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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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自信とプライド-5

2人はその足で城南市役所へ向かう。駅から歩いて10分程の距離だ。地元ではないが、マギーは特命捜査対策室に呼ばれて城南に来て以来、今では第二の故郷のようなものになっていた。

「段々キレイになっていくわねー。私が来た頃なんて道がガチャガチャだったのに、今じゃ歩道まで立派に整備されて。」
穏やかな表情で風景を見る。
「私は良く遊びに来てたから、気持ち分かるよ。昔はこの駅南って古臭かったけど、今じゃこんなにキレイになってさー。でも夜は相変わらず治安、悪いんだよね。」
「そうねー。ナンパの名所は相変わらずだけど、健全にナンパしてくれてりゃいいんだけどねー。」
「この間も連れ去り未遂あったよね。」
「うん。なかなかなくならないね。でもレイプの名所と呼ばれた城南もようやくここまで来た。あと少しね。」
「だねー。」
城南がここまで平穏な町に戻れたのも若菜の力のおかげだ。その功績に少しでも自分が尽力出来ている事が誇らしく感じるのは華英も同じだ。学生が笑いながら歩いている姿を見ながら2人は城南市役所に向かう。

「県警本部の菜月です。市役所の防犯カメラを管理してる方に面会したいのですが。」
対応した若い事務員が上司の元に向かい用件を話すと、その上司がやって来た。
「庶務課の金崎です。防犯カメラは私が管理しておりますが、何か…」
マギーはすんなり担当者が出てきた事が意外だった。しかもなかなかのイケメンだ。華英の目はハートになっていた。

「先日の小渕愛子氏の張り付け事件の件で、少し。」
「分かりました。ではあちらで。」
金崎は2人を応接室に招き入れた。不審な様子はなく、ごく自然な振る舞いに見えた。お茶を指示し、椅子に座り対面する。

「早速ですが、例の場所に今は防犯カメラがあるようですが。」
「ええ。あんな事があったので設置したんです。」
「それまであの場所には設置されていなかったとの事ですが。」
「いや、元々はあったんです。」
「調べではなかったはずでは?」
「ええ。本当の事を申し上げると、実はあったのですが、あの事件の少し前に故障して外してたんです。でもタイミング良くあの時だけなかったと言ったら要らぬ疑いをかけられると思い、嘘をついてしまいました。申し訳ない。」
金崎は頭を下げて謝罪した。
「別に正直に言えば良かったじゃないですか。やましい事がなければ…ですけど。」
マギーは意味ありげな口調でそう言った。
「やましい事は、ありませんが…」
金崎が頭をかいてマギーから視線を外したのは、何かを隠しているからか、若しくは美人に直視されて照れたのは定かではなかったが、イケメンを動揺させるマギーの美しさは本物であったりする。


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