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小松原常務の道楽2
【OL/お姉さん 官能小説】

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帰国の途-1

翌朝、ホテルをチェックアウトして、タクシーを呼んでもらう。
タクシーで、パリ北駅へ向かう。

『この辺りは、あまり治安が良くないから、ひったくりに注意だよ。』
そう言って、駅舎内に入る。

まだ時間があるようで、駅舎のカフェに入り、カプチーノを飲む。
真紀子は、たった2泊だが、パリで飲むカプチーノに、はまってしまった。

駅にいるということは、どうやら電車で移動するんだ、ということぐらいしか真紀子には分からない。
電光掲示板に、チェックインの案内が出る。

小松原と真紀子は、チケットチェックを受けて、歩みを進める。
我々が乗る電車は、ちょっと堅苦しいほどのチェックがある。
真紀子はちょと身構える。

まず、フランス、厳密にはEUの出国審査を受け、そのままイギリスの入国審査を受ける。
荷物チェックを受けた後、やっとホームに行くことが出来る。

ロンドン行きの高速鉄道、ユーロスターに乗り込んだのは、約30分後。
出発まで、まだ30分ほどある。

見るモノ、聞くコト、すべてが新鮮な真紀子には、30分なんて、あっという間だった。
じきに、ユーロスターは出発をする。

車内は、ちょっと暑い。
真紀子が上着を脱ぐ。

すると、白いシャツからブラジャーが透けて見える。
頭上の棚に上着を載せようとすると、真紀子のお尻が、小松原の顔のあたりにくる。

昨夜、自分の腕の中で、歓喜の声を上げて昇天していた女である。
小松原は、ちょっと誇らしい気分になってきた。

3時間弱で、ロンドン・セントパンクラス駅に到着。
ここからタクシーで空港へ向かう。

時間に余裕はあるのだが、早めに空港に到着しておきたい。

15時過ぎには、ロンドン・ヒースロー空港に到着した。
そのまま羽田行きの便にチェックインをする。

真紀子は、機内で、今回の出張旅行を反芻する。
初めてのヨーロッパ・ロンドン、イスラムの文化漂うモロッコ、そして花の都パリ。
すべてが新鮮だった。

それ以上に、小松原とのセックスで、ちょっと自分がアブノーマルなんじゃないか、と気づかされた。
モロッコでは、セックスを見られて興奮してしまった。
思い出しながら、真紀子はパンティを濡らしてしまった。

シートを倒し、ベッドの状態にして、毛布を被って眠る。
フルフラットシートなので、足を延ばして休むことが出来る。

ふと気づいたら、隣の小松原の手が、真紀子のパンティの中に入ってきた。
もの凄い早業、手を払いのける間もなく、真紀子の股間が濡れているのが、バレてしまった。

ロンドンから12時間、あっという間の出張兼旅行が終わりを告げる。

時差ボケもあるので、明日は休んでいいと言われている。
明後日、出勤したら、早速、次の出張をチェックしないと、、と考える真紀子であった。


<小松原常務の道楽3へ続く>


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