夜の狂宴の前に 香澄の性春 その4-5
香澄はあっさりと言ってのけた。
「はは、なるほど。おい、綾乃。この香澄っている女、面白い奴じゃねえか。
さすがに匠が好きになるわけだ。
オレも気に入ったぜ。」
「で、どうなの?正解なの?」
香澄は表情を全く変えずに雅也の顔を正面から見た。
「そうだなあ。半分は正解。もう半分は外れ、かな。」
「半分?どの半分なの?」
「まあ、半分って言うのは、言葉のあやだ。
一人を除いて、他の全員は正解、だ。」
「一人を除いて?」
「ああ。どうやら匠の奴は、あんなに本気みたいでな。
あんたを独占したいらしい。」
香澄は匠の顔を探した。
匠は暴発寸前のペニスを綾乃の口に咥えさせたまま腰を振っていたが、
香澄に見つめられ、動きを止めた。
(匠君。我慢できなくなっちゃったみたいね。
仕方ないか。綾乃のテクニック、凄いみたいだし……。)
「ねえ、最後にもう一つ聞いてもいい?」
雅也が分かってくれたと感じた香澄は、雅也に畳みかけるように聞いた。
「ああ。この際何でも聞いてくれ。」
香澄は、匠のこと以上に気になっていた豊のことを口にした。
「豊君、は、あなたたちの仲間じゃないの?」
「豊?ああ、史恵が一時期熱を上げてた野球部のあいつか。
あいつは、もともとも、一時期、本当に史恵がお熱でな。
ただ、野球部の監督から、史恵との交際を禁止されたって言うか、
接近すること自体を禁じられたって言うか。
お前と匠が史恵の家に泊まったことがあっただろう。
あれが最後だ。
あの時は監督にバレるの覚悟でどうにか豊が出てきたらしいからな。
それ以来、あいつは野球の鬼だ。
野球以外眼中にない、ように追い込まれて、自分のバットを磨く暇もないらしい。」
雅也の話に香澄は反応した。
「えっ?でも、豊君って、ピッチャーじゃなかったの?
バットを磨く暇もないって、ピッチングの方じゃないんだ……。」
香澄は史恵の方を見ながら言った。
「あはは。おい、お前、本当に面白い奴だな。」
「あんた、雅也さんが言ってるバットって言うのは、男の持ち物のことだよ。」
「男の持ち物?バッグとか、時計とか?」
「ダメだ、こりゃ。おい、ちゃんと教えてやれ。」
「いいか、男の持ち物っているのは、つまりその、なんだ、あれのことだ、あれ。」
「あ〜、もう、じれったい。香澄ってこういうところが天然なのよね。
香澄。男の持ち物っているのは、ペニスのこと。
それを磨くって言うのは、オナニーをすることよ。」
綾乃が一気に言ってのけた。
「香澄。負けたわよ、あなたには。
そうよ、みんなで楽しむために、わたしたちは集まっているの。
で、わたしは匠君にやっぱり未練がある。
だって……。あなただって知ってるでしょ?
匠君のバットの太くて大きいこと。
ただ、まだわたしは試したことないんだけどね。」
「えっ?そうなの?」
香澄は意外だった。
香澄は、綾乃と匠は、すでに関係があるだろうと考えていたからだ。
「ええ。匠君のは、まだ見ただけよ。
男の子たちが放課後、教室で大きくなった時の大きさ比べをしていたのを、
廊下からこっそり覗き見しただけなの。」
香澄は正直、ショックを受けていた。
「見ただけなんだ……。」
(あれを見て、それだけで匠君のことを好きになって……。
でも、まだ何もしていなかったなんて……。
きっと、つらかっただろうな……。
綾乃って、結構純情なのかもしれない。)
「あなたがショックを受けることじゃないでしょ?
で、この男たちは、香澄、みんな、あなたに興味があって集まった男たちよ。」
「わたしに?わたしに興味があるって?
それってどういうこと?」
「香澄って、本当に天然というか、極端すぎるわ。
つまり、香澄の身体に興味があるっていうことよ。
ああ、じれったい。
香澄の身体に興味があるっていうことよ。」
「ねえ。綾乃。それって、つまりはわたしとしたいって言うこと?」
「そうよ。香澄とセックスしたいから、ここにいるの。」
綾乃の言葉に、香澄は驚きながらも、まだ納得できずにいた。
「だって、わたしね……。ねえ、史恵も聞いて。」
「あらあら。香澄の告白、まだ続くの?」
「だって、もともとは史恵が原因じゃないの。」
「わたしが原因?」
「そうよ。わたしの初めての体験を4Pなんかにしてしまったんですもの。」
「おいおい。香澄。お前、初体験がいきなり4Pだったのか?」
黙って香澄の話を聞いていた雅也が驚いた様子で口を挟んだ。
「結果的にね。」
香澄はあっさりと答えた。
「おい、ところで、お前の股間の健だが。
そろそろ離してやったらどうだ?」
「あら、とっくに脚の力は抜いているわ。
抜け出ようと思えば、簡単に抜けられるはずよ。
でも、ずっと舐めててってわたしが頼んだの。」
雅也は健に声をかけた。
「おい、健。締め付けられて気でも失ったか?」
雅也に肩を叩かれて、健がようやく顔中をヌルヌルに濡らしながら、
香澄の股間から顔を上げた。
「あ、いや、ついつい夢中になっちゃって。
こいつのここ、オレのお気に入りの匂いと味だったんですよ。」
結果的には、健の言動が周囲の笑いを誘い、場は一気に打ち解けた。
すぐに雅也が香澄の首を引き寄せ、
歓迎の意味を込めたディープキスをしたのをきっかけに、
健が香澄の愛液まみれの顔のまま、
すでに天井を向いて我慢汁を垂らしていたペニスを香澄のオマ〇コへと突き刺した。
雅也の激しいキスを受けながら香澄は身体の向きを変え、
バックから腰を突き出す健の動きに合わせて、さらにお尻を高く上げていった。