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母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

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仲良きこと-3

(な、なんてものを見てしまったんだ僕は・・!)

想像すらしたくなかった両親の性行為の全過程をもろに鑑賞してしまった挙句

普段のイチャつき方とは違う静的な夫婦の愛に若干の感動すら覚えてしまったのだ。

(そもそも奴ら、なんて無防備なんだよ!僕は長男だから我慢できたけど、

間違えて下の子達が見たらどうするつもりだったんだ?)

ブツブツと心の中でどっかで聞いたような文句を垂れながら

僕は自室に戻り、両親の夫婦生活を目撃してしまった衝撃で

友達から聞いた夢精とやらをするのではないかと心配しつつ

ベッドの中で深い眠りへと沈んでいった。


(まぁ、結局しなかったけどな、夢精)

まだ本格的な性徴期を迎えていなかった僕は昨晩とは打って変わって

イチャイチャモード全開のバカップル両親を尻目に弟達の支度も整え登校するのだった。



「あ、あの・・高橋君!」

「んぁ?」

教室に着くとクラスの美人グループの1人、香帆ちゃんが僕に話しかけてきた。

「これ!読んで!」

顔を真っ赤に染めながら僕に手紙のようなものを渡すと

「い、いつも落ち着いてて、め、面倒見の良いところが・・格好良いです!」

たどたどしく、しかしはっきりと言い切ると

少し涙を浮かべながら教室外へと走って行ったのだ。

「おぉぉぉぉ!!!」「おいおいおい?」「きゃー!これってガチ?」

一部始終を目撃したクラス中から同時多発的に歓声が上がった。

「・・・・・・・・・」

盛り上がるクラスの中で当事者の僕はあまりにも突然の出来事に

もぬけの殻みたくなってしまったのだった。

次の休み時間に香帆ちゃんの席の方を見たが、

香帆ちゃんは光り輝く何かに変わっていて僕は直視できなくなってしまった。

香帆ちゃんの隣りに立ってる美人グループ内でも一番可愛いと言われてる

中学生なのに既にモデル体型の速水さんがニマニマしながら僕を見ている。

やがて輝きに目が慣れた僕はそこに潤んだ瞳で僕を見つめる香帆ちゃんの姿を発見した。

(あ・・・っ!)

香帆ちゃんの僕を見る瞳は、昨晩父さんを見つめていた母さんの

信頼と親近感の籠った瞳と同じに見えた。

香帆ちゃんの両脇に立つ美人グループのモデル級美少女速水さんや

グラマラスな近藤さんの姿も、もう目に入ってこない。

意を決して席から立ち上がり香帆ちゃんの方へ歩き出す。

僕はこの日初めて両親の気持ちを理解した。




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