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母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

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とんだXmas-4

「ふーっ、ふーっ」

僕の手の平にはいつの間にかタコが出来ていました。

腕に疲労を感じたのでムチを捨て

全身にミミズ腫れを作って幸せそうに微睡んでいるワッキーを一瞥してから

まとめてあった自分の荷物を持って母親の待っているロビーへ向かいました。

母親は隅っこの椅子で顔を押さえて泣いていました。

服だけ着直して急いで飛び出したため身繕いは不完全で

メイクはめちゃくちゃ、髪もボサボサな状態で汗はまだ乾いてませんでした。

おまけに外すのを忘れたトナカイの角バンドまで着けていたのです。

プロポーズまで受け入れた愛する恋人と子供を作るためのセックスまでしたのに

その男の相容れる事の出来ない趣味を予告なしに押し付けられる形になった僕の母親・・

むせび泣く母親の頭からトナカイの角バンドを外した僕は

そのまま自分の頭にそれを着け母親を元気づけようとキャロルを口ずさんだ記憶があります。

一見誠実なサラリーマンに思えたワッキーがなぜ結婚できずにいたのか理解できました。

おそらくワッキーは今まで幾人もの女性に拒否されてきたのでしょう。

もしかしたら僕や母親と常識や感性が違っただけで

これは彼なりに悩み抜いた末の強行作戦だったのかも知れません。

でも僕の目の前で泣いている、お腹に彼の赤ん坊の素を仕込まれた可哀想な自分の母親を見て

少年だった僕はワッキーに同情を示す事なんか到底不可能だったのです。






「あっ!あっ!すごいの、大好き!気持ちいいー」

あれから何度目かのクリスマスが過ぎ去り

僕は彼女とまた廻ってきたクリスマスを楽しんでいます。

バックでペニスを突き入れる僕に甘えるような喘ぎ声をあげる彼女の

その白くて大きなお尻を見ていると

あの時のワッキーの肌についたミミズ腫れを思い出します。


ウズ・・ウズ・・


恋人と幸せに過ごすクリスマスの夜。

しかしながら僕は彼女の白い背中やお尻を見るたび

かつてワッキーにしたように真っ赤なミミズ腫れをつけたくなる衝動に駆られるのです。

前の彼女はお尻を手の平の跡が浮かび上がるくらい叩いたら怖がられて別れました。

その前の彼女はお尻と背中を叩いたらブチキレ、僕の頬をひっぱたいて去っていきました。

今の彼女はそれまでの誰よりも僕を愛してくれてるので

もしかしたらこの気持ちを理解して受け入れてくれるのではないかと

淡い期待をしながら実行の時を伺っています。

皮肉な話ですがワッキーによって目覚めたこの性癖のせいで

形は違うけどあの日の彼の気持ちを理解できるようになってしまったのでした。


そんな、古い記憶の奥にある

クリスマスのとんだエピソード。




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