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オフィスラブ
【熟女/人妻 官能小説】

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会議室-1

高揚感

男は、朝から気分が少し高揚していた。
出社すると、鞄を袖机の横へ置き意味もなく引き出しを開け閉めしていた。

「おはようございます・・・専務ッ」
秘書がお茶を運んできた。
「ありがとう、今日の予定を後で知らせてくれ」
「はいッ9時になりましたらお知らせに伺います」
「ああぁぁぁッそのようにしてくれ」
「ハイ、失礼します」
男は、秘書が部屋を出て行くと、喉を鳴らして1口含んだお茶を飲み込んだ。

笹塚幸一・46歳・中堅広告代理店の専務である。
若くして専務にまで出世した幸一は、次期社長の期待のかかる会社のエースだ。
話は、そんな男の普段は見られない顔を、ココでご紹介していこう。


「失礼しますッ専務」
秘書は、ドアをノックすると、男の返事を待って扉を開けた。
「本日の予定をお知らせします。」
紺に白のストライプの入ったスーツ姿のスタイルの良い女性が、男のデスクの前に立って
茶色いスケジュール帳を広げて言う。


・・・本日は・・・

11時・・・よりローズ化粧品様と会議室にてお打ち合わせ
13時半・・・より広告会館にて定例の昼食会議
16時・・・から社にて営業部・企画部合同の部課長会議

・・・以上が現在の予定になっています・・・


「そうかッ現在のなぁ・・・」
男は、それだけの予定で一日が終わるとは思っていなかった。
「はい・(笑)」
「しかしローズとの打ち合わせは、午後の予定だったのでは?」
「はいッ先方・社長より予定の変更がありましてぇ」
「そうかぁ先方の都合なら仕方ないなッ」
男は、そう言いながらお茶を口に含み平静を装って言った。
「ありがとう。判った、仕事に戻ってくれ」
「はい・・・失礼します」
しかし男は、秘書が背を向け歩き出し、扉に手を掛ける前には、顔を紅潮させ落ち着きなく
立ち上がり扉が閉まると、慌てて部屋に鍵をかけた。

会議まで2時間近くあるが、男は待ちきれないと言った感じで、その場でズボンを脱ぎ去ると、
黒のボクサーパンツ姿になっていた。

恥ずかしいほど・・・前を膨らませて。

男は、窮屈そうな下着を足元まで下し脱ぎ去ると、そのままスーツのズボンを履き、
ベルトを締めて身だしなみを整えた。
足元の下着を丸めると、鞄の中に押し込んでしまいロックした。

ある朝の・・・9時半のことである・・・


平常心

男は、左腕を前に伸ばして折り曲げると、時間を確認した。
先ほどから何度、同じ行動を繰り返しているのだろう(笑)
大して、時間は経っていない。

「磯村くん・・・コーヒーを頼むッ」
受話器にそう言うと、男は立ち上がり窓の外を眺めて、大きく息を吐き出した。

「失礼します・・・」
秘書がトレイに乗せた、白いカップを運んでくる。
「ありがとう・・・ソコに置いてくれるかなッ」
男は、広いデスクを指差して言った。
「はいッ専務ッ」
秘書は微笑みながら、カップを皿に載せくるりと回してデスクに置いた。

「うん?どうしたッ磯村くん。何だか嬉しそうだな」
「そうですか?私には専務が嬉しそうに見えますがぁ〜」
「これからぁ仕事だ嬉しいはずがないだろうぅぅ」
「そうですねッ(笑)でも・・・朝から何だか嬉しそうにしていると感じたものですから」
「そんな風に見えるかねッ私が、そんな風に・・・」

男は、秘書に何か気づかれたのかと少し、ドキッとしながらカップに口を着け
「ありがとうぅ仕事に戻ってくれ」
「失礼します・・・専務(笑)」
秘書は再び微笑むと、姿勢良く歩きながら部屋を後にした。


・・・トントン・・・

ドアがノックされ秘書が声をかける
「専務ッ失礼します」
「はい・・・どうぞぅ」
扉の前に立つと言った。
「ローズ化粧品・高城麗華社長がお着きになられました」
「そうか・・・判ったッ」
男は、反射的に腰を浮かせて立ち上がろうとしたが、椅子の両袖を握りじっとこらえた。
「ご案内します・・・専務(笑)」
秘書は、その仕草に微笑みながら背を向けると、扉を開いて男が立ち上がるのを待った。
「ヨシッ・・・大口の契約に繋げるぞッ」
「はい頑張って下さい。こちらです専務ッ」
男は、秘書に促されて会議室へ向かった


・・・第三会議室・・・

円卓のテーブルに革張りの椅子が、8つ
大きな窓からレースのカーテン越しに日が差し込んでいる。
部屋の奥に入口とは別の扉があり、給湯室になっている。
8席では、十分過ぎる大きさの円卓だが、この部屋の広さからは、小さなテーブルに感じる。

「失礼します・・・」
秘書の磯村は、扉を開けると深々と頭を下げた。
「お待たせしました、麗華社長ッ笹塚です」
「久しぶりねぇ〜幸ちゃん(笑)」
「社長ぅぅぅ」
男は、恥ずかしそうに照れながら頭を下げた。

午前11時のことである・・・



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