男たちの餌食-3
「そうだ。礼二、大輔。
お前たちも、女たちに自撮りさせろ。
自分の立場をしっかりと認識してもらうためにはいい方法かもしれないからな。
征爾に向けてメッセージを言わせればいい映像になるだろう。」
田辺に言われた通り、礼二は麗子に自分のスマフォを持たせた。
「聞いての通りだ。お前の旦那へ、メッセージを残せとよ。」
麗子がスマフォを手に戸惑っていると、田辺が追い打ちをかけた。
「そうだっ。おい、麗子。」
麗子はびくっとして顔を上げ、田辺を見た。
「あんたはこの2人の母親だ。どんな時でも母親は子どもたちに手本を示さねえとな。
いいか、今から自分がどんな目にあったのか、包み隠さずに征爾に伝えろ。
生々しい現実を具体的な言葉で征爾に伝えるんだ。
さもないと、あんたのお友達の可愛い顔が傷だらけになるかもしれねえぞ。」
麗子が田辺の方を振り返ると、香澄の顔にはナイフが突き付けられていた。
「あ、あなた。あなた、助けて。わたしたち、今、田辺っていう人に……。」
麗子はカメラを部屋の方へ向け、床に転がされた紗理奈や美奈子、
そしてナイフを突きつけられた香澄の顔を映しながら話し始めた。
田辺は香澄の顔にナイフを突きつけたまま麗子の方へ近づき、
その表情と小声で、麗子に撮影の指示を出している。
田辺に命じられるまま、全裸の自分を映した麗子は、カメラに向かって話しかけた。
「あなた。見たでしょ?服も下着も引きちぎられて、
わたし、さっきまで、田辺さんに、犯されていたの。
そう、田辺さんにお尻を向けて、バックから入れられてたの。
ああ、そうよ、騎乗位よ。田辺さんに言われて、仕方なく、跨ったの。
ああ、あなた。ごめんなさい。
わたし、レイプされながら感じてしまって。
だって、田辺さんが、乳首を、硬く尖った乳首を、千切れそうになるくらい……。
気が付いたら自分で股間を弄りながら腰を動かしていたの。」
麗子は何度も田辺に睨まれながら言葉を選び、話し続けた。
「あ、あのね。田辺さんのペニス、太いのよ。
征爾さんのよりも、一回り、ううん、二回りは太いかしら。
そんな太いペニスで突かれてたら、
わたし、レイプされてるなんてこと忘れて、何度も、いっちゃったの。
ああ、なんて罪深い、なんてはしたない、淫乱女なのかしら。」
そこまで話して撮影のスイッチを切ると、
麗子はがっくりと肩を落とし、田辺に向かって言った。
「お願い。もう許して。」
麗子の叫び声が終わらないうちに、田辺が低い声で言った。
「その調子で続けるんだ。
脅しじゃねえ。こいつの顔がどうなるか、わかってるのか?」
大声で怒鳴るよりも遥かに真実味のある言葉だった。
ナイフの刃が香澄の頬に食い込む。
香澄の顔が恐怖でひきつった。
「わ、わかりました。ちゃんと、ちゃんと、伝えます。」
麗子は涙声になりながら、撮影を再開した。
「あなた。見える?
あそこに映っているの。紗理奈よ。
その子は今、ラップでグルグル巻きにされ、別の男に犯されているわ。
美奈子は双頭バイブを渡されて、夢中になってしまったの。
昔に戻ってしまったように、壁の方を向いたまま、誰の声にも耳を貸さないの。」
「いい感じじゃねえか。そうそう。お客様の紹介も忘れずにな。」
田辺はナイフをちらつかせながら麗子の構えるスマフォに笑顔を見せた。
「ああ、そうよ、香澄も、香澄も、運が悪いわね。こんな場面に来てしまうなんて。
今はまだ、下着姿にされて、ああって田辺さんにナイフで脅されてる。
さっきまでは、ずっと、身体を触られていたの。
ほら、見てあげて。
紫色の色っぽい下着よ。スケスケのレースで穴あき下着。
征爾さんが喜びそうな下着で、きっと、もうすぐわたしたちと同じように……。
雅和さん。本当にごめんなさい。香澄さんを、こんな目に合わせてしまって。」
泣きだしそうになった麗子に田辺が耳打ちをした。
麗子はすべてを諦めたような表情のまま顔を上げ、言った。
「今度はね、若い礼二っていう人が、わたしの、アナルに入れてくれるんですって。
その礼二さんに、カメラを渡すわ。
わたしのアナルに礼二さんのペニスが、出たり入ったりするところ、
じっくりと見てね。」
麗子はそこまで言うと礼二にスマフォを手渡した。
礼二は麗子の尻の方に回り、足元から尻に向かって撮影を始めた。
麗子は田辺から命じられたとおりに、四つん這いになり、礼二に尻を向けた。
「征爾さん。見える?わたしの、アナル。
今からここに、礼二っていう人の、ペニスが、突き刺さるの。見ていてね。」
礼二のスマフォ画面い一杯に、礼二の指によって広げられたままのアナルが、
アップで映し出された。
礼二はゆっくりとスマフォを動かしながら、
激しいピストン運動で掻き回された愛液にまみれた割れ目や、
ピストンに合わせて何度も叩かれて赤く腫れあがった尻を、
麗子のスマフォに納めていくのだった。
「じゃあ、いよいよアナルだ。
奥さん。もっとケツを左右に広げて、そうだ、それから、ケツを高く上げるんだ。」
礼二の言葉に麗子は素直に従った。
恐らく、今迄男たちに逆らうだけ逆らい、
到底かなわぬということを悟って諦めてしまったのだろう。
香澄には、麗子の虚ろな目が香澄をじっと見ているような気がした。
「あ、あなた。入って来た、わ。アナルに、あ、長い。この人の、ペニス、長いの。
アナルの、奥の方まで、あ、あ、初めてかも、初めてかもしれないわ。
この、長さ。こんなに、奥まで……。」