エンドレスの途中〜香澄タイム〜-1
雅和はみんなが横になったのを見て、スマフォを取り出した。
もう一度、香澄に電話をしてみる。
香澄は出なかったが、電源は入っているようだった。
雅和は香澄にメールを送った。
雅和には確信めいたものがあった。
(さっきの電話。絶対に、香澄は襲われている。
しかも相手は一人じゃない。複数……。少なくとも3,4人いるはずだ。)
話の内容以上に、香澄の声の震えやトーンが、普通ではないことを雅和に告げていた。
(おそらく何度かいかされた後だろう。
香澄自身、楽しみ始めているような雰囲気もあった……。)
「ケガ、しないようにな。」
さんざん考えた挙句、雅和が香澄に送ったメールだった。
5分後、雅和のスマフォに着信があった。
さっきのメールの返信ではなく、ビデオ通話だった。
雅和は震える手で画面を切り替えた。
いきなり街灯に照らされた夜景が映し出された。
公園か何かだろう。茂みの向こう側に遊具が見える。
(これって……学校の横にある〇▼公園、じゃないのか?)
「もしもし……」
雅和の呼びかけに香澄の返事はない。
映像は公園の入り口あたりから少しずつ中へと入っていく。
(香澄が撮影しているのか?いや、おそらく……。)
画面の中央に映し出されたのは、滑り台だった。
しかも、公園の照明だけではなく、
明らかにどこからか持ち込まれた撮影用のライトのようなものに照らし出されている。
そばには数名の人影も見える。
(何かのイベント?撮影か何かか?)
画面の揺れで歩きながら撮影されていることがわかる。
カメラは滑り台の階段の方へ回り込んだ。
そこに映し出されたのは、ほぼ全裸の女の姿だった。
女性は手足を縛られている。
しかも、膝を曲げ、М字開脚の姿勢のまま、滑り台の手すりから吊り下げられていた。
画面が次第に女性の顔に寄っていく。
(香澄。間違いない。やっぱり……。)
「旦那さんかい?見えるかな?お宅の奥さん。
さっきからずっと、オレたちで可愛がってやってるんだけどな。」
突然、スピーカーから若い男の声が聞こえてきた。
「大丈夫。怪我をさせるようなことはしないさ。
あんたが一番心配なのは、どうやらそのことみたいだからな。」
「・・・」
「まだだいぶ時間はかかるが、ことが終わればちゃんと帰してやる。
安心しろ。
おっと、わかってると思うが、余計なことはするなよ。
怪我をさせないというのは、
あくまでもお前が何も余計なことをしなければっていうことだ。
怪我だけじゃない。
このスマフォには、さっきまでのあんたの奥さんの、
とんでもない姿が納めれている。
今の時代は恐ろしいよなあ。タッチするだけで、
世界中の男たちがあんたの奥さんのオマ〇コやフェラ姿、
極太ペニスが出たり入ったりしてるところを見ることができるんだぜ。
しかも自分から喜んで腰を動かして、喘いでいる顔の表情や声までがだ。
わかったら、自分で扱きながら、可愛い香澄の帰りをじっと待ってるんだな。」
その時、突然香澄が声を上げた。
「あうっ、で、で、出ちゃう…。」
香澄の股間から勢いよく吹きだした潮はおそらくスマフォのカメラを直撃したのだろう。雅和のスマフォ画面には、水滴でぼやけた裸身が映されたままだった。
「おい、香澄。いいタイミングだったな。
お前の潮吹きシーン、旦那にばっちり生配信だ。」
雅和は思いがけない出来事に言葉を失っていた。
(香澄の潮吹きなんて……。ボクでさえそんなに見たことはない……。
香澄の奴、それほどまでに感じているのか……。)
スピーカーからは雅和をからかうような口調の声が聞こえた。
「旦那さん、ちゃんと見てるかい?
お宅の奥さん、根っからの淫乱女だな。
オレたちの方が圧倒されそうだぜ。」
雅和は黙っていた。相手の意図が読めなかったからだ。
「なんか言えよ。怒ってないのか?」
雅和は唾を飲み込むいと、絞り出すように声を出した。
僅かばかりに声が上ずっている。
「……香澄は…。」
「えっ?」
「香澄は…感じている、のか?」
「……あ、ああ。今は浩二さんのを深々と咥えているからな。
声は出せないだろうが、最初っからオマ〇コはグジョグジョだったぜ。」
「最初から?」
雅和にはなぜそうだったか、大体予想がついていた。
「ああ。オレたちがレイプする前に、ここのベンチに座って、
長い事オナっていたからな。
前戯も何も必要なしでズッポリ奥までさ。」
(やはり家まで我慢できなかったんだ。香澄らしいと言えば香澄らしいか…。)
「……そうか。その後は…どうなんだ。」
「これからが本番さ。もう少しすれば、浣腸ショーも見られるはずさ。
そのあとは、いよいよ二穴ファックだな。
その頃にまた連絡してやるよ。」
(この男たち、公園でのレイプだっていうのに、浣腸ショーだと?
しかも二穴ファックまでしようとしているのか。
見届けたい。いろいろな意味で……。)
しばらく考えた後、雅和ははっきりと相手の男に告げた。
「……。いや、このまま…。」
「このまま?」
「ああ。このままでいい。ずっと繋いでおいてくれ。
あ、そうか。そうしたら君が参加できないか。
だったら、どこかスマフォを固定できる場所はないか?
香澄を撮影したまま、スマフォを置いて、君も参加できるような…。」