投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

母カルトの最初へ 母カルト 23 母カルト 25 母カルトの最後へ

とんだXmas-3

その時見かけた衝撃的な場面は

今になってもはっきりと記憶に焼き付いていますが

子供だったこともあり、オモチャの部屋で遊んでる内にその時は忘れてしまいました。

また、交接中の母親の顔が言葉とは裏腹に嫌がっていない表情をしていたので

特に不安になったりもしなかったのです。


だけれど、ゲームやオモチャに飽きることなく遊んでいた幸せな時間は長く続きませんでした。


「信じられない!馬鹿!!変態!!最低ーー!」


母親の怒鳴る声がさっきの部屋から聞こえてきました。

続けて二人が揉めてるような声が聞こえてきた後

いつの間にやら服を着直した母親が両手に自分の荷物を持って

僕のいる部屋を覗いては「帰るから早く荷物まとめて出て来なさい!」と

鬼のような形相で言い放ち、先に客室から出て行ってしまいました。


何事かと思った僕はすぐに自分の荷物をまとめてから

さっき母親とワッキーが一緒に居た部屋に入ってみました。

そこにはワッキーが・・

裸に蝶ネクタイバンドを首にかけた状態で

丸いベッドの上に体育座りをし、下を向きながらブツブツ何かぼやいていました。

ベッドの下には黒いレザーで出来たハイレグの衣装と

蝋燭、ムチ、尖ったピンヒールなどが散乱していました。


「・・理解してくれると思ったのに理解してくれると思ったのに・・」


普段とは違う虚ろな瞳に薄っすら涙の膜を張り

小さい声で何かを呟くワッキーを横目に見ながら

僕は何故そうしたのか今でもよく分からないのですけど

転がっていたムチを拾い上げ、ワッキーに近寄りました。

僕に気付いたワッキーは顔を上げ、僕の手にムチが握られていることに気付くと

顔を上気させ卑屈な表情になり、何か言いたげな視線を僕に送りました。


40のおっさんが、荷物の中にこんなグッズを沢山詰めて

プロポーズしたばかりの子持ちの恋人にクリスマスカミングアウト・・

今の僕なら他人のそういう趣向を、その人の持つ個性として尊重すると思います。

ただ、あの時の僕は言葉通りの子供だったので状況を理解する事すら不可能でした。


パシィン!!

「あ、あ」


もしかしたら何か潜在意識的なものが僕にそうさせたのかも知れません。


パシン!ピシィッ!スパァン!!

「ひぃぃぃぃ!あ、いぃぃぃ!」


高級ホテルの一室の中で

ワッキーは苦悶なのか悦楽なのか判別できない

くちゃくちゃに皺をよせた顔で子供だった僕にムチで叩かれていました。

叩くごとにワッキーの皮膚にはミミズのような赤い跡がついて

額からは滝のような汗を流し鼻水まで垂らしていました。


ピシャ!パシィン!

「あ、あ、あ、お許しください!旦那さま!お仕置きをどうか、あふ!」


その時の僕は怒りでもなければ呆れでもない

言葉で表現しにくい感覚に包まれていました。

ただ、ワッキーへと振り下ろすムチを握った手だけは止まりませんでした。




母カルトの最初へ 母カルト 23 母カルト 25 母カルトの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前