腹、漆黒の濡れ羽色の茂みが連なる。茂みは楚々として、春の日の若草が小川のせせらぎを彩るに似ている。
恥骨を覆う若草を分けて潜り込んだ指先が、クリトリスを撫で、秘肉を開いた。
男根は、血管を浮き上がらせてたけり立っている。美希を想いながら、幾たび空しい射精を繰り返したことか。透明な粘液が糸を引いて垂れている。