夜の狂宴の前に 香澄の性春 その2-3
「あはは。香澄。凄いわね。
初体験で2人の男の子とやっちゃうなんて。
しかも二人目は激しいクンニからいきなりバックからよ。
どう?匠君との違い、そして正常位と後背位の違い、判る?」
匠に跨って腰を振っていた史恵が香澄を見ながら言った。
その言葉に促されるように、匠も顔を横に向け、香澄の顔を見上げている。
豊は香澄の反応を見ながらゆっくりと、腰を前後に動かし始めた。
豊の腰の動きに身体全体を前後に揺れ動かされながら、香澄は悲鳴を上げた。
「あ、い、痛い。ね。ね、無理よ、あ、痛い。だめ。
本当に痛いの。やめて。」
痛みを訴え、豊の動きを何とか止めようとした香澄だったが、
痛み以上に、匠の目の前で豊とつながっていること自体が、
恥ずかしくてたまらなかったのだ。
ましてや丁寧でディープなクンニによって、香澄のオマ〇コはさらに潤いを増し、
突然の後ろからの挿入に、
香澄の身体は、初めての挿入の時以上に敏感に反応していたのだ。
もしも匠の見ている前で感じてしまったら……。
さっきの史恵のように、はしたなく喘ぎ声など出してしまったら……。
香澄は痛いことを理由に、必死になって豊の動きを止めようとした。
しかしそんな香澄の意図を邪魔するかのように、
香澄がすべてを見透かしたかのように言った。
「香澄。なんだかんだ言っても、感じてるんでしょ?
素直に気持ちいいって言いなさいよ。
豊君だって、そのほうが嬉しいはずよ。
いいじゃないの。匠君が見てたって。
もっと近くで見せてあげたら?
身体は正直よ。もう濡れ濡れじゃないの。
ズボズボって、音まで聞こえてるわ。」
史恵は香澄の股間を覗き込むようにして言った。
「いや。見ないで。
そんなところ、見ちゃいや。」
「見ないでって言っても、香澄もさっき、
さんざんわたしと豊君がしているところを見ていたでしょ?
わたしにもじっくり見せてよ。
香澄がバックから責め立てられてはしたなく喘ぐところ。」
「そ、そんな。酷い、酷いわ、史恵。」
香澄は下を向いたまま、頭を左右に大きく振った。
しかし、頭を大きく振ったことが香澄のオマ〇コへのさらなる刺激のきっかけになった。
そんな香澄にさらに追い打ちをかけ、香澄の羞恥心を煽り立てるように史恵は言った。
「あら。匠君とオマ〇コしたかったんでしょ?
わたし、香澄の願い、かなえてあげたのよ。
匠君と仲良くなりたいって、わたしに言ったでしょ?」
「で、でも、それって、こんなことじゃ……。
それに、まさか豊君まで……。」
「あら。いいじゃないの。一番仲良くなれる方法よ。
特に男と女の場合は、仲良くなるにはセックスが一番だわ。
それに、香澄って、セックスとの相性、抜群じゃない?
初めてなのに、あんなに感じてたし。
ほら、今だって、自然と腰の動きを豊君の腰の動きに合わせてる。
初めてにしては、ほんと、いやらしい腰つきだわ。
ねえ、だんだん良くなってきたんじゃない?
どう?バックから責められるのも、感じるでしょ?
ああ、でも、相手の顔が見れない分、スリリングかもね。
もしかしたら、見知らぬ男かもしれないっていう不安が余計興奮させてくれるわ。
ねえ、もしかしたら、今だって、
豊君じゃない別の人がバックから香澄を責め立てているのかもしれないわよ。」
史恵の言う通りだった。
香澄は自分の股間を舐めているのは、ずっと匠だと思い込んでいた。
しかし、匠は自分のすぐ横で、史恵の下で史恵の乳房を揉みながら、
必死に腰を突き上げていた。
自分の股間を舐めていたのは、さっきまで史恵を相手にしていた豊だった。
今、バックから香澄を責め立てているのは、豊だ。
しかし、入れられる瞬間に顔を見たわけではなかった。
激しい突きを受け止めながら、香澄は一度も後ろを振り向いてはいない。
史恵が言うように、
香澄の背後からペニスを挿入しているのが豊だ、
激しくついてくるのが豊だ、
そう断定できるものは何もないのだ。
香澄の知らないところで第3の男に入れ替わっていても、自分は気づきもしないだろう。
(ああ、もし、そんなことになっていたら……。
もしそうだとしたら、誰?誰がわたしのバックから突き刺しているの?)
香澄は次第に疑心暗鬼になり、その不安が、恐怖が、不思議な刺激となって、
身体の奥底の方から妖しい感覚が生まれてきた。
(ああ、相手が誰かなんて関係ないんだわ。
だって、だって、こんなに、あ、ああ。
こんなに、気持ちがいいんだもの。)
香澄の頭のどこかで身体の動きを止めようとする声がする。
こんなふしだらなことはやめるんだと、香澄の理性が叫ぶのだ。
しかし、豊のペニスが突き刺さるたびに、
香澄の腰が、そして身体中が、
さらなる刺激を求めて勝手に動いてしまうのだ。
最初に貫かれた時に感じた痛みも、今ではほとんどなくなって、
一突きされるたびに、快い感覚が股間から身体全体へと広がっていく。
言葉とは裏腹で、もっと激しい感覚さえ、香澄の身体は求めていた。
そんな香澄の姿を見れば見るほど史恵の興奮は高まっていくようで、
自分の乳房を揉む匠の手の上に自分の手を重ねると、さらに激しく揉み始めた。
「やだ。香澄ったら、さっきより興奮してるみたい。
あんなに腰をくねらせて……。
ね、ねえ、匠君。オッパイ、わたしのオッパイ、もっと強く揉んで。
あ、そう、いい。ねえ、もっと、もっと強くよ。
無茶苦茶にしてちょうだい。」
香澄の動きと自分の望みをあえて口にすることで史恵はさらに興奮度を高めていく。
自分でも乳房の形が潰れるほどに激しく乳房を揉みながら、
史恵はさらなる刺激を求めて匠に迫っていった。