自由になる条件-1
しばらく僕の上で休みながら、夫人は悲しそうな顔をする。
「ねえ、なんでイッてくれないの?」
と、落胆する彼女に、なぜかかわいそうに思った。
「瑠璃子夫人、バックからなら、射精できると思う」
そう提案すると、夫人ははっとして顔を上げた。
「ダ、ダメよ、そんなこと」
「縄を解くからかい?縄を解いたら逃げ出す、と思うのかい?服がどこにあるかもわからないのに?」
「・・・逃げないのかい?」
「逃げないよ。それより、瑠璃子夫人、僕も夫人のお尻でイキたくなったんだ。アナルセックス、最後まで愉しみたいよ。どうだい?縄、といてくれない?」
「ほ、本当かい?」
夫人はそう嬉しそうに言ったものの、老獪なのはフェラチオだけじゃない。僕よりも数倍は生きているんだ、知恵を巡らせ、何事か考え始めた。
「さっきからずっと、夫人にペニスを弄ばれて、もう鎮めようがないよ。ねえ、縄を解いて。僕が挿入してあげる。お尻で僕の射精、受けたいんだろ?」
そこまで唆せば、さすがに夫人は考えが至ったようだ。
「わかったよ。縄を解いてあげるよ、仕方ない・・・」
不承不承だが、まず、僕の足首の縄を解きはじめる。
「縄、解いてあげるけど、もうひとつ、いいかい?」
夫人ははたと手を止め、僕を見つめた。
「な、なに?」
「アナルセックスさせてあげるけど、最初からにしておくれよ?」
「最初から?」
「そう。私を自分の恋人のようにかわいがってくれないかい?そうだねぇ、キスから始まって、オッパイを舐めて。オマンコもかわいがって欲しいんだ。それから最後はアナルセックス。どうだい?」
「い、いいよ。わかった」
今度は僕が不承不承受け入れた。だがそれは僕の演技。段々夫人がかわいいオンナの子に見えだしたのだ、今なら普通にセックスできる気がした。