帰路-1
相手は、
『それ、コンプライアンス的にはどうなの?』
『一歩間違えばセクハラだろ。』
と言うと夫は、
『だな!』
と言い、二人で笑いながら会食場の方へ向かった。桜井が、
『出すぞ、今日は量が多いかもしれん。』
『全部、飲め!』
と言いながらピストンを激しくする。咲良は、
『嬉しい!』
『一杯口の中に出して下さい!』
と返した。桜井は、咲良の尻を掴み上げチンポの打ち込みを更に強くする。そして、咲良が体を震わせ絶頂に達すると小声で
『口を開け!』
と命令する。桜井は、咲良が口を開けるとチンポを咲良のまんこから引き抜き、チンポの先を咲良の口に半分入れながら出した。精液の量は本当に多く。咲良は、完全に出終わるまで口を開け続けた。
桜井が、チンポを絞る様に最後の一滴を出すと、咲良は、口を閉じゴクゴク飲み干す。桜井がチンポをしまおうとすると、咲良は
『待って!』
と言い桜井のチンポを舐め、尿道を吸い中の精液を吸い取った。急いで亀頭から玉袋まで舐め回す。時間が無いのが残念なようだった。
桜井は、上着からティッシュを出すと、咲良の顔や髪の汚れを拭き取り、ウエットティッシュで二度拭きし綺麗にする。咲良に、化粧を直す様に言いバックを渡す。
咲良が化粧している間、桜井は咲良の股間にしゃがみ込み股間の体液や汚れをティッシュで拭き取っていく。咲良は、恥ずかしかったが自分の為にしてくれていると思うと嬉しかった。
桜井は、咲良に服を着る様に言いブラのフロントフックを掛けた。咲良が服を全部着ると、後ろを向かせ汚れをウエットティッシュで拭き取る。桜井は、咲良の周りを回りチェックしうなずく。それから、
『匂い消しだ。』
と言うと咲良の全身に軽くスプレーした。桜井は、
『また、連絡する。』
と言うと入口と反対方向に行き、建物を曲がり見えなくなった。咲良は、
【他の人に見られない様に大きく廻るのだろうか?】
と思い。桜井の事が終わった後の掃除?は、相手の事を思っての行為だろうと思った。自分には、服を着るだけでほとんど何もしないからだ。
【本当は、良い人なのかな?】
【でも痴漢だよ。】
と考え桜井が良く判らない人間だと思った。解っているのは、そんな桜井に自分が夢中な事だけだと思った。会食場に戻ると、夫が
『どこに行ってたの?』
と聞いてくる。咲良は、
『ごめんなさい。』
『部下から書類の事で相談の電話有ったから。』
『近くじゃ、会食場の声が聞こえると思って少し離れた所で話してた。』
と罪悪感を感じながら嘘を付く。夫は、
『そんな事じゃないかなと思っていたよ。』
と完全に信じている。咲良は、申し訳ないと思いながら
『そろそろ、仕事に行かないと。』
と話す。夫は、時計をみながら
『時間だね。』
と応じ、
『みんなに挨拶に行こう。』
と施主や他の親戚への挨拶に一緒に行ってくれた。そこで、
『最後まで居られなくて、すいません。』
と話すと施主達は、
『いえ、いえ、今日は来てくれてありがとうございました。』
『お仕事、頑張って下さい。』
などと笑って返してくれる。最後に義父母に、
『すいません、早く帰る事になってしまい。』
と言うと、
『良いのよ、気にしなくて。』
『今日は、ありがとう。』
と言ってくれた。子供に、
『お母さん、先に行くわね。』
と言うと、
『ママ、行ってらっしゃい!』
と元気よく言ってくれた。夫が呼んでくれたタクシーで、断ったのだがみんなに見送られ出発した。近くの在来線の駅は、近く10分も掛からなかった。
駅に着き、中に入り時刻表を確認しようとした時、上着のスマホが震える。夫かなと思い画面を見ると〈桜井太郎〉との表示が。咲良は、
【先ほど、別れたばかりなのに。】
と思いながら、すぐに桜井に掛け直す。桜井は、ワンコールで出て
『西口の出た所で待て!』
言い、すぐに切った。咲良は苦笑し、
【仕事に行かないといけないのに。】
【時間が無い。】
と思いながら、西口を探した。西口から出ると、桜井が出口の真ん前に立っていた。咲良が話そうとするのに被せて、
『送ってやる、車の方が早い。』
と言い咲良の返事を待たず歩き出す。咲良は、苦笑しつつも後をついて行くとすぐ近くに、黒いワンボックスカーが停まっていた。桜井は、その車の助手席を開け、咲良に乗る様に促す。