マラケシュの熱い夜-1
部屋に戻り、シャワーを浴びる。
先に小松原がシャワーを浴び、入れ替わるように真紀子がシャワー室に入る。
真紀子がシャワーを浴び終えると、
『下着はつけなくていいから、こっちにおいで。』
と、小松原がベッドに呼ぶ。
カバンから麻縄を取り出す小松原。
『これで真紀子君を縛ってみたいんだけど、、、いいかい?』
真紀子の了解を得て、小松原は真紀子を縛っていく。
いわゆる、亀甲縛りというやつである。
あまり慣れていないらしく、小松原の手際は決して良いとは思えなかった。
それでも、しっかり亀甲の模様にロープが絡まっている。
真紀子は、後ろ手に縛られ、まったく抵抗できない状態で、ベッドに寝かされる。
すると、小松原は、部屋の電気を消して、カーテンを開けた。
外から覗かれるとかのレベルではなく、丸見えである。
ただ、廊下は電灯があり、部屋は真っ暗にしている。
部屋から、廊下に出来る陰が見える。
廊下からは、部屋の中は凝視しないと、たぶん見えないだろう。
真紀子は慌てて、
『常務、、これだと、、、』
と言いかけた時、小松原は、真紀子の股間を撫でる。
『こんなに濡れているのに、イヤなのか?』
真紀子は言い返せない。
真紀子は、縛られただけで濡れていたのである。
『お願いします。せめてカーテンを半分だけでも閉めていただけませんか?』
小松原は、この折衷案を飲み、カーテンを半分だけ閉める。
そして、身動きの出来ない真紀子を愛撫し始める。
敏感になった乳首を散々舐め回され、そしてクンニをされる。
こんな恥ずかしい格好で、いやらしいことをされている自分にも興奮してしまい、真紀子は徐々に乱れてくる。
そして、もうどうにでもして、という気持ちになってくる。
ついには、小松原のイチモツが真紀子の敏感なところに入ってくる。
縛られて、犯されるようにされるセックスは、もの凄く興奮する。
真紀子は基本、セックスの最中は、目を閉じているが、たまに薄目をあける。
小松原が、気持ちよさそうな顔をしているのを見るのが、大好きなのである。
今日も、セックスの感じまくっている最中、ちょっと目を開けた。
そして窓の方を見ると、カーテンの横に、人影が見えた。
『見られている。』
そう確信した真紀子は、全身が熱くなるのを感じた。
小松原が耳元で、
『真紀子君のオマンコが、チンポを挿れられて感じているのを、ナディアがじっと見てるよ。』
小松原も、そこにナディアがいるのを感じ取っていたのである。
『いやぁぁ』
真紀子は、口では嫌がりながら、絶頂が近づいているのを知った。
『真紀子君、どこが気持ち良いんだ?』
『オマンコです。オマンコ!』
そう叫んだところで、真紀子は絶頂に達してしまった。
セックスが終わった時には、人影はなかった。
どこまで見られたのか、分からない。
小松原は、真紀子の縄を解いていないので、縛られたままの状態で、ベッドに横になっている。
『縛られてするセックスはどう? イヤじゃない?』
と、小松原が聞く。
『・・・・・・。』
と、真紀子が返答に困る。
『じゃあ、もう縛るのはやめようか?』
そう聞かれ、思わず真紀子は首を左右に振る。
『明日は、カーテン全開でセックスしよ。』
『え、、、ちょっと、、』
『大丈夫だよ、部屋は暗くするから。それより、ナディアに見られて、興奮したんじゃないのか?』
真紀子は答えられない。
確かに、ナディアに見られていることが分かった瞬間、もの凄く恥ずかしい筈なのに、とめどなく快感の波が襲ってきたのも事実である。
縛られたままの真紀子の身体を、小松原は再度、求めてくる。
真紀子もそうだが、小松原もかなり興奮しているのである。
真紀子は、拘束されているので、声が出そうになっても、口を手で押さえることが出来ない。
一生懸命、声を抑えようとするのだが、これが難しい。
『真紀子君、もう諦めて、ナディアに見せつけてあげなさい。』
小松原が果てるまでの間、真紀子は縛られたまま、4〜5回、イッてしまった。
2人とも汗びっしょりなので、もう一度、シャワーを浴びてから眠ることにする。
枕元で、
『常務は、こういうことが起こることをご存知だったのですか?』
と、真紀子が聞いてくる。
『昔、こういうリヤド形式のところに泊まったことがあってね、その時フランス人カップルが窓を開けてセックスをしているのを見かけたんだ。』
翌朝、朝食を食べに1階のテラスに降りていく。
何人かの女性スタッフが、給仕をしてテーブルに朝食を運んでくる。
小松原と真紀子のテーブルに朝食を運んできたのは、ナディアだった。
ナディアは料理をテーブルに置いた後、真紀子を見て、ニヤと笑った。
真紀子は、穴があったら入りたいほど、恥ずかしくなった。