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記憶の鎖
【ファンタジー その他小説】

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記憶の鎖〜再会〜-3

「そういえば荘介、お前はあの時のこと覚えてるんだろ?その時に父さんを殺った魔人のこととか覚えてないか?」
だが荘介は困った顔で、
「いやあ…俺もあの時は小さかっただろ?だから…ほとんど覚えてないんだよね、そういう事は☆」
「役立たねえな…まあいい、絶対見つけ出す」
すると荘介が尋ねた。
「見つけてどうするんだ?」
「決まってんだろ。見つけたら、ぶちのめす!」
「ふふ…そうこなくっちゃ!」
「俺も手伝うぜ☆」
「ああ…3人で…必ず!」

―『アーヴァイル』―
「そうか…やっと動き出したか…」
ろうそくの火が辺りを照らしている。
「どうしますか?始末なら私にお任せ下されば…」
「いや、いい。このまま様子を見る…。」
男は不気味に笑いそう言った。
「そうですか。分かりました」
部屋の隅にいた男が尋ねてきた。
「<カーレス>様このまま様子を見てどうするつもりでしょうか?」
するとカーレスと呼ばれた男は革製のいすに座って答えた。
「利用するまでだ…。そのためには、もう少し頑張ってもらわなくては…世界を破滅させるという我が望みを果たすためにもな…クククッ…アハハハ!…」
カーレスの満足げな笑い声は部屋の中に響き渡った…。


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