女たちの暴走 潤一の奴隷-5
潤一の言うとおりだった。
麗子も香澄も、実は、潤一に服従し、潤一の言うがままに、
潤一の提案に対して嫌々応じているわけではなかったのだ。
頭では拒否していても、身体がそれを自然と受け入れていた。
いや、身体が求めていたと言っても言い過ぎではなかったのだ。
二人の沈黙が答えを物語っていた。
特に香澄は今日の朝からの、あまりにも特異な出来事に、翻弄されていた。
今まで常識と思っていたことが一気に覆され、
倫理観、道徳観など、様々な価値観が180度転換した。
香澄自身気づいていなかったが、今、香澄は冷静な判断力をほとんど失っていた。
と言うよりも、理性的な判断はほとんどできない状態だった。
思いのままに、欲望のままに、本能のままに行動したかった。
自分の欲望を閉ざすことなく、興味のあるものはすべてやってみたかった。
征爾とのアナルセックスの途中に征爾がその場からいなくなり、
代わりに突然、潤一が現れた。
麗子と3人、潤一を交えてのレズプレイ。
そのはずだった。
しかし、途中から気持ちが変わった。
虐められてみたい。
潤一に、酷い扱いを受け、
麗子と共に慰め合い、抱き合いながら耐えてみたい。
自分がどこまで惨めに扱われるのかを見届けたい。
香澄の中で、今までには存在しなかった、もう一人の香澄が生まれたようだった。
潤一は勝ち誇ったような顔で二人を覗き込み、
バイブを軽く動かしながらさらに問うた。
「このバイブ。
一方は香澄さんのアナル。
もう一方は麗子さんのオマ〇コに突き刺さっています。
そうだ。せっかくだから、名前を付けてあげましょうか。
どんなのがいいですか?
そうですね、単純な方がいい。麗マン、でいいでしょう。
となれば、もう1本の方。麗子さんのアナルと香澄さんのオマ〇コ。
これは澄マンと呼びましょう。
では、ここでお二人に問題です。
麗マンと澄マン。どちらのバイブのスイッチを入れたらいいでしょうか。」
麗子にも香澄にもよく意味が分からなかった。
「どうしました?反応がありませんね。
あ、違いが判らない、と言うことでしょうか?
そうでした。どこがどう違うかがわからなければ、答えられませんよね。
では、今から実際に、一つずつ、スイッチを入れてみます。
では、最初は麗マンから。」
潤一は麗マン、
すなわち、麗子のオマ〇コから香澄のアナルにつながっている双頭バイブ、
「弱」のスイッチを入れた。
瞬間、麗子の身体が跳ねた。
香澄の口からはため息とも喘ぎ声ともつかない声が漏れた。
潤一はすぐにスイッチを切る。
二人の身体から緊張が消えたのと同時に、
表情にはどこか物足りなさが浮かび上がった。
「では、次は澄マン、スイッチオン。」
麗子のアナルの内部がぶるぶると震え、香澄のオマ〇コがビクンビクンとひくついた。
潤一は今回も、ほんの一瞬でスイッチを切った。
「では、どちらをメインにするか、お答えください。まずは麗子さん。」
「そ、そんなの、答えられるわけ、ないでしょ?」
「おや、麗子さんはまだ反抗するようですね。わかりました。
では、香澄さんのリクエストにお応えすることにしましょう。
香澄さん。どちらを選びますか?」
潤一に問われて香澄は正直答えに窮した。
どっちと答えればいいのか。
どっちがいいとかどっちが悪いとかいう問題ではなかった。
瞬間ではあったが、どちらの振動も、香澄には新鮮でなまめかしいものだった。
あれを長い時間続けられていたら、一体どうなっていただろう。
それがアナルであれ、オマ〇コであれ、
間違いなく、香澄は今までには感じたことのないほど深く強いエクスタシーを感じ、
失神するだろう。
どちらと決めることはできない。
しかし、潤一は答えを迫ってくる。
香澄は迷った末、言った。
「もう一度……。」
「もう一度?」
「もう一度、試させてください。もう少し長い時間。もう少し強い動きで。」
「香澄さん。それでいいですね?」
「ハ、ハイ。」
「麗子さんも、それでいいですね?」
「か、香澄。あなた、なにを言ってるの?
もう一度試すとか、もう少し長い時間だとか。」
「麗子。じゃあ、あなたはどちらがいいか、決めれれるの?」
「そ、そんなもの、答える必要、ないじゃない。」
「でも、潤一君が聞いてくれているのよ。答えなきゃ悪いじゃない。」
「さすが香澄さん。物事の理解が早いですね。」
潤一はそう言うと香澄の口に口枷をはめた。
「では、香澄さんのリクエスト通り、
もう少し長い時間、もう少し強くして味わってもらいましょう。
最初は麗マンからですよ。強さは「中」です。」
香澄と麗子、二人のオマ〇コとアナルを繋ぐ双頭バイブが、
小さくうなりながら振動し始めた。
香澄は目を閉じてその振動を全身で味わった。
アナルの奥の壁が細かい振動に反応して、収縮する。
その力が腸壁を締め付ける力となって、
香澄のアナルは双頭バイブをより強く締め付けた。
そのまま尻をさらに持ち上げ、麗子の方へと動かす。
麗子の口枷から一瞬悲鳴のような声が漏れ出た。
「香澄さん。積極的な腰の動きですね。どうですか?麗マンの動きは。」
「……。」
「では、次は澄マンです。さっきと同じ、強さは「中」ですよ。」
気が付けば香澄は、バイブの振動が始まるのを心待ちにしていた。
麗子とつながった二本のバイブがよりきつい角度で膣壁と腸壁を刺激するように、
潤一に言われる前から自ら進んでお尻を高く突き上げていた。
ブーンという音はさっきよりも大きく聞こえ、香澄の内部の振動も激しくなった。
「あ、ああ、い、いい。潤一、君。これ、これも、いい。」
「香澄さん。正直な反応ですね。」