会議室-2
表と裏の顔
「さぁ〜幸ちゃんッココに座りなさいぃッ」
「はいッ社長、それでは・・・失礼して(笑)」
大きな窓を背に、体を預けていた麗華は、隣の椅子を引き寄せると笹塚に座るよう促した。
ローズ化粧品・代表取締役・高城麗華・52歳・(162・54)・(88・63・90)
親の会社を継いで、OLにターゲットを絞った戦略で、化粧品から香水・パンスト・制服まで
・・・展開。
不況の現代も尚・成長を続ける会社である。厳格な家庭に育った独身女社長。
奥の扉の前で、秘書の磯村は、姿勢正しく静かに立っていた。
男が照れながら椅子へ腰掛けるのを見届けると、二人に向かって声を掛けた。
「麗華社長・・・お紅茶でよろしいですかぁ?」
「いつものでお願いねッミカちゃん(笑)」
「はいぃぃ(笑)」
男が頷くと、秘書は頭を下げ扉の奥へ消えていった。
・・・そんな会話の最中も円卓の下では・・・
ピンクに塗り揃えられた細長い指先が、スーツのズボンの上をいやらしく歩き回っていた。
「凄く敏感になっているじゃない・・・どうしたの?」
「朝から・・・こんな状態なんですッ」
「いやらしい子ねぇ〜(笑)」
麗華は、嬉しそうに太股から三角に突き出した男の中心を確かめる様に指先で、何度もなぞり上げた。
「あぁぁ・・・そんなにしたらッ」
男は、上ずった声で快楽を堪えるように口をきつく閉めて耐えていた。
「どうしたの?いつもみたいに(笑)甘えた声でおねだりしなさいようぅぅ」
「はいぃぃぃ麗華さま」
「ミカちゃんの前でぇ〜恥ずかしがっているのかな?この子ッ(笑)」
麗華は、意地悪そうな顔で男を見ながら、ズボンから浮かび上がる肉棒を握ると、ゆっくりと上下に動かしながら言った。
「秘書が近くに居ますからぁ〜恥ずかしいですよぅぅぅ」
男は、奥の扉に目をやりながらも、恥ずかしいぐらい甘えた声で答えた。
「そうねぇ〜格好ばかりつけている子は、ゆっくりとお仕置きねッ(笑)」
「エエッ?(驚)」
・・・扉が開き秘書が奥からトレイを持ってやってくる・・・
「お待たせしました麗華社長ッ」
秘書は、透明なカップを丁寧に静かに円卓の麗華の前に置いた。
「ありがとう・・・ミカちゃん(笑)」
男の前にも同じようにカップを置くと、秘書は二人に頭を下げて、部屋を去ろうと振り返る。
「磯村くん ありがとうぅぅ仕事に戻ってくれッ」
男は、精一杯の落ち着き払った声でそう言った。
「あぁぁッミカちゃん、待ってコレ」
麗華は、秘書を呼び止めると、ファイルを手渡しながら言った。
「そのッボードに資料の数字を書いて欲しいんだけど、説明したいし・・」
「はいッ構いませんけどぉ結構ありますよう」
「いいのよッゆっくり書いてぇ〜(笑)」
「はいッでは少しお時間頂きますぅぅ」
男は、そのやり取りを驚いた顔で、見ていた。
「さぁ幸ちゃん(笑)その間に契約の細かな内容を打ち合わせしましょ?」
そう言うと、麗華は男のズボンのファスナーを下し窮屈そうにしまわれていた肉棒を器用に外へつまみ出した。
「あぁぁぅぅぅ麗華社長ッハイぃぃ」
上ずった声が秘書に聞こえたんじゃないかと心配しながらも、ビンビンの肉棒の男であった。
午前11時半のことである。