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検事 桐生美鈴
【母子相姦 官能小説】

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幹事長の災難-2

黒川のスマホに電話の着信音が鳴る、すぐに黒川は通話を始めた。

『もうすぐ到着ですか?』 
『連絡ありがとうございます。』
『お待ちしております。』

と話し終えると源蔵に、

『岸山政調会長、もうすぐ到着されます。』
『お迎えに行きましょう。』

と伝える。源蔵は面倒くさそうに立ち上がると、黒川が引き戸を開ける。源蔵は部屋を出ながら、

『餌をやるほど使える犬か、確認しないとな。』

と言い放つ。黒川は周りを見渡し、黙って頷く。

警察からの情報に拠れば、山海幹事長を襲った犯人は山海の地方事務所の元職員との事だった。動機はこれから追及するとの事。

犯人の様子が普通と違うとの事だ。自分が何故事件を起こしたのか判らないらしい。事件を起こした犯人がショック状態に成る事は良くあるが、それとは違って、目が覚めたら逮捕されていたと本人が言っているとの事だ。

犯人は事件の時、ポケットに入れたスマホの通話をワイヤレスイヤホンで行っていたとの事だが事件の前後に着信が有ったとの事。

その着信を入れた番号を辿ると紛失したスマホの番号との事だ。犯人に誰かに頼まれ山海幹事長を襲ったのか聞くがそんな電話は受けていないし、記憶も無いとの事だった。

美鈴も今度の事件は進行中の贈収賄裁判と無関係では無いと思っていたが、薄気味悪い嫌な感じがした。あの司法取り引きを申し出た秘書北島の言っていた通り、陰謀の匂いがすると思った。


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