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淫蜜の媚薬
【調教 官能小説】

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淫蜜の媚薬-6


6

 女子大学生の千歳美桜が拉致されてからすでに二時間余りが経過していた。
 男性経験の乏しい彼女は、見知らぬ男によって監禁部屋に幽閉され、そこでありとあらゆる凌辱行為を受けることになったのだが、フェラチオで口を汚すのも初めてなら、ピンクローターやバイブレーターで責められるのも初めてだった。
 監禁部屋では、大人のおもちゃは美桜のおもちゃだった。それこそ感情を持った花瓶に無機質な造花を挿すように、男は美桜に対して肉体の代わりになるものをことごとく挿入し、乳首を起たせてアクメする美桜の様子を撮影しては、蔑(さげす)む言葉をかけてきた。
 美桜は手錠の嵌まった両手を床に着き、椅子の座面に固定されたディルドの上でくびれた腰を上下に動かしていた。ディルドの先端が子宮口に触れるたびに、危ない快感が脳天に向かって突き抜ける。
 その椅子は、美桜に公開オナニーをやらせるための指定席だった。
「座り心地はどうだ?」
 男が冷たく言う。
「はい……すごく……いいです……」
 美桜は鼻声で応える。人工物とはいえ、女性器に寄り添ったその感触や形状には実物以上の能力を期待してしまう。いや、妊娠のおそれがない分、こちらのほうが行為に没頭できる。
「ああ……ああ……大きい……んん……あ……
いく……いく……うん……」
 おびただしい量の愛液が、グチュン、グチュン、と音を立てて甘酸っぱい匂いを放つ。
「ひ……い……いく……ああ……もうだめ……」
 迫り来るアクメが景色を歪ませ、力尽きたように美桜はディルドを飲み込んだままその場に腰を下ろしてしまう。
「ううっ……」
 押し上げられた子宮が口から飛び出しそうになる。いや、ただの錯覚か。美桜は頭の中が真っ白になった。拡張された膣がむちむちとディルドを締め付け、新たな痙攣を誘う。
「はうぐっ……」
 美桜の下からまた粘液が溢れた。
「アダルトビデオを観ていて思い付いたんだ」
 男は確かにそう言っていた。映像の中身については想像の範囲を越えることはないが、何だか物足りない美桜は、その可愛い顔に似合わずきわどいことを口にする。
「媚薬、ありますか?」
 もちろんあるよ、と男は即答し、床に散乱した使用済みの玩具や器具を放置したまま怪しい容器を手に取り、軽く振った。透明な容器の中に黄色い液体が入っている。
「こいつが欲しいか?」
「欲しいです……」
「だったらおねだりしてみせろ、飛び切りエロい顔でな」
 そんな注文をされても、アダルトサイトも閲覧したことのない美桜にはどうすればいいかわからない。もちろん風俗店で働いた経験もないし、アルバイト先ではいつも健全な笑顔を心がけているので、大人の女性のように色目を使うのは苦手だ。
 でも、と思う。
 美桜はおもむろに腰を浮かせ、体の中から極太のディルドを引き抜くと、愛液の温度を確かめるようにして右手の中指を膣にくぐらせる。そこへ人差し指も加え、左手の指も二本挿入し、くぱ、と貝割れした花びらを四本の指で左右に開いてありのままを男に見せびらかす。
 美桜は思い付くかぎり卑猥な台詞を上目遣いで言ってみたが、恥じらいが抜けきらないのが気に食わないのか、男は納得しない。
 それでもあきらめずに媚を売り、遠慮がちに、しかし大胆に、男を誘惑するポーズで湿った唇を半開きにする。
「私のおまんこ、ぐちょぐちょにしてください……」
 美桜は顔を赤らめる。まさか自分の口から「おまんこ」なんて、どうかしている。でも、もっと言いたい。
「じゃあ、媚薬漬けにしてやる」
 全裸の男は、同じく全裸の美桜のそばにしゃがみ込み、若く溌剌とした胸と陰部をじろじろ眺めながら媚薬の容器を開ける。黄色に着色されたその液体にはローションのようなとろみがあり、それだけで美桜の心を虜にした。
 男は媚薬を自分の手のひらに垂らし、それを指先でもてあそぶ。じっくり、たっぷり、指に絡ませ、そのまま美桜の乳首に塗り込み、クリトリスに塗り込み、仕上げに膣の粘膜にも適量を塗りたくる。
「ああ……うう……んん……」
 美桜は身悶えした。媚薬を塗った部分がしだいに熱を帯びていくのがわかる。人肌が恋しい、誰かと繋がりたい、と砂漠に水を見付けるように床の上を這った。


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