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無人島性活
【ハーレム 官能小説】

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身の危険-2


ジャングルの隙間から
海が見えてきた。
ジャングルの端は
30mくらいの崖になっていて
海には降りられない。

下の砂浜を見ると
小型漁船くらいの船が二艘見えた。

「船だ!おーい!」と

エイジが言いかけると
慌ててケイティとトリーに
抑えられ
引っ張り込まれて
尻餅をつく。

「どうしたんだい!?
人だよ!助かるんだよ!?」

しかし、二人は
崖の上から
そーっと覗き込む。

二艘の船から男性が降りて
砂浜に上がる。
男たちの手には銃やライフルが
持たれている。

ケイティとトリーは怯えだし
エイジも神妙に崖の下の男たちを
観察する。

男たちは辺りを見回して
合図を送っている。
すると、三人の金髪の女性が
船から降りてきて
別の船に乗せられ
天幕で隠された。

その後、ジュラルミンケースが
手渡され、中身を確認している。
遠くて中身までは
確認出来なかったが
恐らく現金であろう。

二艘の船は
それぞれ違う方向へと
消えていった。

ケイティとトリーは
怯えて泣いている。
二人を見てエイジは悟ってしまう。

この美女五人は誘拐され
売られる所を
嵐で船が転覆し
かろうじて
この島に漂流したのだと。

(そうだったのか!?
漂流した日、
皆、異常に俺を恐れていたもんな
彼女たちにとって
東洋人の俺は
誘拐犯に見えたんだ!?)

エイジは震えている二人を
包み込むように抱きしめた。

二人が落ち着くと畑まで戻る。
二人はジゼル、クロエ、ソフィーの
顔を見ると、再び泣き崩れる。
三人はケイティたちに
ハーブティーを飲ませ
二人が泣いている理由を
感じるのであった。

「なんてこった!
やっと人がいたと思ったら
誘拐犯グループだったなんて!」

(それにしても
行方不明なら警察の捜索とか
来てもおかしく無いのに
俺も同じだけれども……
家族とか心配していないのかな?)

この北側の海岸は取引場所として
使われているようなので
これからは近づかないようにし
煙も見えないよう
用心して
畑での焚き火もしないようにした。

小屋に戻っても
ケイティとトリーの涙は止まらず
震えている。
エイジは抱きしめてやることしか
出来なかったが
二人はその優しさで
落ち着きを取り戻し

「愛してる」と言って
キスをする。


この無人島で
六人による
一夫多妻制の愛が出来上がっていた。
差別もなく、ひがみも無く、
平等でお互いを気遣い
愛し合う事が普通になっていた。

その日
エイジは二人を抱いて眠り
他の三人はケイティたちを
いたわるのであった。


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