車の中で-7
絶頂の余韻に浸っていた優希は、流れるような優花の手際のよさに、思考が追い付かなかった。
「やだ、お母さん!ちょっと待ってよ!」
男の視線から股間を隠し、ようやく口を開いた優希を、優花は手で制した。その迫力に優希は圧倒された。
「うっ…」
優希が黙ると、改めて優花はカップルに視線を向けた。
「あたしは娘とするから、あなたたちも遠慮なくしていいのよ。あっ、でも、彼氏さん。あたしにはいいけど、彼氏さんは娘には触らないでね。この子の身体は父親のモノだから」
男に説明を終えた優花が優希にウインクした。
「これでいい?」
「それならいいよ」
母親の提案に優希も納得した。元々優希も露出狂の気があった。それが絶頂を迎えたことでスイッチが入り、父親以外に裸を見られることに抵抗はなくなっていたのだ。
優花の言葉に女は反応した。
「あなた、父親とセックスしてるの?」
「はい」
驚く女に、優希は誇らしげに頷いた。
「うそお!エロ小説だけだと思っていたけど、近親相姦てホントにあるのね。お母さんともするの?」
「えっ?ええ」
女同士まだ未経験だったが、反射的に肯定していた。
「へ〜、可愛い顔してエロいのね。高校生?」
「あっ、はい、2年生です」
「さっき、お母さんが彼氏は触らないでって言ってたけど、あたしならいいかな?」
「えっ?」
「うふふ、以前から女同士に興味があったんだけど、今まで機会がなかったのよ。こんなチャンス2度とないかもしれないし、それにあなた、凄く可愛いし」
盛り上がる女の横から優花が声をかけた。
「えーと、あなたは…」
「梨花(りか)です。こっちは清史郎(きよしろう)」
「梨花さんね。あたしは優花、そして、この子は娘の優希よ」
今さらながらに4人は、よろしくと頭を下げあった。
「じゃあ、梨花さんと優希がヤッてる間、あたしが清史郎さんとヤッてもいいかしら」
「もちろんです。清史郎、優花さんを楽しませてあげてね」
「おっ、おう」
それだけは自身があった。清史郎は、勃起したモノを誇示するように腰を突き出した。
「ああん、清史郎さん、立派なモノお持ちね〜。じゃあ、早速」
優花はニンマリと微笑むと、素早く清史郎のベルトに取り付いた。手慣れた様子でズボンと下着を脱がせ、あっと言う間に、勃起した肉棒を口に咥えていた。
「んぐ…んぐ…。ああん、美味しいよお。んぐ…んぐ…」
清史郎の顔が見る見るうちに、恍惚の色を浮かべてきた。
(凄い!見ず知らずなのに、ウエットティッシュで拭かないで、そのまま咥えてる)
優希は、すえた男の匂いに一瞬たじろいでいたのだ。
放出する父親の尿で顔を洗い、そのまま口に含むことはできるが、すえたときの父親の肉棒は別だった。それをウエットティッシュで拭いていた優希は、反省していた。